2019年06月29日
Fundsで抽選機能が実装されました。これも一つの答えだと思います。
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Fundsの答えは「一部抽選」
貸付ファンドのサービスを行っている「Funds(ファンズ)」からニュースです。
これまで、Fundsの案件は全てが瞬間蒸発。
案件開始時間の前から張り付いていないと投資できないという状況が続いていました。
これはFundsのみならず、人気のある事業者では常につきまとう問題です。
この問題に対してどのような処方箋を示すかは事業者によって対応が分かれるところですが、Fundsでは「
一部抽選」という選択肢を選ぶことにしたとのことです。
*ちなみに私の知る限り、募集金額の一部を抽選とする対応は初めての試みです。
内容詳細
「一部抽選」の内容紹介です。
この度Fundsでは、投資申込の新しい選択肢として「抽選での投資申込機能」をリリースいたします。これにより、今後のファンド募集では募集金額が一定以上あるファンドの一部で抽選方式と先着方式の2種類の方式でファンドに応募いただけます。
(Fundsの説明より引用)
まず最初のポイントとして、「全てのファンドが抽選になるわけではない」ということが挙げられます。
「募集金額がある程度大きい案件」について「募集金額の一部が抽選になる」というのが今回の内容であっ
て、これまで通りの先着方式は常に行われます。
まとめると、
・募集金額が大きい場合 → 一部抽選方式+先着方式
・募集金額が少ない場合 → 全額先着方式
という2通りの募集が行われる、ということになるわけです。
また抽選が行われる場合、必ず「抽選方式→先着方式」の順番で募集が行われます。
さらに抽選に関しては、一人の投資金額上限が100万円となります(先着方式はこれまで通り上限なし)。
なお、抽選方式と先着方式は併用可能。
例えば抽選方式で100万円投資が当選した人が、その後の先着方式で200万円を追加で投資する、というよう
なことも可能なわけです。
所感と藤田社長のコメント
以下、所感です。
まず大前提として、クラウドファンディングにおいてどのような募集を行うかは、法的な制約を満たしさえ
すれば事業者の自由に委ねられるべきだと私は考えます。
どんな方式を選んでも事業者の自由、そこに投資をするかどうかは投資家の自由ということです。
人気のある案件に投資が集中するのは当然のことで、そうなった時に平等性と公平性のどちらを重視するか
も、また事業者に委ねられるべきものです。
Fundsが選んだ方法は、少しだけ公平性をなくし、機会の平等性を増したもの。
個人的にはプラスになる変化ではありませんが、それはそれで評価したいと思います。
クラウドファンディングの名を冠する以上は不特定多数の投資家が出資すべきであり、ある程度公平性を
犠牲にしても機会の平等を担保するべきだと考えるからです。
今回の抽選機能の紹介には、以下のようにFunds 藤田社長のコメントもありました。
何はともあれ次の案件。安全性最重視で、活発なファンド組成を期待したいと思います。
1月のサービス開始以来、多くの投資家の皆さまに当社のサービスをご利用いただき、大変嬉しく思っております。一方で、ファンドの募集開始と同時に多数の投資申込を頂き、限られたお客様しか投資できない状況が続いていることを大きな課題として認識しています。
この課題に対し、まずはファンド募集開始時の混雑を避け、ゆとりを持って投資申込を行っていただけるようにしよう、と今回の抽選機能のリリースに至りました。
今回のリリースにより、これまで投資いただいたお客様はもちろん、これまで投資いただけていないお客様にも投資の機会をご提供できるようになれば幸いです。
また、Fundsではこういった新機能追加に限らず、お客様にご満足いただけるような商品を十分にご提供できるよう、引き続き審査基準を高く保ちつつも、ファンド組成を全力で進めて参ります。
今後ともFundsをご愛顧賜りますよう、何卒、よろしくお願い申し上げます。
・一部のファンドでの投資申込に抽選を導入します (Fundsからのお知らせ)
・Funds(ファンズ)の会員登録方法を解説
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posted by SALLOW at 09:00
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私的には実はメリットはないのですが、私も好感は持てますし評価もしたいと思います。
TATERUの件は宅建業法に係る業務ですから、既存不動産の管理業務まで停止されたわけではないので、最悪は免れたというところでしょうか。期間も1週間ですし見せしめの側面が強いように感じます。
あと問題なのは西京銀行ですね。第二のスルガにならなければいいのですが。
TATERUは7/12から1週間、業務停止命令が出ました。