2019年03月28日
maneoから「訴訟の提起に関するお知らせ」
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同じ感想だった人は多いのではないでしょうか
maneoからお知らせが来ました。
タイトルは「訴訟の提起に関するお知らせ」。
何となく中身を予想して開けてみたところ、予想とは異なる内容でちょっとびっくり。
maneoがガイアファンディングを訴えた、という内容でした。
maneo株式会社は、
平成31年3月12日付で、ガイアファンディング株式会社および同社代表取締役であり連帯保証人である屈文馨に対し、貸金返還等請求訴訟を東京地方裁判所に提起いたしましたので、ご報告いたします。
以下PDFをダウンロードしていただき、詳細をご確認ください。
訴訟の提起に関するお知らせ:
https://cdn.maneo.jp/material/fund/news/20190328.pdf
てっきりmaneoマーケットが訴えられた方の続報かと思っていたのですが、maneoが訴えたとのこと。
・ソーシャルレンディング最大手を提訴へ「11億円損害」 (朝日新聞)
自分の訴えたことをメールで公表するなら、自分が訴えられたのも公表すべきだと思うのですが。
そのあたりはまだまだ残念、ということなのでしょうか。
内容と所感
訴訟内容は以下の通りです(リンク先より一部抜粋)
4.訴訟提起に至った経緯及び理由
maneoマーケット株式会社が運営するソーシャルレンディングサービスサイト「maneo」にて、「ガイアファンディングセレクトファンド」として募集をし、金銭消費貸借契約に基づき当社がガイアファンディング社に対して融資した債権につき、現在、期限の利益を喪失した状態となっております。
債権の回収について、ガイアファンディング社との間で幾度となく協議してまいりましたが、返済計画の説明およびプロジェクトに係る状況説明も十分に得られず、これ以上猶予することが困難な状況に至ったため、貸付金全額の返還を求める訴訟提起に至りました。
5.訴訟内容及び請求額
(1)訴訟内容 貸金返還請求事件
(2)請求額 金 22 億 2402 万 4505 円(※)及び損害金
(※)2 月 28 日までの確定利息、損害金を含みます。
以下、感想です。
今回の訴訟は、maneoが募集するガイアファンディングのセレクトファンドについて遅延が起きており、
それに対する対応が適切でないことに端を発しています。
maneoマーケットがガイアファンディングとやりとりしていることとは、法的には別問題です。
とは言え、maneoとmaneoマーケットが同じ穴なのは誰しもの認識。
ガイアファンディングが遅延に陥ったのは、そもそも案件の償還時期が満期一括償還だったにも関わらず
毎月償還というmaneoマーケットのプラットフォームに無理矢理押し込めたことも原因の一つです。
プラットフォームを選択したのはガイアファンディングであったとしても、maneoマーケット(≒maneo)
の責任が無いとは言えません。
折しも、前述の通りmaneoマーケットは投資家から訴えられている状況。
その批判の矛先をかわすため、もしくは責任を転嫁するための訴訟と取られても仕方ありません。
プラットフォームビジネスのあるべき姿
一時は隆盛を誇っていたmaneoのプラットフォームビジネスは、内部から瓦解しました。
LCレンディングやプレリートファンドなど健全さを保っている事業者もありますが、maneoがこれ以上この
プラットフォームビジネスを展開していくことはほとんど不可能でしょう。
では、ソーシャルレンディングは全て自社で行わなければならないのでしょうか。
私はそれも違うと思います。自社であっても問題が起きた事業者はいくつもあるからです。
maneoの問題を受けて(というだけでもないでしょうが)プラットフォームのあるべき姿を提唱してきた
事業者は、貸付ファンドの「Funds」でしょう。
@プラットフォームの提供は行うが、自前での貸出は行わない。
(maneoマーケットに相当するmaneoのような事業者がない)
A基本的にリコースローン(遡及型融資)。
案件ごとに貸付契約が独立ではなく、貸付先がある限り請求権が存在する。
B貸付対象は上場企業・監査法人の入っている企業など信頼性のある企業に限定。
+金融庁の公式見解を得て、貸付先は実名化
という3つの特徴を持ち、maneoや他事業者で起きた問題に対する処方箋を提示しています。
今はまだ案件が少ないので投資金額を伸ばせませんが(300万円)、maneoを初めとした問題のある事業者
から資金を移動し、まずは1,000万円を目処に投資金額を伸ばしていく予定です。
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posted by SALLOW at 20:00
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そうですね。訴えたのはマネオです。
ただ、実際はマネオもマネマも同じ穴でしょうし、両社の動きがかみ合っていないようにも思えます(そのあたりは、マネマが訴えられたことが効いているのかもしれませんが)。
無担保のノンリコースは信用貸しの側面がありましたが、少なくとも去年の時点ではその信用が効いていました。それがこういう状況で破綻した、ということなのだと思います。
hide 様
回収を期待する:パフォーマンスに過ぎない、というのは両極端の見方だと思います。
パフォーマンスという側面は当然あるでしょう。マネマが訴えられていますから、別会社である(と主張する)マネオは毅然とした態度を取らなければいけない。でないと本丸マネオまで巻き込んだ訴訟になる可能性もありますし。
そして、パフォーマンスだからと言って回収に効果がないとは言えない。訴えた以上は訴えた側の責任もありますし、取り立てを行う意志はあるのだと考えています。
回収を期待してよいのでしょうか?
それともパフォーマンスに過ぎないのでしょうか?
心配でまた頭抱え込んでます
ガイアセレクトは無担保でしかもノンリコースだから
マネマでなくマネオが訴えたんだと思います
無担保のノンリコースって返さなくてもいいって言ってるのに等しいですよね