2018年08月27日
【詳細説明】8/27 ラッキーバンク遅延案件の状況報告がありました
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久しぶりのお知らせ
ラッキーバンクからお知らせがありました。
最近まったく遅延状況の報告がなかったのですが、久々のアップデートとなります。
本来なら期限を設定して、1ヶ月に1度くらいは(進捗がなくとも)報告してもらいたいものですが。
ラッキーバンクの行政処分、及び関連する記事に関しては、こちらもご覧下さい。
・ラッキーバンクから少額分配あり。現在の私の状況です
・ラッキーバンクの動き:資本増強と貸金業再登録
・ラッキーバンク復活の兆し? 業務改善命令に対する再発防止策を発表
私の状況ですが、ラッキーバンクへの投資額のうち、290万円ほどが遅延しています。
以下、私の状況について紹介したいと思います。
遅延状況(221号)
ここからは、ラッキーバンクからのお知らせの引用と、その所感となります。
【221号案件】
担保物件は東京都世田谷区に所在する土地であり、プラン付または建築後の売却へ向け取り組みを行っております。
本件土地は、建物を建築するうえで、擁壁の補強が必要な状況ですが、現状、擁壁工事には着手しておりません。従って、売却価格に補強コストが影響する可能性がございます。
区役所との協議の結果、ファミリータイプと1Kタイプが混合する計11戸の建築プランが決定しており、擁壁との隙間を埋めて建築する事となっておりますが、工事の着手はされておらず、プラン付で販売する可能性が高い状況となります。
擁壁(ようへき)というのは、敷地に高低差がある場合、盛土が崩れるのを防ぐ壁の事です。
こんな感じの壁を言うらしいです。
(https://sumika.me/contents/11549 より引用)
可能性としては、実際の建築は行わず、建築プラン付きでの販売を行う可能性が高いとのこと。
それにしても擁壁小路は行う必要があるでしょうし、LTVが95%に達している案件だけに、元本の一部が
損害を受ける可能性は高いと思われます。
また、返済までの時間も相当かかるでしょう。
遅延状況(245号)
【245号】
担保物件は、借入人が保有している東京都港区三田に所在する、一棟商業ビルです。
現在、リノベーション工事とテナント誘致が完了し販売活動を行っておりますが、具体的な売却に向けた交渉には至っておりません。
こちらは工事も誘致も完了しているとのこと。
しばらく時間はかかりますが、元本の大部分は戻ってくると期待してもいいのではないでしょうか。
(LTVが99%を超えているので、少しくらいは損害を受けるかもしれませんが)
遅延状況(263号)
【263号】
本件担保物件は神奈川県藤沢市に所在する区分ホテルで、現在、宿泊施設の運営が行われております。
本年3月に購入検討者と売買契約を締結しておりましたが、こちらの購入検討者による金融機関のローン申請は、審査の結果、承認されませんでした。現在、販売活動に関する具体的な進捗はございません。
金融機関のローンが通らなかったことから、「振り出しに戻る」ということになります。
まだまだ時間がかかるのか、それともすぐに決着するのか、この案件は未知数です。
(宿泊施設の運営が行われているのなら利払いを行う事も可能なはずですが、それをしない時点で貸付先の
根性が見て取れますね)
遅延状況(264号)
【264号】
本件担保物件は、借入人が保有している東京都千代田区神田エリアの一棟オフィスビルとなります。
本件担保物件は、物件の利用にあたりインフラ設備の改修工事が必要であり、開発会社からインフラ工事の見積もりを取得しました。今後は、借入人が改修工事を実施した後に売却を行うか、または、現況のまま見積もりを加味したプラン付での売却を予定しております。
なお、現状、インフラ設備の改修工事には着手しておりません。
販売活動では、現況プラン付で購入検討者から買付証明書(買付の申込書にあたるものであり、売買契約の締結には至っていません。)の提出を受けており、交渉を重ねる予定です。
改修工事をしなくとも、現状で買付証明書が出ているので、もしかしたら話は早いかもしれません。
ただ、状況が状況だけに売却金額で足下を見られていないかどうか、少し気にかかります。
遅延状況(371号)
【371号】
本件担保物件は東京都台東区に所在する一棟ビルで、当初、借入人が自社によるリノベーションを施すことを視野に入れつつ、空ビルとして販売活動を行っておりましたが、借入人が過去に手掛けた他物件の経験やマーケット調査、用途変更に関わる事前調査などの結果、宿泊施設として用途変更を施すプランへと変更するに至った物件となります。
借入人は本年2月に、改修工事完了後の引渡しを条件とする賃貸借契約を運営会社との間で締結していますが、改修工事には着手できておりません。現況での販売活動も並行しており、現在、購入検討者から買付証明書(買付の申込書にあたるものであり、売買契約の締結には至っていません。)の提出を受けております。
買付証明書は提出されているということで、スムーズに行けば近く契約締結の流れとなるでしょう。
少なくとも、この不動産を購入したいという人は出てきているわけで、案件にはそれだけの価値があると
認められている、という一つの証拠にはなっていると思います。
所感
現在までの時点では残念ながら、私の投資先における償還は無し。
話はそれなりに進んでいるようですが、全ての案件が解決するには相当の時間がかかりそうです。
また、もし解決したとしても、元本の一部が損害を受ける事は覚悟すべきでしょう。
ラッキーバンクはソーシャルレンディング事業者としての再起を考えているようですが、そのためにはまず
全ての案件で元本損害を極力起こさず返済することが絶対条件です。
X社との決別を宣言したのですから、それがポーズでないことを証明しなければなりません。
極端に言えば、X社の誰かが腎臓を売る事になってでも取り立てる、くらいの姿勢は見せるべきでしょう。
(もちろんそんな事は違法行為ですので、あくまでも例えですが)
今後のラッキーバンクの姿勢と、返済の行く末に注意を払っていきたいと思います。
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posted by SALLOW at 23:00
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情報ありがとうございます。
元本80%程度の返済ですか。それなら正直言って、予想の範囲内です。
あくまでも私の場合ですが、ラッキーバンクへの総投資額は310万円。ですが通算利益が108万円ほどありますので、元本が35%まで削れても通算利益はトントン、という計算です。
(実際は確定申告による税の還付があるので、黒字になりますが)
いずれにせよ、少しでも多く返ってくるに越した事はありませんね。
https://www.mitove2.com/entry/lucky-bank-default-houti-akka-20180827