2019年02月02日
短期間・高利率の不動産投資型クラウドファンディング案件の意味は?(FANTAS社の場合)
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FANTASのビジネスモデルは?
今回の話題は、以前の記事の続編にあたります。
前回の記事はこちら。
・不動産投資型クラウドファンディングが狙う、もう一つのビジネスモデル
前回の記事では、Renosy(GA Technologies社)を例に挙げて
・不動産投資型クラウドファンディング(CF)の利率は、本来REITと同等か少し上くらい
・にも関わらず、REITを超える利率の短期案件はある
・その理由は → 不動産の大家さん本体へ誘導するため
という内容について書きました。
今回は別の事業者、FANTASについて取り上げたいと思います。
FANTAS Technology(FANTAS社)も以前のRenosyと同じく、不動産投資型CFの事業者。
設立約9年にして年商80億円を超える急成長となっている、テクノロジー×不動産事業の会社です。
ビジネスの柱は
・ワンルームマンションの価格査定から買取りまでを行う「FANTAS Check」
・不動産ポータルメディア「FANTAS Navi」
の2本と、不動産投資型CFの「FANTAS Funding」。
年商80億円は「FANTAS Funding」のサービス開始前の数値なので、上記2つのサービスがここまでの成長と
利益に貢献しているものと考えられます。
FANTAS Fundingについては、会員登録方法を下記の記事で紹介しています。
興味がある方は、投資をご検討下さい。
・今年の飛躍が期待される、FANTAS Funding 会員登録方法の紹介です
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FANTAS Fundingが目指すもの
上記の通り、FANTAS社の収益の柱はWEBメディアと不動産WEBサービス。
現状ではまだ、FANTAS Fundingが経営数字に与える影響は少ないでしょう。
(FANTAS Fundingの総募集金額は2〜3億円。営業者報酬が3%としても利益はせいぜい数百万円なので)
FANTAS Fundingの顧客を、不動産の価格査定や買取を行うFANTAS Checkに誘導するという理由もあると
思いますが、「Check」は主に買取なのでこの線は薄いと思います。
むしろ、
・「Check」で不動産を買い取る(主に23区内ワンルーム)
・買い取った案件を「Funding」へ流す
・案件保有中の家賃などで利息を払う
・最終的に転売してExit
という形で「Check」を利用しているのででしょう。
「Funding」では同じ案件に、FANTAS社自身も20%を出資します。物件に万が一のことがあれば、まずは
FANTAS社が出資した分が損害を受けることになります。
これで、担保不動産をきちんと運営しよう、というプレッシャーは高まることになります。
同時に、FANTAS社では空き家案件を扱っているのも特徴の一つ。
空き家再生は銀行が評価のものさしを持たないため、ほぼ融資を受けられないとのこと。
そういった対象に資金を融通するのが、クラウドファンディングの醍醐味というものでしょう。
空き家案件は、表面化する空き家問題がある中で社会貢献にも繋がるという側面もありますが、投資家に
とっては利益が一番。社会貢献の側面は、副次的に付いてくればいい物だと思います。
不動産は他の業界に比べて、IT化の流れが遅いと言われています。
IT化により不動産の不透明感が晴れ、多くの人が不動産投資を始められるきっかけになれば、日本の不動産
業界も大きな変化点を迎えるでしょう。
FANTASは今年、募集案件数を100件以上にする予定だとか。
次の投資のために、会員登録をして態勢を整えておくことを勧めたいと思います。
・来年(今年)は不動産投資型クラファンの飛躍年? まとめてみました。
・今年の飛躍が期待される、FANTAS Funding 会員登録方法の紹介です
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posted by SALLOW at 17:00
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なるほど、ということは当たらずとも遠からずといったところなわけですね。
的外れではなくて安心しました。
公表されている不動産は、専門業者が既に味見した後のものというのは気になっていました。それが不動産投資に興味がなかった理由の一つでもありますが。
現物を持つというメリットもあり一長一短だとは思うのですが、私の意見としては「不動産投資するなら不動産担保のSLかCFに貸し付けた方がいい」ですね。
クリック合戦に勝てていないのも、けむけむ様と同様です。今後は案件数を増やすということですので、クリックに勝てる可能性が増えることを期待したいですね(質が落ちなければ、という但し書き付きですが)。
SUUMOやホームズなどは、ある種売れ残りや希望額でしかなく、実際の売買と繋がる価格でない場合もある。FANTAS Checkを介して上記のサイトに出ている価格より安めで購入している。
保有している物件は相当数あるので、ファンドに出したり、それを営業に回すなど、いろいろと組み換えが可能。
高利回りでも、短期間かつ募集額が少なければ、不動産に興味を持つ個人情報収集には非常に役立つ、これはSALLOWさんと同じ考えですね(実際に、それっぽいことも聞きました)。
クリック合戦に勝ち、流動性が高い物件の高利回りのファンドを繰り返して投資ができるなら、これは面白いと思っています。ただ、クリック合戦が勝てませんけれども^^;