さて、今季のライオンズの話題のひとつが平良の先発転向だったのではないでしょうか。
結果的には防御率2.70、11勝7敗という成績でした。
QSはチーム最多の18回としっかり先発の仕事を果たしましたね。
先発転向は大成功だったという声をそれなりに聞きますが、
果たして本当にそうなのでしょうか?!
私はそうは思いません。
何を持って成功と感じるかは個人それぞれだと思いますし、
その境界線は決まっているものではありません。
あくまでこれは個人的見解なのであしからず。
まずは成績ですが、
だいぶ物足りない数字だったでしょう。
防御率はリーグ4位でチームメイトの高橋より下です。
勝ち星は11勝止まりで山本の16勝からだいぶ離されています。
勝ち星に関しては打線が貧弱だったというチーム事情がありますが、
防御率に関してはそこは言い訳できないところでしょう。
セットアッパーや抑えとしてはリーグ随一の存在でトップラクスでしたが、
先発としてはそれなりのエースレベルの結果と言わざるを得ません。
そもそも野球はチームでやるというスポーツです。
チーム1の抑えが消えて、先発2番手がしっかり成績を残したというのが簡単な結果でもあります。
これはチームとしては完全に失敗と言えるえしょう。
特に今季は抑えの増田がまったく機能せず開幕からルーキーに抑えを託すほど酷い状態でした。
例年であれば平良が抑えに収まっていたことでしょう。
一方の先発陣は高橋、今井、松本、隅田、エンスと駒が揃っており、
隔週でローテを組ませるほどの余裕すらあった状態でしたね。
今年の貧打の状態だと、守り抜く試合が求められます。
つまりは終盤にしっかりとした方程式でもないと勝ちきれないわけですね。
ここがまったく機能しなかったことがリーグ5位という屈辱的な結果を招いたともいえます。
抑えに平良がいたら、、、もっと11勝以上に勝てていたのでは?!
というのが指標となるでしょう。
完投も高橋が4度しているのに対して平良はゼロですからね。
いくらQSを達成しても終盤で逆転されては意味がありませんからね。
ということで、今年の平良の先発転向は大失敗だったと言えるでしょう。
ただ、これはあくまでチームの結果という意味です。
平良が先発希望だったのは数年前からわかっていたことでもあります。
このままだと平良は流出するというのが将来として見えてきます。
(どのみちメジャー挑戦で流出するのではとも思いますが)
平良の希望を通すのもチームとして必要なことでもあります。
会社でもそうですが、不満を持って仕事を続けてれば成果はよくないですし、
いずれは退職するということが起こってきてしまいます。
そういう点では先発転向しかチームとしては選択肢がありませんでした。
先発・平良は長いイニングを投げるために試行錯誤した状態だったため、
総合的にはあまり圧巻なピッチングというほどではなかったのが残念なところでもあります。
だからこそ来季は山本がメジャー挑戦でいなくなるわけですから、
最多勝はもちろんのこと、先発として圧巻の成績を残してもらいたいものですね。
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