2018年08月27日
誰もがアーリーリタイアを目指すべき理由
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考えを膨らませてみました
以前の記事の続き、のようなものです。
・私の目指しているのは、アーリーリタイアではなかったのかもしれません
上記の記事で、結局私は「仕事を辞めたい」というよりも、「今の会社の行く末に興味を持てない」という
考えが強いのだと書きました。
(とは言っても、積極的に辞める理由もないですし、それなりに長い会社生活の中でちょうど良い場所に
収まることに成功しているので、まだしばらくはこのままでいようと思っていますが)
そんな考えから会社からの早期退職を志し、ソーシャルレンディングへの投資を初めとして色々な方面の
勉強を行ってきました。
ライフマネープランに始まり、投資の勉強、副収入、ブログ運営、税制と節税、確定申告。
開業や法人成り、プライベートカンパニーについても、少しは調べたことがあります。
で、ふと考えてみたのですが。
これは何も、会社からの早期退職を志す人向けの勉強や知識ではないのではないでしょうか。
こういった知識は特別な人が持つべきではなく、万人が持つべきものだという考え。
今回の話題は、そんなところから始まります。
アーリーリタイアを目指してみる利点
ここからは、主に青年〜中年くらいの会社員の方向けの話となります。
もし今勤めている会社が自分の希望に見合ったホワイト企業だとしても、それでもなおアーリーリタイアを
一度は考えてみるべきだと思います。
例えば、「50歳で仕事を辞める」という仮定です(50というのは適当に決めましたが)。
その仮定に立って始めて、見えてくるものがあると思います。
まずは50歳で退職した時、所持していなければならない資産額。
その前にそもそも、現在の資産、収入、支出。そして支出の内訳は何かという情報が必要です。
マネーライフプランも作らなければならないでしょう。
さらに細かく言えば、年金はいくらくらいもらえるのかという問題。
会社を辞めた後の保険料などはどうなっているのかという問題。
辞めた後に何か副業はあるか? どんな節税策が使えるのか?
アーリーリタイアを目指す、と仮定する事は、こうした事を考えるきっかけとなります。
これらの知識は会社から与えられるものではないので、自分で身につけていく必要があります。
そして基本的に、日本の制度は知っている者だけが得をするようにできています。
だからこそ、誰もがアーリーリタイアを(一度は)目指すべきだ、と思うわけです。
本当にアーリーリタイアしなくとも
もちろん、本当にアーリーリタイアをするのかどうかは、その人次第です。
仕事が好きで、居心地の良い会社にいるのなら、そこに居続けたいというのは当然のこと。
特に仕事がうまくいって、昇進の道も明るいのなら、リタイアなど考えることなく邁進すべきでしょう。
また、そうでなくとも、アーリーリタイアを仮定して計画を立ててみたところ、とてもではないがリタイア
はできない、という結論に達する人もいると思います。
大事なのは、アーリーリタイアを仮定した事で得られた人生計画と各種の知識。
その計画と知識は、その後で必ず役に立ちます。
また、ちょっとでもアーリーリタイアを目指そうと思えば、家計の改善は必須です。
そうして努力した場合、結果としてアーリーリタイアに至らなくとも、努力してこなかった人と比べて
資産の構築が順調にいく事は間違いないでしょう。
そしてそれは、必ず将来の自分自身を助けるものになるはずです。
最後に参考記事です。
ライフマネープランに関する記事、節税に関する記事、お勧めのソーシャルレンディング事業者に関する
記事は、それぞれ以下を併せてご覧いただければと思います。
・ライフマネープランD:ソーシャルレンディング投資の節税アイディア
・ブログ運営を利用した節税方法。匿名化解除の後はこれも経費になりそうです
・(2018年6月版)SL初心者にお勧めの事業者
ランキングに参加しています。
リンク先には同じ話題を取り扱うブログが沢山あります。こちらもいかがでしょうか。
posted by SALLOW at 10:40
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| アーリーリタイアと雑記
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シミュレートは本当に大事だと思います。
年金生活に突入するまで、自分の会社、立場、仕事が継続するという方向に賭けるならそれでも良いのでしょうが、数十年前ならともかく今はリスクの大きな選択だと思います。
せいぜい公務員くらいでしょうか。それでも大病でもしたらアウトですし。
私も、体が動くかどうかで考えているところがあります。
今の仕事は、好きでも嫌いでもないですね。報酬が出るのであれば、続ける事はやぶさかではない、というくらいのスタンスでいます。こういう考えでいると、会社に対しても立場的に同等、あるいは上から物事を見られるので、気持ちの余裕は生まれますね。
ハレルヤ 様
確かにその通りです。首切りも考えなければなりません。
首を切られたらどうするかという仮定のもとにシミュレートや予想(と、家計の改善)を行う一方、それとは並列に「首を切られないためにはどうするか」も考える必要がありますね。
私の場合は、数年をかけて「専門能力はないが、たいていの事は二流程度にできる」という便利屋の立ち位置を手に入れました。この立ち位置は非常に便利です。
社長という立場は、どんなに小さな会社でも、親から受け継いだ立場であっても、会社をとりあえず存続できるのなら大したものだと思います。
私は少なくとも、誰か部下を雇うなんてことはできそうにもありません。
知っていることは、やるやらないは別として、非常に大切なことで知識は大切だと思います。
起業は、リスクを背負いますし、ボンクラの社長とデスクから見て思っていてもその背中にはいろんな重圧もあると分かるかもしれないですね。
賛同いただき、ありがとうございます。
アーリーリタイアなんて、起業なんて、という風潮は根強いと思っていますが、何も本気でリタイアや起業を勧めるつもりはありません。
先行きが不透明、終身雇用もほぼ崩壊している現状でも、それなりの会社に正社員として就職した場合、その立場を捨ててリタイアや起業をすることは、リスクを増やす結果になると思います。
なので、別に本当にリタイアや起業をする必要はないけど、そのシミュレートだけは万人がやってみるべき、という内容でした。もしかしたら50で大病にかかるかもしれない。その場合でも何とかなるような家計になっていないのなら、それを放置するのは問題だよね、ということです。
私も年金事務所行ったり、節税や翌年以降の固定費がどうなるかなど、全部計算してシミュレートしたことがあります。年金も70歳まで待ち+42%で受け取るなら、そして70歳までに資金が枯渇しないなら大丈夫じゃない?くらいまで。
仕事は嫌いじゃありませんが(むしろ好き)、体が十分に動く年齢でリタイアした方がいいのかどうか?という基準点で考えて始めています。お金の観点より、体が動く観点で考えている時点で自分は少しリタイア検討組としては異色なのかもしれません。
バブル崩壊後日本は銀行倒産だのと恐怖が支配していた時代があり、今もまだ変わっていないでしょう。
失敗をすることを過度に回避する傾向があり、独立なんてと考えないことが問題ですね。
ただ会社に任せて当たり前に払っていた税金を確定申告すると取り戻せたり、節税できたり、わからないからやらない人が多いように思います。最初は、試行錯誤を繰り返して時間もかかりますが、苦しいのは最初だけ。流れを早く作れるかが何事も肝要です。