2018年09月25日
もしかして、勘違いしている? クラウドバンクの「円建て」案件について。
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外貨建てなら、クラウドバンクがお勧め
以前に、こんな記事を書きました。
・ソーシャルレンディングにおける「外貨建て」案件で、クラウドバンクがお勧めの理由
前回の記事では、外貨建て案件を取り扱うクラウドバンクとクラウドクレジットを比較しました。
(他にも外貨建て案件を扱う事業者はありますが、募集金額の規模が大きな2社ということで)
その結果として、
@基軸通貨以外の通貨については、変動幅が大きいため安定投資に向かない。
(逆に、それを承知して投資する分には問題ありません)
Aクラウドバンクと異なり、クラウドクレジットにおいては「外貨預かり口座」がない。
従って、元利金の償還タイミングで為替レートが固定されてしまう。
(「今は円高だから、外貨のままで少し置いておこう」ということができない)
という理由から、初めて外貨建て案件に投資する場合は、クラウドバンクをお勧めするという結論でした。
ただしこれは「初めての外貨建て」の場合であって、既に外貨案件に投資をしていて、事業者や案件の分散
を図るために他の案件にも投資をする、ということであれば何の問題もないと思います。
(事実、私もクラウドクレジットの案件には投資を行っています)
今回は、この話題の続きです。
もしかしてとは思うのですが、勘違いしている方もいる? と感じた事を書いていきます。
クラウドバンクでの投資をお考えのお考えの方は、こちらから検討いただけると幸いです。
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カリフォルニア不動産ローンファンドの「円建て」の意味
何かと言いますと、クラウドバンクで現在募集中の「カリフォルニア不動産ローンファンド」の事です。
この案件、最初は米ドル建ての案件のみが募集されていましたが、その後に投資家からの要望があったため
日本円で投資、分配、償還ができる「円投資」案件の募集も開始されました。
それぞれの案件の例を、下記に示します。
・(例)米ドル建て 「米ドル建カリフォルニア不動産ローンファンド第10号」
・(例)日本円建て 「「円投資」カリフォルニア不動産ローンファンド第16号」
ざっと資金の集まり具合を見た限り、円投資案件と米ドル投資案件は同等の人、むしろ円投資の人気の方が
高いように思えます。
やはり「円投資」という言葉が人気の理由なのでしょうか。
ですが重要なのは、日本円建ての案件説明の中にある、以下の説明です。
重要なのは、「運用は米ドルで行われる」という一文です。
つまり、円投資型と米ドル型では、根本的な部分は何も変わっていない、ということです。
変わっているのは最後だけ。米ドルから日本円に戻すタイミングが、投資家の自由にできるか、それとも
元利償還のタイミングに固定されるかの違いです。
・米ドル型:日本円を米ドルに両替→米ドルで運用→米ドルで元利償還→手動で日本円に戻す
・円投資型:日本円を米ドルに両替→米ドルで運用→米ドルで元利償還→自動で日本円に戻る
当然、為替ヘッジもされていません。
円投資型では為替リスクが償還時に固定されてしまい、せっかくの「米ドルの預かり金口座」という利点が
まるで活かせなくなってしまっています。
そのため、クラウドバンクのカリフォルニア不動産ローンファンドにおいては、よほどの事情がなければ
円投資型ではなく、米ドルでの投資を行った方がいいと考えられます。
スプレッドは0.6円
ということで、「カリフォルニア不動産ローンファンドは米ドル投資がお勧め」が本記事の結論です。
最後に、クラウドバンクの場合円から米ドルに両替を行う場合の手数料について。
クラウドバンクの場合、通貨両替についてはFX会社と提携しているとのこと。
そのせいもあってか、両替手数料は無料、為替スプレッドは0.6円となかなかの好条件です。
FX会社ならもっと狭スプレッドで、とも思いますが、そこは商売ですから仕方ないところ。
日本のソーシャルレンディング初となる米ドル建て投資として、今後に期待です。
今は案件が一つしかありませんので、まずは第二案件の登場が待ち遠しいところです。
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posted by SALLOW at 07:00
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