2004年01月20日
ラピチェック
急性心筋梗塞の診断薬。心筋細胞が傷害を受けると速やかに血液中に出てくる「心臓由来脂肪酸結合蛋白(H-FABP:Heart type-fatty acid-binding protein)」を検出。150μLの血液で15分で判定できるというのだから、すばらしい。
2002年3月12日に発売されているのだが、当院では使用されていなく、このほど循環器の先生から問い合わせがあった。
偽陽性が多いと言う話も聞くが、どうなんだろう。【ニュース】
●多発性骨髄腫で労災認定:
多発性骨髄腫になったのは、原発での放射線被爆が原因だったとして、労災認定を請求していた男性が、このほど認定された。これまで、原発での被爆を理由とする労災申請では、5件の白血病が認定されているが、多発性骨髄腫での認定は初めて。(原爆症では、過去10年間で17人が認定されている。)もっとも、多発性骨髄腫も白血病と同じく血液の癌。但し、白血病は、完全寛解の可能性もあるが、多発性骨髄腫の場合、現在の治療法では完治する見込みはない。診断がついてから、およぞ数年で亡くなると言われている。この男性が多発性骨髄腫と診断されたのは、98年だというから長生きの方なのだろうか。昨年、女優の小林千登勢さんもこの病気で亡くなられたのは記憶に新しい。この男性が、労災の申請をしたのは、昨年の5月。認定されるまで、ずいぶんとかかったものだ。
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