2020年08月08日
【コラム】どうする1番打者問題、三振王スパンジーに任せるのは愚策か
久しぶりのコラムです。
今回はライオンズの1番打者問題について私なりの考えを書いていきます。
ライオンズの1番と言えば、昨年までは秋山が多くの試合で賄っていましたが、
ご存じのようにメジャー移籍してしまったため、今年は開幕当初から不安要素のひとつでした。
1番・金子ということで開幕をスタートしましたが、
さすがに荷が重く、成績を残せず脱落してしまいましたね。
金子の1番起用に関してはこれまでの記事でも否定的なことを多く書いてきました。
現在は故障離脱で2軍調整中ですが、1軍昇格となっても1番として期待できるかというと、
難しいとみております。
金子はこれまでも1軍で多く使われてきましたが、
1番打者として任せられるほどの成績を残せていませんし、
ここからブレイクすることも考えにくいところです。
そして、若手の鈴木が1番に抜擢されて最初はうまく機能しましたが、
さすがに徐々に苦しくなってきましたね。
現在は下位打線で落ち着いています。
鈴木はまだまだ経験浅いですし、現在の状態では1番打者は任せることは荷が重いでしょう。
こうなってくると、足もある新外国人のスパンジェンバーグということで現在は彼が1番打者として再び起用されているわけです。
しかし、このスパンジェンバーグは1番打者として適任なのかどうかはかなり疑問があるところです。
8月7日現在のスパンジェンバーグの出塁率は3割を満たしておらず、
.276という数字です。打率ではなく出塁率です。
これまで4四球しか取っていないのです。
つまり選球眼が悪く、球数も投げさせられないというのが数字でわかります。
また、三振数が異常に多く、現在60三振はリーグトップの数字です。
この数字がいかに多いかですが、
往年のブライアントに匹敵するくらいの数字なのです。
今年は120試合しかありませんが、それでも換算してみると189三振ペースです。
昨年、最多三振だったヤクルトの村上が143試合で180を超える三振を記録しています。
120試合でそれを上回るペースなのです。
また、143試合に換算してみると、200三振を超えるペースで、
これはあの近鉄にいたブライアントの日本記録に迫るペースなのです。
ブライアントほどのホームランの期待値が高い選手であれば三振してもしょうがないところですが、
スパンジェンバーグはそこまでのホームランバッターではありません。
ホームランはここまで6本で山川の半分以下です。
それでいて山川は36三振なのですから、三振の多さはリスクを大きく伴うことがわかります。
1番打者がここまで多く三振を喫するのであれば、勝敗を大きく左右してしまいます。
1番打席が回ってくるわけですし、三振は打線を寸断してしまうわけですからね。
こういった選手は下位打線で使うべきなのです。
足があるという面もこの三振の多さではまったく意味がありません。
足を活かすには出塁することが1番重要だからです。
あるいはゴロを転がして、内野安打をもぎ取るなどですね。
スパンジェンバーグは単打より2塁打が目立ちますし、
自然と足を活かす場面はなくなるわけです。
1番打者に足は必要なのかというとそうではありません。
昨年までの秋山は盗塁が滅法下手でしたし、
足があるということで相手投手に警戒はさせていたが、そう多くは動きませんでしたよね。
また、今年のライオンズは盗塁が少なく、元々警戒されている選手が走るのは難しいものでもあります。
辻監督はほかにいないような発言をしていますが、私はそうは思いません。
1番打者に求めるものは出塁率です。
ライオンズで四球を多く取っているのは山川、栗山、外崎あたりです。
私はこの3人に1番の可能性を感じます。
外崎は出塁率が現在.343で打率はさほど上がってはいないが、
四球をよく選んでいるのがわかります。
パンチ力もあり、長打も期待でき、足もあります。
すべての要素を満たしているといってよいでしょう。
現状では少しずつでも状態が上がってきている外崎がベストな選択にも思えます。
続いては栗山です。
栗山の出塁率の高さは承知のことでしょう。
今季は調子がよく、ここまで.409という驚異的な出塁率をマークしています。
これをチームとして生かさないのはもったいないです。
下位打線で出塁しても得点力は非常に低いですが、
上位打線に繋がるところでこの出塁率であれば得点に繋がる確率は格段と上がります。
