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2017年06月17日

調理法で変わるエネルギー早分かり〜「焼く」編〜

今日は、「焼く」編。
焼く調理器具による出来上がりのエネルギーの違いをみていきましょう。

肉を焼くとき、エネルギーを控えるにはフライパンよりも焼き網を使った方が効果的です。
網焼きの場合は、焼き油を使わない上、加熱中に網目から肉の余分な脂質が落ちるため、
フライパンに比べて出来上がりのエネルギーが低くなります。
ただし、焼き油を使うフライパン焼きでも、肉の部位によっては
取り込む油より肉から溶け出る脂質の方が多くなり、
出来上がりのエネルギーは生肉よりも若干低くなります。
一般に脂質の少ない肉より多い肉、厚切り肉より薄切り肉(表面積が大きいため)の方が
調理によるエネルギーの変化は大きくなります。
牛肉を見てみましょう。
豚肉の場合も牛肉とほぼ同じ傾向があります。

〇厚切り肉
・脂の多い肉(牛バラ肉)
牛バラ肉:100g・427kcal・脂質39.3g
→網焼き:383kcal(10%減)、脂質35.0g(11%減)
→フライパン焼き:376kcal(12%減)、脂質24.1g(13%減)
・脂質の少ない肉(牛もも肉)
牛もも肉:100g・167kcal・脂質8.3g
→網焼き:158kcal(5%減)、脂質7.7g(7%減)
→フライパン焼き:165kcal(1%減)、脂質8.3g(減増なし)

〇薄切り肉
・脂の多い肉(牛バラ肉)
牛バラ肉100g・427kcal・脂質39.3g
→網焼き:335kcal(22%減)、脂質29.9g(24%減)
→フライパン焼き:353kcal(17%減)、脂質32.3g(18%減)
・脂の少ない肉(牛もも肉)
→網焼き:161kcal(4%減)、脂質7.9g(5%減)
→フライパン焼き:158kcal(5%減)、脂質8.6g(4%増)

このように脂の損失率は、以下のようになります。
・薄切り肉>厚切り肉
・網焼き>フライパン
・脂の多い肉>少ない肉
薄切りの肉を網焼きするのが脂を落とすのにベストですね。

なお、たんぱく質の変化をみると、
網焼き、フライパン、焼きいずれもどの部位でもそれ程減少しません。
コレステロールはフライパン焼きで一部増えたものもありましたが、
その他はいずれも減少する傾向です。

調理する際に参考にしてみてください。

今日の内容は女子栄養大学のデータを参考にしています。
ご興味のある方は見てみてくださいね。

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食品会社で4年間勤務後、管理栄養士として総合病院で6年間勤務。現在は、管理栄養士国家試験の参考書の校正や答案添削っています。
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