2017年12月21日
みんクレ訴訟提起+オーナーズブックから大量償還+次回案件紹介
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訴訟提起となりました
みんクレのページにお知らせが載っていました。
甲(株式会社テイクオーバーホールディングス(旧株式会社ブルーウォールジャパン)に対する提訴のお知らせ
弊社は、12月14日、東京地方裁判所に、甲(株式会社テイクオーバーホールディングス(旧株式会社ブルーウォールジャパン))及び白石代表らに対する貸付金返還請求訴訟を提起いたしました事をご報告申し上げます。
みんクレ問題で調停が決裂し訴訟提起となった事は下記の記事でもお伝えしていましたが、それを受けて
実際の行動を起こしたという内容です。
事実そのものなので、目新しいものではないと考えます。
・当ブログ参考記事:【速報】みんなのクレジット問題:調停決裂、訴訟提起
現在のみんクレの代表と旧代表は旧知の仲ですので、私の予想としては両者の調停もプロレスに過ぎず
結局は債務の大幅減額で終わるものだと思っていましたので、裁判提起はちょっと意外でした。
裁判を起こしたといっても、旧BWJには担保と呼べるものはほとんどありません。
もし何かあったとしても、問題発覚からこれだけの時間が経っているので、巧妙に隠しているでしょう。
旧代表の個人連帯保証にどこまで踏み込めるかがポイントの一つとなりそうですが、こちらについても
おそらく財産の分離隠匿は済んでいると思われます。
結局のところ、民事では投資家の満足のいく結果は得られそうもありません。
金融庁などの監督官庁を動かし、刑事事件として立件できるかどうかが鍵になるように思います。
(刑事事件として立件された場合、身柄拘束を防ぐために弁済金額が増える場合があるようです)
オーナーズブックから大量償還
さて、こちらが本題です。
オーナーズブックから大量の償還がありました。
まずは今月初めに償還のお知らせがあった、「中央区オフィス第1号ファンド第4回」。
こちらには100万円を投資し、9ヶ月で期限前償還。
100万円の元本に対して利金合計は¥33,655、利率は4.6%となりました。
これに加えて、昨日12/20には「世田谷区マンション用地第1号ファンド第1回」についても、期限前償還の
連絡を受けました。
こちらは当初貸付期間が12ヶ月であったところ、わずか2ヶ月での案件終了です。
この案件への投資額は104万円でしたので、2案件の期限前償還で200万円以上の大量償還が行われたという
ことになります。
オーナーズブックの案件は堅い印象で、安定性が高いのではないかと考えています。
その分利率は控えめですが、これは仕方ありません。
最大の弱点は、案件募集の頻度や金額が人気に追いついていない事です。
今回も12/22に募集がありますが、またサーバレースの可能性が高いのではないでしょうか。
オーナーズブック次回案件
・千葉市花見川区戸建分譲素地第1号ファンド第1回
予定利率:6%
期間:23ヶ月
貸付総額:1億9,000万円(主部分)
担保:千葉市花見川区の土地に対する抵当権 評価額2億4,100万円
LTV:79%
12/22(金)18:00〜の募集となる案件です。
23区ではなく、千葉県の幕張近くの案件を担保としています。
幕張近くの地価は安定的であり、天災などがなければここ2年で地価が大きく下がって担保価値が毀損する
ような事は考えにくいと思われます。
・幕張の地価や推移 (土地価格相場が分かる土地代データ)
一方、貸付先の不動産会社は3期前まで事業活動がなかったのですが、直前2期は黒字とのこと。
事業開始いきなり黒字という可能性が無いわけではありませんが、何か事情があるかもしれません。
LTVは79%と標準的ですが、23区ではなく千葉県のため担保価値は一段落ちます。
上記のオーナーズブックの物件リスクが高いのも、それが理由でしょう。
担保建物が
・1983年5月に建築された地上2階建ての建物(「住宅」)
・1982年11月に建築された地上4階建ての建物(「事務所兼共同住宅」)
であること、及び不動産会社の代表者と親族が住宅に居住していることから、おそらく不動産会社は
地場に根付いているものと判断し、幕張の不動産会社住所と建物情報を少し調べてもみました。
(いくつか似ているところはあったものの、残念ながら発見はできませんでした)
今回はいつものメザニンローンではなく、オーナーズブックのシニアローンです。
また、築30年以上の上物には担保価値を見ていないとのことで、この評価額は土地のみです。
とは言え、上物には抵当権が設定されていますので、何かあれば貸付先の代表者は家を取られる事になり
返済に対するプレッシャーとして働くと思っています。
また、前回の記事で紹介したように、オーナーズブックの経営母体、ロードスターキャピタルは松井証券と
提携を発表しました。
・当ブログ関連記事:オーナーズブックが松井証券との提携を発表しました
松井証券が調査をした結果、ロードスターキャピタルを提携先として相応しいと認めたということであり
これもまた、オーナーズブックの信頼性に対する補強と言えるのではないでしょうか。
以上のような理由とオーナーズブックのこれまでの実績から、安全性はあると判断しました。
明日、償還済みの100万円を握りしめてサーバレースに参戦します。
オーナーズブックでの投資をお考えの方は、こちらから検討いただけると嬉しいです。
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リンク先には同じ話題を取り扱うブログが沢山あります。こちらもいかがでしょうか。
posted by SALLOW at 11:10
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コメントありがとうございます。
あくまでも私の感覚ですが、オーナーズブックは以前はそれほど早期償還はなかったように思います。
早期償還が出始めたのは、マザーズ上場後だったように記憶しています。
何の証拠もないただの推測ですが、マザーズ上場によりオーナーズブックは資金調達がやりやすくなったので、より低金利の金融機関からの貸付を受けるまでのつなぎ資金として、ソーシャルレンディングを利用しているのかな? と考えています。
早期償還は投資家としては困りものですが、それだけ経営が安定しているということですし、早期償還を容認する代わりの高利率であることを考えれば、仕方のない事だとも言えるのではないでしょうか。
こちらこそ、今後ともご愛読いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
時々ブログ拝見させて頂いております。
オーナーズブックには今年の7月から参加した新参者ですが、投資先の世田谷区のマンション用地と中野区の区分マンションがいきなり早期償還のお知らせメールが来て驚きました。
オーナーズブックではよくあることなのですね。
今後もちょくちょく拝読したいと思いますので、宜しくお願い申し上げます。