また、栗山に関しては2000安打を目指しているという部分も含めると、
より多く打席が与えられる1番というのは調子のよい今だからこそアリなのではないでしょうか。
すべてにおいてプラス要素が働きます。
最後に奇策となるのですが、1番山川というのもアリではないかと思います。
なにげに出塁率は.404と高く栗山の次の数字でもあります。
あの二刀流の大谷やソフトバンクの柳田が1番に座ったこともありますよね。
山川には足はありませんが、山川がチャンスメイクして得点に繋がるケースは非常に多い印象があります。
大学生時代は1番で起用されていた経緯もありますし、笑いごとではないですし、
相手投手にとっては脅威なのではないでしょうか。
意外に1番ってチャンスで回ってくることが2打席目以降では多いですからね。
いずれにしてもスパンジェンバーグの1番起用よりは得策だと思います。
また、私の打順の考え方としてより良いバッターを上位打線に置くことが野球というスポーツで得点を多く取る方法と考えています。
上位打線は必ず1打席でも多く打席が回ります。
打つ確率の高い選手に多く打席を回すことこそが得点を高める方法でしょう。
年間で考えれば打順が違うだけで100打席以上の差が生まれます。
その100打席でどれだけ打てる選手を使えるかがポイントなのです。
だから、2番打者にはバントできる選手を置くよりも強打者を置くというスタイルの方が
理に適っているということでもあります。
本来の状態であれば、2番森という打順は非常に好きなのですが、
現在の状態だと厳しいので仕方ないところです。
頑固な辻監督だけにそうは思い切ったことをしてこないように感じますが、
ここまで連日打線がつながらないのであれば、考えなければいけません。
特に今年は試合数も少なく、我慢してるとシーズン終了となってしまいますからね。
4試合に1試合繋がる打線だったり、4試合に1試合爆発する選手の1番起用ではBクラスに落ち着いてしまいます。
優勝を狙うためには2勝1敗ペースで勝てるくらいの打線でなければいけません。
今年は例年以上に采配がモノを言うのかもしれませんね。
プロ野球ネット中継はどのくらいギガ消費するか調べてみた
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今回はライオンズの1番打者問題について私なりの考えを書いていきます。
ライオンズの1番と言えば、昨年までは秋山が多くの試合で賄っていましたが、
ご存じのようにメジャー移籍してしまったため、今年は開幕当初から不安要素のひとつでした。
1番・金子ということで開幕をスタートしましたが、
さすがに荷が重く、成績を残せず脱落してしまいましたね。
金子の1番起用に関してはこれまでの記事でも否定的なことを多く書いてきました。
現在は故障離脱で2軍調整中ですが、1軍昇格となっても1番として期待できるかというと、
難しいとみております。
金子はこれまでも1軍で多く使われてきましたが、
1番打者として任せられるほどの成績を残せていませんし、
ここからブレイクすることも考えにくいところです。
そして、若手の鈴木が1番に抜擢されて最初はうまく機能しましたが、
さすがに徐々に苦しくなってきましたね。
現在は下位打線で落ち着いています。
鈴木はまだまだ経験浅いですし、現在の状態では1番打者は任せることは荷が重いでしょう。
こうなってくると、足もある新外国人のスパンジェンバーグということで現在は彼が1番打者として再び起用されているわけです。
しかし、このスパンジェンバーグは1番打者として適任なのかどうかはかなり疑問があるところです。
8月7日現在のスパンジェンバーグの出塁率は3割を満たしておらず、
.276という数字です。打率ではなく出塁率です。
これまで4四球しか取っていないのです。
つまり選球眼が悪く、球数も投げさせられないというのが数字でわかります。
また、三振数が異常に多く、現在60三振はリーグトップの数字です。
この数字がいかに多いかですが、
往年のブライアントに匹敵するくらいの数字なのです。
今年は120試合しかありませんが、それでも換算してみると189三振ペースです。
昨年、最多三振だったヤクルトの村上が143試合で180を超える三振を記録しています。
120試合でそれを上回るペースなのです。
また、143試合に換算してみると、200三振を超えるペースで、
