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2017年05月29日

糖尿病の急性合併症

糖尿病には、慢性三大合併症と言われている糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症、糖尿病性神経障害の他、
急性合併症と呼ばれるものもあります。
今日は、急性合併症である糖尿病ケトアシドーシス(DKA)、高血糖高浸透圧症候群、
感染症についてお話します。

@糖尿病ケトアシドーシス
極度のインスリン欠乏とインスリン拮抗ホルモンの増加により、
高血糖(≧300r/dL)、高ケトン血症、アシドーシス(pH7.3未満)をきたした状態。
アシドーシスとは血液が酸性に傾いている状態です。
直ちに初期治療を開始し、専門医のいる医療機関への移送が必要になります。
<特徴>
インスリン依存状態で若年者(30歳以下)に多い。
誘因としては、インスリン注射の中止や減量、感染、ストレス、清涼飲料水の多飲など
症状としては、著しい口喝、多飲、多尿、体重減少、全身倦怠感、消化器症状など

A高血糖高浸透圧症候群
著しい高血糖(≧600mg/dL)と高度な脱水に基づく高浸透圧血症により、
循環不全をきたした状態で、アシドーシスは認めません(pH7.3〜7.4)。
<特徴>
インスリン非依存状態(糖尿病と診断されていないことも)、高齢者に多い。
誘因としては、薬剤、高カロリー輸液(点滴)、脱水、急性感染症、やけど、肝障害、腎障害など
症状としては、明確なものに乏しいが、倦怠感、頭痛、消化器症状が出ることもあり。

B感染症
糖尿病の方は感染症にかかりやすいといわれています。
肺結核もまれではなく、尿路感染症や皮膚感染もみられ、
特に足の皮膚感染症は壊疽の原因にもなります。
手術を受ける際には、十分な感染症対策をするころがのぞまれています。

まとめます。
これらの急性合併症を防ぐために出来ること。
〇自己判断でインスリンを中止したり減量したりしない。
〇清涼飲料水の多飲はしない。
 (実はこれかなり多いんです。
 清涼飲料水を水分代わりにとっていて急に具合が悪くなって救急車で運ばれてしまう。
 検査をしてみると血糖値が物凄く高くなっていて、先生に糖尿病ですと言われてしまうパターンです。)
〇水分を十分に摂取し、脱水を予防する。
〇感染症に注意する(常に清潔を保つ、感染予防対策をする。)

一日の血糖値の変動パターンを知るためにも、
まずは血糖値の自己測定(SMBG)を行って自己管理を始めてみるもの良いでしょう。
病院で相談すると自己測定キットをもらうことが出来ますよ。





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