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2017年05月15日

5/16から募集:SBI SL 不動産LF Plus4号の紹介・バイヤーズLFとは何が違うのか?



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案件の情報

 SBI SLから、オーダーメイド型ローンファンドの募集が予告されています。
 最近はオーダーメイド型が間髪入れずに出てくるようになって、投資家としては嬉しい限りです。

 その煽りを受けて通常の不動産ローンファンドが減っているかと思えば、それほどでもないようです。
 (ここのところ、毎月2億円程度で推移しています)
 SBI SLの不動産担保ローン累計100億円・デフォルト無しという実績が評価されているのでしょうか。


 ・SBISL不動産担保ローン事業者ファンドPlus 4号

  募集開始:5/16(火) 9:00〜
  予定利率:6.5%
  期間:12ヶ月
  貸付金額:7億円
  担保:一都三県を中心とした不動産(LTV70%以内)抵当権付き貸付債権への質権設定

貸付スキーム、バイヤーズローンファンドと何が違うのか?

 今回の不動産ローン事業者ファンドPlusと、直前に募集していたSBI SL不動産バイヤーズローンファンドは
 同じ不動産を担保としている共通点があります。
 名前が違う二種類の案件ですが、何が違うのか? を簡単に説明します。


20170515SBI1.png
不動産担保ローン事業者ファンドPlusのスキーム
20170515SBI2.png
SBI SL不動産バイヤーズローンファンドのスキーム

 二つのスキームを見比べると、以下の点が異なります。


  @不動産担保ローン事業者ファンドPlusの貸付先 → 不動産担保ローンを営む事業者

  ASBI SL不動産バイヤーズローンファンドの貸付先 → 宅建業者


 つまり、今回の不動産担保ローン事業者ファンドPlusの貸付先は、SBI SLと同じように不動産を担保にして
 第三者に資金を貸し付けている業者、
ということです。

リスクの比較

 貸付先が違う事でリスクに違いがあるか、という問題ですが、これは単純ではないと思います。

 不動産ローン事業者に対して貸し付けるということは、直接宅建業者に貸し付ける事に比べて
 返済不能になるリスクが1カ所多くなる、ということを意味します。


 *宅建業者への貸付なら宅建業者の返済不能リスクだけ考えればいいですが、
  今回の案件は、最終の資金需要者と不動産ローン事業者の双方に返済リスクが存在するためです。

 この切り口だけから見れば、リスクは

  不動産担保ローン事業者ファンドPlus  不動産バイヤーズローンファンド

 になりますが、一方で担保自体の切り口もあります。


 不動産担保ローン事業者ファンドPlusの貸付金額は、担保価値に対して70%以下となっています。
 一方で、不動産バイヤーズローンファンドの貸付金額は担保価値に対して70〜80%の間くらいなので、
 担保価値だけを見れば、リスクは

  不動産担保ローン事業者ファンドPlus  不動産バイヤーズローンファンド

 と逆転します。

 不動産担保ローン事業者ファンドPlusは実質的に、不動産バイヤーズローンファンドに比べて
 返済不能リスクが1カ所多くなる代わり、LTVを抑えている投資案件なのだと思います。

まとめ

 運用期間12ヶ月、6.5%、LTV70%以下という条件から、投資対象として検討する価値は
 十分にあると思います(私は手元資金がないので、今回は不参加です)

 SBI SLの場合、高リスクの案件に対してはリスクを隠さない姿勢を明らかにしています。
 逆説的に、本案件はそれほどリスクが高くはない(利率相応)と言えるのではないでしょうか。

 募集金額は7億円ですが、SBI SLの集金力を考えますと、数日以内には募集完了になる可能性もあります。
 SBI SLではデポジットが不要ですので、あらかじめ資金を振り込んでおく必要はありません。
 興味のある方は、もちろん自己責任になりますが、投資をご検討下さい。


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