2020年01月04日
【コラム】辻監督の金子の1番起用を示唆は愚策となるか?!
さて、こちらの記事でも書かれていた金子の1番起用について考えてみたいと思います。
辻監督が2020年の構想として金子を1番に起用すると明言しました。
山川の4番は白紙で勝ち取れとしたのに対するとちょっと甘く感じましたね。
というのも昨年の序盤のライオンズの足踏みの要因のひとつが1番打者が機能しなかったことでしょう。
5月半ばに秋山を1番に起用してからチーム状態がよくなりました。
もちろん、金子の1番と秋山の3番というダブルの問題がありました。
その点では最初から森を3番に据えられるだけ昨年よりはましになるとは思われます。
ただ、それでも金子の1番というのはメリットは非常に少ないと感じます。
昨年の盗塁王で足が使えるというのは最大の武器ではあります。
しかし、長打力のなさと出塁率の低さをどうカバーできるかが問題でしょう。
昨年の金子の成績などについては下記の記事で書いています。
【今季成績振り返る】金子 侑司編
1番打者というのは1番打席が多く回ります。
基本的には私は打順というものは良い打者を順番に並べるのが効率が良いと考えます。
最近の2番強打者論はこの理論に当てはまるものでもあります。
より良い打者に多く打席が回ることにより総合的に得点を多く奪えるということに繋がります。
その点で出塁して、足もあり、長打もある秋山は打ってつけだったわけです。
しかし、足がある理由だけの金子でどこまでできるか。
昨年の終盤の数字を出せるのであれば悪くはありません。
しかし、そこには現在の金子では不安が先行します。
そもそも終盤の数字は下位打線でのもので、トータルの数字も下位打線で伸ばすことができました。
上位打線と下位打線にいる時では数字は変わってきます。
それは投手心理に起因するものでもあります。
後ろに怖い打者が控えれば控えるほど今の打者を出したくないものです。
また、先発投手は下位打線では1〜2割は抑えて投げます。
さらに終盤の投手起用というのは上位打線に相手は良い投手をぶつけるよう継投します。
つまりは下位打線は打者には有利に働くケースが多くなります。
それは下位打線の数字を上位打線では出せないという結論になります。
基本的には下位打線で数字を出しても上位打線に入ると落ちてしまうということです。
このあたりを考えると現状の金子の数字ではちょっと弱いなと感じてしまいます。
もちろん、昨年のリベンジで燃えて、今季はさらなる飛躍という可能性もありますし、
そのあたりに期待はしたいのですが。
仮に出塁したとしても足を活かせるかというのもかなりハードルは高いでしょう。
絶対に走ってくるというマークの中で成功しなければいけませんからね。
金子、源田という並びの期待値はだいぶ低くなってしまうかなというところ。
また、3番の森は初球から打つタイプで、内角はわりかし得意なので、
相手投手は外角中心のリードをしてくる傾向があります。
そのあたりも盗塁には適していない環境だったりしますね。
昨年の金子の得点は60得点です。
これは秋山の112得点の約半分近い数字です。
得点力が大きく落ちることは確実でもあります。
そのあたりを考えると、私は1番には外崎が良いのではと思っています。
走ることもできるのに加えて、長打力も持っています。
昨年は96得点を生み出しています。
打点より得点が上回っているので、チャンスメイクにも打ってつけです。
反対意見でチャンスに強いのにもったいないというような意見もあるかもしれませんが、
1番打者はチャンスでもけっこう回ってくるものです。
昨年、秋山がチャンスでだいぶ凡退していましたね。
しかし、チャンスで1番の秋山に回った時の期待感は大きかったのではないでしょうか?
