2019年11月22日
これは面白そうです。氷点下領域における鮮度保持技術「TT-Box」
広告
食品の鮮度保持を行う新技術
株式投資型クラウドファンディング(CF)、「FUNDINNO(ファンディーノ)」の話題です。
次の日曜日から募集される案件は、技術を応用した鮮度保持技術。
食品のバックヤード(保管部)における革新を目指すものになっています。
・「食材ロス」と「業務効率」の課題を”冷蔵庫”で解決する「TT-Box」
募集開始:11/24 10:00〜
募集額:2,500万円(上限 5,000万円)
投資先は「ルセット・ナイン社」です。
技術のコア部分は、氷点周辺の温度帯で「食材を凍らせずに保管する」という特徴。
氷点周辺の温度は、細菌などが活動できない温度帯。
食材をこの温度帯に置くことは、食材の劣化を防ぐことにつながります。
氷温と外部電界
ただその一方で食材が凍ると、細胞内水分が凍結することによる体積変化が起きて細胞が壊れ、食材の鮮度
が低下します。
また、温度が低くなれば飽和水蒸気量も減るために乾燥もしやすくなります。
TT-Boxは冷蔵庫内に取り付ける設備で、外部電場を発生させることで食材の水分子を同方向に並べるもの。
これにより乾燥や酸化、バクテリア発生が抑制されるとのことです。
この「TT-Box」を冷蔵庫に設置することで、食品の鮮度を保ち、解凍時の劣化も抑えることができる。
それによる加工コストの削減や業務改善がビジネス的なウリとなります。
参考リンク
最初に見た時には眉唾かなとも思ったのですが、技術論文や同様の技術はすでにあるようです。
・交流電場を用いた食品鮮度保持 (CiNii)
・鮮度保持電場装置「DENBA+」 (デイブレイク社)
また、ルセット・ナイン社の代表は「かわさき起業家オーディション」で第102回受賞者となっており、技
術がまるきり基礎のないものということはないと思います。
・第102回「かわさき起業家オーディション ビジネス・アイデアシーズ市場」
疑問点としては、静電気よりも弱い外部電場で水分子の配向分極がきちんと起こるのかどうかという点と
配向分極に用いる周波数帯がどの程度かというところでしょうか。
(あまりに周波数が高いと誘導加熱を起こしかねないので、かなりの長波だとは思いますが)
もう少し技術的な裏付けを取った上で、投資するか検討したいと思います。
・FUNDINNOの会員登録方法は、こちらをご覧下さい
FUNDINNO(広告リンク)
ランキングに参加しています。
リンク先には同じ話題を取り扱うブログが沢山あります。こちらもいかがでしょうか。
posted by SALLOW at 18:00
| Comment(0)
| TrackBack(0)
| 投資案件紹介
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/9438052
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック