2017年03月20日
ラッキーバンク案件に変化があるようです
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金融庁の指導内容
今回は、ラッキーバンクの話題です。
ラッキーバンクと言いますと、高利率・全件不動産担保付き・瞬間蒸発多発が特徴のSL事業者ですが、
ここ最近(3月中旬)の案件から、組成の中身が少し変わっているようです。
その中身を記事にする前に、SL業者が金融庁から受けている指導内容について簡単に説明します。
詳細は過去の記事をご覧下さい。
指導内容1:匿名化
→ソーシャルレンディングにおいて、借り手の名前を匿名化しなければならない
指導内容2:複数化
→ソーシャルレンディングにおいて、借り手は複数でなければならない
この指導内容2の「複数化」を満たすために、大部分のSL業者は「メインの案件」と「少額の案件」を
組み合わせるという、現実的な方法を採用しています。
ところが最近、ラッキーバンクではこの部分が変化しているようです。
最近の案件と過去の案件の比較
まず、昨年末〜今年初めくらいの案件例として、ローンファンド169〜177号をまとめてみました。
(*担保については、169〜177号で共通です)
担保が2つありますが、そのほとんどは@の案件であり、Aはオマケに過ぎません。
この「メイン案件+オマケ」というファンドの組成が、先の「案件の複数化」という指導内容に対する
現実的な対処です。
次に、最近の2シリーズをまとめてみると、以下のようになります。
まとめ
これらを比較すると、以下の事が分かります。
1)全体的な利率の低下(貸付期間を考慮した加重平均で、1.5%程度の低下)
2)「メイン+おまけ」案件ではなく、2案件が両方メインになっている
3)複数のファンドシリーズで、いくつかのメインファンドを組み合わせている
(205〜209号の担保@と、210〜213号の担保Aは共通)
このうち、1)についてはラッキーバンクのみならず、他のSL業者でも起こっている現象です。
SL業者が健全な利益を出すためには、利率がある程度で落ち着くのは仕方のないことだと思います。
2)と3)については、ラッキーバンクのファンド組成方針に変更が起こったと見るべきでしょう。
次の214号ローンファンドでも、メイン案件2つを組み合わせていますので、偶然とは思えません。
この変化の理由として考えられるのは、あくまでも状況証拠ですが以下の2つが考えられます。
その1:2月にあった、ラッキーバンクへの金融庁検査による何らかの指導 (参照記事)
その2:ラッキーバンクが設立したLBIリアルティの案件が出始めた
いずれにせよ、案件が増えて瞬間蒸発しなくなるのであれば、投資家としては喜ばしい事です。
ラッキーバンクでの投資をお考えの方は、こちらから検討いただけると嬉しいです。
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posted by SALLOW at 18:00
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