2018年07月18日
【所感・分析あり】JCサービスのWebサイトに、グリーンインフラレンディングの続報がアップされています
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JCサービスの情報更新
確か、この記事を書いているのに前後して、maneoマーケットの説明会が開かれていたと思います。
もし情報の共有ができる方がいましたら、共有していただけると幸いです。
(多分、現時点では何も明らかになるようなものはないような気がしますが・・・)
さて、タイミングを合わせたのか、JCサービスのWebサイトにグリーンインフラレンディング(GIL社)の
情報が更新されていますので、紹介いたします。
・ファンド資金の返済について
所感
まず最初の疑問ですが、GIL社のお知らせがなぜJCサービスのWebサイトに載っているのか、なぜGIL社の
ページに掲載をしないのか、というのは誰もが抱く感想だと思います。
おそらくですが、GIIL社のWebサイトはmaneoマーケットの管理下にあり、そのmaneoマーケットは現在
金融庁の監視下にあるためだと思われます。
maneoマーケットの全ての発表内容は金融庁のチェックをくぐる必要があり、従ってGIL社は自らの見解を
言う場所として、JCサービスのWebサイトしか使えなかったものと思います。
(今日の発表会で何も明らかにならないだろう、と予想しているのも、同じ理由です)
弊社で募集いたしましたファンド資金について、私的資金流用、政治家への政治献金等の疑惑が報道されておりますが、「開発資金」と立替費用について募集時の表現について不適切との指摘が maneo マーケット株式会社よりあるものの、弊社はJCサービス社では、再生可能エネルギー開発の事業会社として他の目的に流用する等の不適切な運用がないと確信しております。
しかしながら誤解を生じさせる表現となっていたことには大変遺憾に思い反省しております。
また、皆様のファンド資金はすべて事業(各プロジェクト)に使用されており、各事業の価値生成と増大に役立てさせていただいております。
赤文字部分。
GIL社が確信している、というのがポイントではないでしょうか。
JCサービスが確信しているのではなく、GIL社が(自らの見解の範囲内で)確信しているだけです。
ということで、この部分は少し割り引いて考える必要があると思います。
同様に、ファンド資金が全て事業に使用されているということについても割り引くべきでしょう。
もしこれが真実を言っているのだとしても、その事業が当初の予定通りの収益を生むものなのか、それとも
助成金で買った大型蓄電池を野ざらしにしているだけなのかは、何も言及していない事に注意です。
ご周知のとおり、弊社が投資家の皆様に対して当月 11 日に弁済期にあった返済を行おうといたしましたところ、当局の指導により払出口座の管理(分配)者である maneo マーケット株式会社に受領していただけませんでした。
JC サービス社と協議の上、期日にある弁済を期日に弁済しなければ返済遅延となり投資家の皆様の不安を助長することになりかねないと考え、maneo マーケット株式会社が分配可能になれば直ちに投資家の皆様に分配配分できるよう当該資金を 7 月 6 日づけで東京法務局に供託いたしました。
今までもだいたい予想はしていましたが、赤字部は新しい情報です。
maneoマーケットが返済金を受領しなかったのは、maneoマーケットの意志ではなく、当局の指導による
ものだということがはっきりしました。
そしてこの事実は、以前私が考え方を変えた事が正しかったことの傍証になると思います。
(maneoマーケットとJCサービスは対立しているわけではなく、金融庁からの指導のため、自由に発表が
できないmaneoマーケットを、JCサービスが代弁しているという事です)
・参考記事:ファイアフェレット氏の記事を読んで:maneoとJCサービスに関する考えを転換します
なぜ当局がGIL社から投資家への返済にNOを突きつけたのか。
その理由は、maneoマーケットの処分理由となった「資金の目的外使用」です。
投資家からの資金が正しく分別管理されているか分からない以上、どのファンドのお金か区別が付かない。
だから、先に返ってきた資金だけを順次返して行く事はできない、ということです。
弊社は「投資家保護第一」と考え、皆様からお預かりしました資金を確実に償還できるよう、JC サービス社と各開発案件の売却を進めており、皆様のお手元にお預かりしました元利金を確実に返還できるよう努力しております。
一日も早く、投資家の皆様に安心していただけますよう、今後も案件売却及び返金につきましては maneo マーケット株式会社と協力してまいります。なお、当月末の返済は遅滞なく行う予定です。
maneoマーケットと対立関係ではない、というのはここでも出ています。
対立関係なら「協力する」ではなく、「協議する」といったニュートラルな表現を使うでしょう。
また最後の、「当月末の返済は遅滞なく行う」というのは、少し説明不足ですね。
一部のファンド資金について戻ってくる、という話もありますし、それかもしれません。
もしくは今月末も返済は行われるが、同様に供託する、ということかもしれません。
おそらくは何らかの発表が後日あると思いますので、それを見ていきたいと思います。
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posted by SALLOW at 19:40
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そういうことのようです。
案件ではなく会社に貸す、というSLもあります(LCレンディングで、会社営業資金を貸している案件があります)。
ですがGILの場合、案件を明示して「これに対する貸付です」と言い切ってしまっているため、それ以外の案件に1円でも供出すれば、それは金融庁から見れば虚偽ということなのでしょう。
資金ショートが心配ですが、何とか持ち直してもらいたいものですね。
個人的には10年ぐらいかけても良いから、仕事で利益を出しながら返してくれれば良いと思っています。GILに大した金額は掛けてないので。
情報ありがとうございます。
むしろそれは良い変化ですね。
GIL社とJCサービスも、関係としては近いのですが完全に一枚板、というわけではなかったので、こうなって関係が悪化するのは最悪の予想でした。
協働して取り組んでくれるのであれば、投資家としては良いニュースだと思います。
GIL単独名義からJCSとの共同名義に変わっております。
いえ、油断をされるべきではないと思います。
泥沼の対立を繰り広げているわけではない、ということはほぼ間違いないでしょうし、ドロンする気も今のところなさそうですが、それとJCサービスのやりくりの問題はまた別です。
元本の毀損はある程度起こると覚悟はしておくべきだと思います。
ひとまず安心しました。(まだ油断できないかもしれませんが)