奥の左側のドアは妻の寝室に。手前撮影ポイントが回り廊下からのドア。
我家のトイレは長い間、流れが悪く流すのにタンクの水量にバケツで3リッター位補助して流していたのが実情であったが、これは意外に大変な仕事量であった。
そんな非生産的な労働が伴うトイレの改修が長年の夢でありつつそれを楽しんでいる処もあった。
金銭的に負担がどうのこうのと言う問題ではなく、何となく頼むのも面倒くさいながらもメンタル的にマゾヒティックな処から、おかしな話だがそれを自虐的に楽しむ所もあり頼まなかったと言う所が深遠・心猿か。
そんな我々親をどうした物かと危ぶんだ次女が半ば強制的にトイレの修繕を勧めてくれた。
何かあると率先して娘達が何かと世話を焼いてくれる。
今回は次女が「うちの旦那が仕事でよく頼む業者がいるけど其処に見てもらってよ」的な事からお願いする事になり、遠路修繕に来てくれた。
我家のトイレの出入り口は2カ所あり、どちらのドアも締まりが悪かったのである。
トイレの改修は当たり前であるが、最終チェックの時ドアがスッと閉まるので正直驚いた。
トイレの説明の後、「二カ所のドアを修復しましたよ。外の黒いパイプは温水器ですか。素人が良くあそこ迄作りましたね。私等にはあそこ迄作れませんね」などと、おだてられてしまった。
自作の雨水利用の太陽熱温水器に着目してくれたのにも驚いたが、それ以上に依頼もしていない作業を心安く黙ってやってくれるなんて「この人たちの職人魂は凄いな」とほれ込んでしまった。
プロフェッショナルな職人さんは依頼主の要望に応えるのは当たり前だが、要望を超えてくる職人さんの心意気は一種感動するものがある。
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