少年サッカーを見守るブログ

　殆どの子が『スパイク』を履いているのではないのでしょうかね？

　私が子供の頃は、スパイクを履いている子の方が圧倒的に少なかったのですが・・・今は、逆にスパイクを履いていない子を見付けるのが難しい位です。

　で、小学生にスパイクは必要なのか・・・と言う話題が時々挙がります。

　結論から言うと、必要無い・・・と言えそうです。

　スパイクを履く事で、『転倒』を防ぐ事が確かに出来る場合もあります。

　ですが・・・それは、『バランス』が悪い事が原因な場合が多いと言えます。

　特に、ボールを蹴る時に転倒してしまう子は、そうだと言えます。

　このバランスを意識させる為にも、スパイクを早い時期から履かせる事は避けた方が良いのだと思います。

　『重心の持ち方』や『体重移動』等、今の子達が苦手とする事を低学年ではちゃんと意識させて身に付けさせる運動をした方が良い様に思います。

　そこを、スパイクの力で補おうとすれば、どうしても足に負担が掛かってくるのです。

　そう言った事の積み重ねが、『故障の原因』ともなって来る様に思います。

　小さな子供の足では、スパイクの『スタッド』による『加圧』も大人のそれと比べたら非常に大きな物となります。

　息子の友達なんかも、スパイクを履き始めた頃は、よく「足の裏が痛い」と言って『トレシュー』に履き替えていたのを思い出します。

　少なくとも低学年では、避けるべきです。

　代わりに今は『トレーニングシューズ』と言う物がありますので、まだそっちを履かせる方が良いと思います。

　クラブチームで無い限り、練習も試合も殆ど『ハードコート』で行う事となるのでしょうから、多少の『滑り止め』はあっても良いのだとは思います。

　ただ、スパイクだとそれもかなり効いてしまうので、本来なら滑る事で防げる筈の怪我を誘発してしまう事だってあります。

　特に、スタッドが丸くない場合、地面をよりしっかりと噛んでしまうので、足がロックされてしまいますから・・・関節に掛かる力は相当な物なのだと思います。

　小学３年生位までは、ＭＡＸ・・・トレシューで、出来れば『運動靴』でが私のお勧めではあります。

　転んで怪我をする事を『可哀想』だと思って、早い時期にスパイクを履かせてしまうと、上手く身体を使う術を身に付けないまま成長していってしまいそうです。

　低価格化のお陰で、比較的安価で今は購入出来る事も『落とし穴』とは言えますが・・・。

　高学年・・・早くても４年生くらいから・・・出来れば５年生位から・・・履かせる位でも良いのだと思います。

　練習トレシュー、試合スパイク、そうしている子もいますね。

　『賢い選択』なのかも知れません。

　いずれにしても、お子さんの成長に合わせて・・・考えてあげられると良いのかなとは思います。

　最初は、スタッドの丸い物がお勧めです。

　・・・そうは言っても、周囲が履き始めると・・・欲しがるのですよね〜。(^^;

　デザインも豊富ですから、子供達の目を惹くのも分るのですが・・・。

　チームとしての取り決めとして、〇年生まではスパイク禁止なんて所もあるのだとか・・・それなら、逆に助かりますよね。

　ちょっと、スパイクに関しては、チームとして足並みを揃える方向で考えられると良いのかなとは思います。