2018年09月20日
世界を変えた書物展に行ってきた
世界を変えた書物展に行ってきた
調べたところ、思いのほか近くで開催されていたので、居ても立っても居られずにささっと行ってきました。
世界を変えた書物展 特設サイト
http://www.kanazawa-it.ac.jp/shomotu/
世界を変えた書物展とは、金沢工業大学が所有する蔵書を期間限定で公開するという企画。
活版印刷術発明後に出版された科学技術を対象にされており、ダーウィン、ニュートン、アインシュタインの初版が展示されていました。
オブジェからして素敵です。
写真撮影が許可されていました(先日のルーブル展ではNG)。
学術を目的にしている大学所有の強みです。
出入口にトートバッグなどの物販があったので、ここで展示費用の幾らかを回収しているのでしょうね。
感動に対価を支払える、こういう仕組みは好きです。
このゲートをくぐる先には展示パネルやオブジェがずらり。
映画版のハリーポッターを思い出します。
ギャラリー
古いものでは約600年前の本もあり、まさにアンティーク。
1503年初版。アルキメデス「四辺形、円の求積法」。
1482年初版。ユークリッド「原論(幾何学原本)」。
1488年初版。ボエティウス「算術」。
1632年初版。ガリレオ・ガリレイ「世界二体系についての対話」。
1543年初版。ニコラウス・コペルニクス「天球の回転について」。
1564年初版。ガリレオ・ガリレイ「星界の報告」。
1586年初版。シモン・ステヴィン「つり合いの原理」。
1684年初版。ゴットフリート・ライプニッツ「極大と極小に関する新しい方法」。
1604年初版。ヨハネス・ケプラー「天文学の光学的部分を扱うウィテロへの追加」。
1829-1830年初版。ニコライ・イヴァノーヴィッチ・ロバチェフスキー「何学の起源について カザン帝国大学紀要25号」。
1488年初版。アルブマセル「占星術」。
1513年初版。ガイウス・プリニウス=セクンドウス「博物誌三十七書」。
1619年初版。ヨハネス・ケプラー「世界の調和」。
1670年初版。ラナ・テルツィ「偉大な技術に基づく新発明」。
1673年初版。ヨハネス・ヘヴェリウス「天文機械上巻」。
1568年初版。ジョルジョ・ヴェザーリ「最も優れた画家、彫刻家、建築家の生涯」。
1663年初版。ブレーズ・パスカル「液体の平衡及び空気の質量の測定についての論述」。
1737-1742年初版。セバスチャン・ル・ブレストル・ド・ヴォーバン「要塞都市の攻撃と防御 第T、U巻」。
1812年初版。ハンフリー・デーヴィー「科学哲学要論 第一巻」。
1661年初版。ロバート・ボイル「懐疑的化学者」。
1901年初版。ウィルバー・ライト「航空実験」。
1810年初版。ヨーハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ「色彩論」。
1665年初版。ロバート・フック「微細物誌」。
1748年初版。レオンハルト・オイラー「無限解析入門」。
1637年初版。ルネ・デカルト「方法序説」。
1565年初版。ヨルダヌス・ネモラリウス「タルターリアの研究によって正された重さについての書」。
1537年初版。タルターリア「新化学」。
◆◇◆◇
書物を通じて、アートな雰囲気を味わってきました。
ページをめくり知識が増えるプロセスは、時間の流れにも似ています。
だからなのか、創作においては本は知の象徴として扱われます。
記憶と結び付けられることもままありますね。
滞在時間は短いものでしたが、私にとって意味のある時間でした。
以上、デザインやイメージ作りの参考になりましたら幸いです。
各書物について詳しく知りたい方は、こちらもどうぞ。
工学の曙文庫 金沢工業大学様
http://www.kanazawa-it.ac.jp/dawn/main.html
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