これはあの近鉄にいたブライアントの日本記録に迫るペースなのです。
ブライアントほどのホームランの期待値が高い選手であれば三振してもしょうがないところですが、
スパンジェンバーグはそこまでのホームランバッターではありません。
ホームランはここまで6本で山川の半分以下です。
それでいて山川は36三振なのですから、三振の多さはリスクを大きく伴うことがわかります。
1番打者がここまで多く三振を喫するのであれば、勝敗を大きく左右してしまいます。
1番打席が回ってくるわけですし、三振は打線を寸断してしまうわけですからね。
こういった選手は下位打線で使うべきなのです。
足があるという面もこの三振の多さではまったく意味がありません。
足を活かすには出塁することが1番重要だからです。
あるいはゴロを転がして、内野安打をもぎ取るなどですね。
スパンジェンバーグは単打より2塁打が目立ちますし、
自然と足を活かす場面はなくなるわけです。
1番打者に足は必要なのかというとそうではありません。
昨年までの秋山は盗塁が滅法下手でしたし、
足があるということで相手投手に警戒はさせていたが、そう多くは動きませんでしたよね。
また、今年のライオンズは盗塁が少なく、元々警戒されている選手が走るのは難しいものでもあります。
辻監督はほかにいないような発言をしていますが、私はそうは思いません。
1番打者に求めるものは出塁率です。
ライオンズで四球を多く取っているのは山川、栗山、外崎あたりです。
私はこの3人に1番の可能性を感じます。
外崎は出塁率が現在.343で打率はさほど上がってはいないが、
四球をよく選んでいるのがわかります。
パンチ力もあり、長打も期待でき、足もあります。
すべての要素を満たしているといってよいでしょう。
現状では少しずつでも状態が上がってきている外崎がベストな選択にも思えます。
続いては栗山です。
栗山の出塁率の高さは承知のことでしょう。
今季は調子がよく、ここまで.409という驚異的な出塁率をマークしています。
これをチームとして生かさないのはもったいないです。
下位打線で出塁しても得点力は非常に低いですが、
上位打線に繋がるところでこの出塁率であれば得点に繋がる確率は格段と上がります。
また、栗山に関しては2000安打を目指しているという部分も含めると、
より多く打席が与えられる1番というのは調子のよい今だからこそアリなのではないでしょうか。
すべてにおいてプラス要素が働きます。
最後に奇策となるのですが、1番山川というのもアリではないかと思います。
なにげに出塁率は.404と高く栗山の次の数字でもあります。
あの二刀流の大谷やソフトバンクの柳田が1番に座ったこともありますよね。
山川には足はありませんが、山川がチャンスメイクして得点に繋がるケースは非常に多い印象があります。
大学生時代は1番で起用されていた経緯もありますし、笑いごとではないですし、
相手投手にとっては脅威なのではないでしょうか。
意外に1番ってチャンスで回ってくることが2打席目以降では多いですからね。
いずれにしてもスパンジェンバーグの1番起用よりは得策だと思います。
また、私の打順の考え方としてより良いバッターを上位打線に置くことが野球というスポーツで得点を多く取る方法と考えています。
上位打線は必ず1打席でも多く打席が回ります。
打つ確率の高い選手に多く打席を回すことこそが得点を高める方法でしょう。
年間で考えれば打順が違うだけで100打席以上の差が生まれます。
その100打席でどれだけ打てる選手を使えるかがポイントなのです。
だから、2番打者にはバントできる選手を置くよりも強打者を置くというスタイルの方が
理に適っているということでもあります。
本来の状態であれば、2番森という打順は非常に好きなのですが、
現在の状態だと厳しいので仕方ないところです。
頑固な辻監督だけにそうは思い切ったことをしてこないように感じますが、
ここまで連日打線がつながらないのであれば、考えなければいけません。
特に今年は試合数も少なく、我慢してるとシーズン終了となってしまいますからね。
4試合に1試合繋がる打線だったり、4試合に1試合爆発する選手の1番起用ではBクラスに落ち着いてしまいます。
優勝を狙うためには2勝1敗ペースで勝てるくらいの打線でなければいけません。
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