ソーシャルレンディング投資記録（旧ブログ）

　既にいくつかのブログで取り上げられていますが、良いニュースが入ってきました。
　オーナーズブックの経営母体であるロードスターキャピタルと松井証券が提携を発表した、とのことです。


　　・松井証券との業務提携に関するお知らせ　（ロードスターキャピタルのプレスリリース）

　　・ロードスターキャピタル株式会社との業務提携について　（松井証券のプレスリリース）


　　


　ソーシャルレンディング事業者と証券会社の提携については、去年の10月にmaneoとGMOクリック証券が
　提携したものに続き、これで2件目となります。
　ロードスターキャピタルは今年マザーズへの上場を果たした事に続いての良いニュース。
　経営数字も好調なようで、投資している身としては嬉しい限りです。

　おめでたいニュースではあるのですが、一応調査はしてみました。
　こういった提携話の発表で怖いのは、同床異夢だと思っています。
　上記2つのプレスリリースを読み比べてみましたところ、お互いの認識や思惑が違うと思われるところは
　ありませんでしたので、そういった意味でも安心しています。


　今後の動きについては、以下のように説明されています。

　　�@（決定）松井証券のサービスサイト内にて『OwnersBook』を紹介

　　�A（予定）松井証券−オーナーズブック間で、資金の相互移動

　　�B（予定）松井証券登録会員向けのオリジナル案件の組成

　　�C（予定）松井証券−オーナーズブック間で、本人確認業務の統一化

　業務提携の開始は2018年1月末下旬予定。

　個人的に気になるのは�Bです。
　maneoとGMOクリック証券の提携が発表になった時は、GMO側にも資金を置くかどうするか迷いました。
　結局のところ、maneoの案件の大半はGMO証券経由ではなく、これまで通りmaneoから募集されることが
　分かりましたので、GMO側には特に資金を置いてはいません。

　さて、今回のロードスターキャピタルと松井証券の提携ではどうでしょうか。
　今後、オーナーズブックが組成する案件のうち、どれだけが松井証券から募集されるかに注目です。
　オーナーズブックの唯一とも言える弱点は「案件の組成数が絶対的に少ない」事だと思っていますので、
　ただでさえ少ない案件が分散してしまうことが無いと良いのですが。


　さて、今回の提携の背景や影響について考えてみます。
　＊以下の内容は全て私見に基づくものとなりますので、ご了承下さい。

　まず提携に至った背景ですが、maneoファミリーの顧客囲い込み策と無関係ではないと思います。

　　・当ブログ関連記事：maneoファミリーで会員連携サービス開始

　ただ、maneoの囲い込み策の発表からは1週間しか経っていないので、発表を受けて動いたとは考えにくく
　maneoファミリーでないオーナーズブックが如何にして顧客獲得を図るか、という検討の末に、たまたま
　このタイミングで提携の話がまとまった、と言うことではないでしょうか。


　一方で提携の影響ですが、まず第一にオーナーズブックの信頼度強化が挙げられます。
　オーナーズブックが何かやらかせば、提携している松井証券もタダでは済みません。
　例え松井証券に非が無かったとしても、風評被害によるダメージは避けられないでしょう。

　そのため、提携に当たっては松井証券でも背景調査をきちんと行っていると推定されます。
　その上で今回の提携が決まったということは、オーナーズブック（＆ロードスターキャピタル）の事業者と
　しての信頼性に、松井証券がお墨付きを与えただと考えています。


　オーナーズブックはこれまで主として23区内の不動産案件を扱ってきましたが、先月には関東圏を飛び出し
　京都の町家再生プロジェクト案件を組成しました。

　

　　・当ブログ参考記事：オーナーズブック　初の京町家再生案件を紹介します

　提携の動きとともに、こういった新しい案件の登場にも期待です。

　オーナーズブックは、サービス開始以来一貫して「堅い」案件が特徴の事業者。
　550万円を投資している身として、ソーシャルレンディング初心者にも勧められる事業者だと思います。
　もし興味があれば、投資を検討されてはいかがでしょうか。


　オーナーズブックでの投資をお考えの方は、こちらから検討いただけると嬉しいです。
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