2009年02月14日
輸血検査の注意点
輸血検査
不規則抗体スクリーニング、
交差適合試験(生理食塩水法、ブロメリン法、アルブミンクームス法)、
直接クームス、間接クームス
・ 不規則抗体スクリーニング検査、交差適合試験、直接・間接クームス試験は、分離剤の入らない採血管(茶色キャップ)に5〜7ml採血してください。
・ 交差適合試験(クロスマッチ)は指示が出しだい、患者さんの採血を検査室に提出して下さい。(輸血用血液が来る前に準備等があり、また迅速に輸血が行えるためです。)
・ 不規則抗体スクリーニングが陽性に出た場合は、ドクターの指示のもと、血液センターへ依頼します。採血管は分離剤の入らない採血管(茶色キャップ)とEDTA塩入り採血管(紫シールキャップ)にそれぞれ7ml採血します。
不規則抗体について
@不規則抗体とは・・・
不規則抗体とは抗Aおよび抗B抗体以外の抗体を指します。
@不規則抗体スクリーニングとは・・・
患者血清中に存在する輸血副作用を起こす不規則抗体や、不適合輸血による新生児溶血性疾患を起こす不規則抗体を事前に検出する目的で行う検査です。また、この検査により検出された不規則抗体の型特異性を同定します。
@不規則抗体スクリーニングのメリット
事前に実施し不規則抗体が存在する場合は、その不規則抗体の型特異性を同定し、適合血を確保することが可能となります。また、不規則抗体スクリーニング陰性の患者さんが緊急に輸血を必要としたときには、交差適合試験(クロスマッチ)を簡易法で実施し、医師の指示のもと輸血を行いながらクロスマッチを進めることも可能です。
@不規則抗体スクリーニングの実施時期は・・・
輸血をする予定のある患者さんはできるだけ早い時期に実施する必要があります。
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