その場面で1番の金子に回った時と1番の外崎に回った時の期待値を考えるとどうでしょうか。
下位打線がしっかりと1番に繋いだ時に外崎の方が得点の期待値は明らかに高いでしょう。
最初に書いたようにより良い打者に打席を多く与えるという観点からも3割30本に僅かな可能性すらある外崎に多く打席を与えることに多くメリットを感じます。
下位打線での打点はメヒアや栗山で補うことが可能です。
しかし、上位打線の得点力は金子では補えないというのが私の持論になります。
また、この金子の1番起用というのは若手の出現にどう出るかも疑問です。
というのは昨年の開幕前では秋山のレギュラー以外は白紙だったはずです。
結果として金子と木村がほぼレギュラーを確立はしましたが、
秋山が抜けた今年はレギュラーは本来は完全白紙と言って良いでしょう。
金子の1番センタープランは正直なところ【繰り上がり】起用でしかありません。
他にいませんからね。
新外国人のスパンジェンバーグ、ベテランの木村と栗山あたりがとりあえずはスタメン候補でしょう。
ただ、個人的には愛斗、鈴木、高木渉、川越あたりの誰かが抜けて出てこないと将来的な部分含めて厳しいなと感じています。
球団としては人気のイケメン選手の金子が1番センターで活躍して欲しいという願いはあるでしょう。
年末年始のテレビ出演状況を見てもそれは伺えるところです。
果たして金子は監督の期待に応え、1番センターとして定着するのか。
2年連続リーグ優勝をした辻監督の手腕を信じたいところですが・・・。
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山川の4番は白紙で勝ち取れとしたのに対するとちょっと甘く感じましたね。
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5月半ばに秋山を1番に起用してからチーム状態がよくなりました。
もちろん、金子の1番と秋山の3番というダブルの問題がありました。
その点では最初から森を3番に据えられるだけ昨年よりはましになるとは思われます。
ただ、それでも金子の1番というのはメリットは非常に少ないと感じます。
昨年の盗塁王で足が使えるというのは最大の武器ではあります。
しかし、長打力のなさと出塁率の低さをどうカバーできるかが問題でしょう。
昨年の金子の成績などについては下記の記事で書いています。
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1番打者というのは1番打席が多く回ります。
基本的には私は打順というものは良い打者を順番に並べるのが効率が良いと考えます。
最近の2番強打者論はこの理論に当てはまるものでもあります。
より良い打者に多く打席が回ることにより総合的に得点を多く奪えるということに繋がります。
その点で出塁して、足もあり、長打もある秋山は打ってつけだったわけです。
しかし、足がある理由だけの金子でどこまでできるか。
昨年の終盤の数字を出せるのであれば悪くはありません。
しかし、そこには現在の金子では不安が先行します。
そもそも終盤の数字は下位打線でのもので、トータルの数字も下位打線で伸ばすことができました。
上位打線と下位打線にいる時では数字は変わってきます。
それは投手心理に起因するものでもあります。
後ろに怖い打者が控えれば控えるほど今の打者を出したくないものです。
また、先発投手は下位打線では1〜2割は抑えて投げます。
さらに終盤の投手起用というのは上位打線に相手は良い投手をぶつけるよう継投します。
つまりは下位打線は打者には有利に働くケースが多くなります。
それは下位打線の数字を上位打線では出せないという結論になります。
基本的には下位打線で数字を出しても上位打線に入ると落ちてしまうということです。
このあたりを考えると現状の金子の数字ではちょっと弱いなと感じてしまいます。
もちろん、昨年のリベンジで燃えて、今季はさらなる飛躍という可能性もありますし、
そのあたりに期待はしたいのですが。
仮に出塁したとしても足を活かせるかというのもかなりハードルは高いでしょう。
絶対に走ってくるというマークの中で成功しなければいけませんからね。
金子、源田という並びの期待値はだいぶ低くなってしまうかなというところ。
また、3番の森は初球から打つタイプで、内角はわりかし得意なので、
相手投手は外角中心のリードをしてくる傾向があります。
そのあたりも盗塁には適していない環境だったりしますね。
昨年の金子の得点は60得点です。
これは秋山の112得点の約半分近い数字です。
得点力が大きく落ちることは確実でもあります。
そのあたりを考えると、私は1番には外崎が良いのではと思っています。
走ることもできるのに加えて、長打力も持っています。
昨年は96得点を生み出しています。
打点より得点が上回っているので、チャンスメイクにも打ってつけです。
反対意見でチャンスに強いのにもったいないというような意見もあるかもしれませんが、
1番打者はチャンスでもけっこう回ってくるものです。
昨年、秋山がチャンスでだいぶ凡退していましたね。
しかし、チャンスで1番の秋山に回った時の期待感は大きかったのではないでしょうか?
その場面で1番の金子に回った時と1番の外崎に回った時の期待値を考えるとどうでしょうか。
下位打線がしっかりと1番に繋いだ時に外崎の方が得点の期待値は明らかに高いでしょう。
最初に書いたようにより良い打者に打席を多く与えるという観点からも3割30本に僅かな可能性すらある外崎に多く打席を与えることに多くメリットを感じます。
下位打線での打点はメヒアや栗山で補うことが可能です。
しかし、上位打線の得点力は金子では補えないというのが私の持論になります。
また、この金子の1番起用というのは若手の出現にどう出るかも疑問です。
というのは昨年の開幕前では秋山のレギュラー以外は白紙だったはずです。
結果として金子と木村がほぼレギュラーを確立はしましたが、
秋山が抜けた今年はレギュラーは本来は完全白紙と言って良いでしょう。
金子の1番センタープランは正直なところ【繰り上がり】起用でしかありません。
他にいませんからね。
新外国人のスパンジェンバーグ、ベテランの木村と栗山あたりがとりあえずはスタメン候補でしょう。
ただ、個人的には愛斗、鈴木、高木渉、川越あたりの誰かが抜けて出てこないと将来的な部分含めて厳しいなと感じています。
球団としては人気のイケメン選手の金子が1番センターで活躍して欲しいという願いはあるでしょう。
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