2017年03月15日
SL案件の紹介と考察(さくらSL、キャッシュフローF)
広告
いくつかの気になった案件について、自分なりの紹介と考察をしたいと思います。
(追加投資用の資金不足により、実際に投資した記録ではありません。すみません)
なお原則として、記事を書いている時点で募集中の案件について取り上げます。
既に募集終了となっていましたら申し訳ありません。
さくらソーシャルレンディング(さくらSL)
・【不動産担保付】さくら近畿セレクトファンド1号
予定利率:7%
期間:13ヶ月
貸付金額:1,600万円(1号+2号の総額で3,200万円)
担保:三重県津市 不動産3カ所 合計1億8,200万円
LTV:18%
酒造会社への貸付となります。LTVが低いのは、おそらく追加案件が出るからでしょう。
資金需要がどのくらいあるかは分かりませんが、1号1,600万円なら10号くらいまで行くかもしれません。
案件としては非常に真っ当な不動産担保付きです。
用途は運転資金。酒造会社の売上からの返却ですから、出口も明確です。
さくらSLは新参のSL事業者ですので、事業者リスクをどう捉えるかが人により揺れるところですが、
maneoアライアンス一員ということで、私なら投資実施する案件です。
余談ですが、担保不動産が三重県津市にあるということは、酒造会社も津市にあると推測できます。
案件説明で、「ネット媒体への露出拡大で販売が伸張している」とありますので、ネット販売に力を
入れているのではないかとも推測できます。
津市にある酒造会社は6社、うち稼働中が5社でWebサイト持ちが3社。
その中でネット販売対応しているのは1社しかないのですが、そういう事なのでしょうか?
キャッシュフローファイナンス(CFF)
・【不動産担保付】キャッシュフローファイナンスオープン記念ファンド14号
予定利率:8%
期間:6ヶ月(他に12ヶ月、18ヶ月、24ヶ月案件もあり)
貸付総額:2億6,000万円
担保:山形市 土地建物 評価額 2億6,600万円
LTV:98%
最初に記事にした時にはさすがにLTVが低すぎるので追加案件は来るだろうと思っていましたが、
まさか評価額ギリギリまで行くとは思いませんでした。
この案件が終わった後、次の案件がどの程度魅力的かでCFFへの評価が分かれそうです。
もう一つ気になるのは、6ヶ月案件と12〜24ヶ月案件で条件が変わらない事です。
SL案件は一般に、貸付期間が長期になるほど流動性が悪く、利率が高くなる傾向にあるので
12〜24ヶ月案件は何らかのメリットがないと、6ヶ月案件のように資金が集まらないのではないでしょうか。
それと、お遊びですが、公開されている情報で不動産案件が特定できるか試してみました。
山形市の北方でイオンが周辺にあるということは、まずこのあたりだと思います。
Google地図
一瞬、担保物件はイオン山形北そのものかと思ったのですが、店舗面積と路線価から計算すると
路線価が9億くらいになるので、これは違うような気がします。
*店舗面積 出典:(社)日本SC協会
*路線価 出典:国税庁 路線価
このSL案件の説明には、担保の周辺にある店舗として
「ドラックストア・100円均一店・携帯電話ショップ・クリーニング店・イオン」が挙げられていました。
そのうちのイオンが担保物件でなければ、残りの店も担保物件ではない、と類推されます。
それと、イオンの路線価が9億円くらいですので、この物件の現在価値2.66億から考えると
イオンの周辺で、かつイオン店舗面積の1/4〜1/3くらいの物件が担保になっているはず。
これらの情報とGoogle Mapを眺めて考えますと、担保物件はその近くにあるサンデー、スポーツデポ、
家具の広場、ハードオフあたりかもしれません。
次回記事
GIレンディングのこれまでの案件をまとめていたのですが、かなりのボリュームになってしまったので
投資案件がない時に、またご紹介したいと思います。
ランキングに参加しています。
リンク先には同じ話題を取り扱うブログが沢山あります。こちらもいかがでしょうか。
posted by SALLOW at 18:00
| Comment(0)
| TrackBack(0)
| 投資案件紹介
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/6054260
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック