先日も高速道路の左側に停車中の車に後続のトレーラーが追突し、両車が発火炎上したため高速道路が遮断され交通被害がかなりな時間と範囲に及んだそうだ。
高速道路に於いて、停車中の車に突っ込んで来る車が思いの外多い事に驚く。
運転手は前方を見て運転しているはずなのに、何故追突するのか。
また故障したりして余儀なく高速上に停車する場合、その車の中にいる事は危険であるから必ず車外に出る事、更に高速道路の敷地から外に出て待機する事がベストとされている。
停車した車の中に居たり、車外に出ていても追突の巻き添えをくって多くの死傷者が出ている。
5キロ程離れた所に若い社員がいて、彼は整備士の資格を持っている事から当然車の事は詳しい。
私の愛車の車検も彼の紹介で済ませたし、私の車のテレビも走行中でも見えるようにしてもらった。
実際、私は走行中テレビはおろかラジオすら付けないのだが、何かあった時いつでもテレビが見られる方が良いに決まっているから、彼に見えるようにしてもらったのである。
道路公団、警察車両などのほか知識ある人は、万一路側帯の停車車両に追突された場合被害が増さない停車方法があると今日同乗した彼の説明によれば、路側帯に停める場合、ハンドルを左にきって停める事。
これで後ろから追突されても前に動いて道路に出ることなく、端に進むだけだとの事。
二次被害を最小に食い止めるための非常停車の仕方。
右端に停車している車の前輪は直角に近く左に曲がっている。
高速を走っている時の説明であったから、臨場感はバッチリ。
ポケットからかカメラを取り出し車のフロントに置き暫く走っていたら工事用の車両が都合よく端に停まっているのが前方に見えたのでカメラを構えた。
しかし、後続車が続くので彼も必要以上に速度を落とすことが出来ずそのまま走らざるを得なかったらしい。
写した写真はタイヤが入っていなかったが、確かに前輪は極端に左に向いていた。
あれでは後ろから強力に押しても前には出ず、左側に動くだけで二次被害を出す事はなさそうであった。
そんな隠された常識があるとは知らなかった。
在ってはならないが、今後高速道路で停車せざるを得なかった場合、ハンドルを左にきって停車させることを心中密かに思うのであった。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image