2019年01月25日
アメリカンファンディングへの追加質問と回答を紹介します。
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ガイアファンディングの問題は継続中
2018年で一区切りとなってくれれば良かったのですが、新年になってもmaneo関係は揉めています。
ガイアファンディングについても、一部については予定通りの振込が行われるという話ではあったのですが
結果としては着金が確認できなかったということで状況は保留。
というか、「着金確認できませんでした」というメールでは子供のお使いですよね。
(例えパフォーマンスであっても)現地に即飛んで担当官と話を詰めてきたクラウドクレジットと比べると
対応については雲泥の違いです。
最大手らしからぬ残念な対応、寂しいことです。
・ガイアファンディングとmaneoから債権回収の続報
一番とばっちりを受けている事業者
さて、このガイアファンディングの問題を受け、一番とばっちりを受けている事業者と言えば、間違いなく
アメリカンファンディングでしょう。
当ブログでは以前、アメリカンファンディングに質問をしました。
ガイアファンディングで遅延の原因となったスキーム「PJ払いのものをむりやり毎月払いにした」事に
関して、アメリカンファンディングで同様の事はないのか? という内容です。
回答は下記の記事の通りでした。
・アメリカンファンディングの回答(ガイアファンディングとの違いについて)
今回、これに続いて質問を行いました。
アメリカンファンディングの案件について、
・リファイナンス案件が組成できない可能性と対応策
・ソーシャルレンディングからの資金調達が滞った場合のリスクと対応策
に関してどのように想定しているのか、というのが質問の内容です。
回答は以下の通りです(提携の挨拶文などは省略)。
このたびはお問い合わせいただき、また、お心遣いをいただき誠にありがとうございます。
昨今の状況および、弊社サイトでの募集状況にご心配をおかけしていることと存じます。
リファイナンス募集につきましては、当該物件の評価額が上昇していること、物件の現況、為替変動や、利息返済を含めた最終の借り手事業者の資金の状況、また、先順位を含めて物件所有者からの返済が順調に進んでいることなどを考慮し、合理的かつ現実的な範囲と判断した場合に案件の組成をしております。
社内判断後、案件募集開始にあたりましては、上記の稟議過程を資料を提出してご説明し、maneoマーケット社の審査を経ることとなります。
この段階でソーシャルレンディングによる資金の募集がかなわなかった場合には、他のレンダー様からの資金により、別の関連会社にてその基準に応じた融資が行われることもございます。
また、募集金額の満額に到達しなかった場合には、案件によりますが、募集不足額を追加で再募集したり、関連会社にて資金を調達したり、他のレンダー様からの資金を受けたりして、融資を実行いたします。
借り手の事業者様や取引先様にもソーシャルレンディングの性質をご理解いただき、段階的なスケジュールや融資金額の調整などご協力をいただいている面もございます。
万が一、上記の資金調達がかなわなかった場合には、リスクが生じることとなります。
所感
重要なところは赤字部分。
やはりというか、リファイナンス案件についてはmaneoマーケットの審査を経ているようです。
ということは最近の遅延問題に関して、リファイナンスができなくなったというのはmaneoマーケットの
審査が通らなくなった、要は審査基準が厳しくなったという仮説の信憑性は高くなってきました。
ちなみにmaneoマーケットの審査基準が厳しくなっているのは、明らかに行政処分後のこと。
つまり、当局の指導にナーバスになっているという事だと思われます。
当局の指導は投資家保護をお題目に掲げているのですが、結果としては投資家保護になっていないという
この状況、法治的には仕方がないのですが色々と問題アリですね。
一方、募集金額が集まらなかった場合のリスクについては、だいたい想定内です。
ソーシャルレンディング以外から楽勝で資金が集まるのなら、そもそもソーシャルレンディングなどという
不特定多数を相手にした不安定な資金調達手段を使う必要はないわけで。
金融機関からの資金調達に劣後する形の投資商品としては、安定を求めれば供給が少なくなり、供給を求め
るなら安定を少し犠牲にしなければならないというジレンマです。
(そもそも投資はそういうもの、という考え方もごもっともですが)
事実としては以上です。
私の所感ですが、アメリカンファンディングの回答姿勢については好感が持てること、またこちらの案件は
ガイアとは異なり小粒の案件が多く、資金の融通難易度が低いと思われます。
そういったことから、投資は小口ながら継続していこうかな、というのが私の判断となります。
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posted by SALLOW at 12:00
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和牛商法は懐かしいですね。
もっともあれも、規模が大きく有名にはなりましたが最初は悪意ではなかったのでしょう。
ソーシャルレンディングの場合、まだ新しく法整備についても不足している投資商品ですから、ある程度のリスクがあるのは呑み込むしかないでしょう。
本来なら私も信用できる事業者のみにすべきかもしれませんが、ブログをやっている立場からある意味人柱を覚悟しているところがあります。
ここ 様
ソーシャルレンディングに一時のように資金が集まらなくなっている現状(以前が過熱状態だったとも思うのですが)、ここからがストレステストになりそうです。
アメリカンファンディングは現状、真摯にやっていると思います。私の投資額は100万円くらいですが、とりあえずは現状維持にするかどうかで検討しているところです。
アメリカンファンディングには本当に気の毒な気持ちでいっぱいですね。
投資家がmaneoファミリーから次々に最新の不動産ファンディングにシフトしていく中、募集額が埋まらず苦慮していると察します。
時々、明るい爽やかな近況報告メールが来ますが、思わず投資額を増やそうか迷います。
現在、私は償還金を再投資している状況です。
一蓮托生とは思っていません。
今の世の中、明日のことは誰もわからず上場企業でもなにが起こるかわかりません。
私は事業者を見抜く目はありませんが、誠実な心をキャッチしたところに自分なりに投資をしていこうと思います。
連中は和牛商法の安愚楽牧場以下でないでしょうか ?
だって安愚楽牧場は30年続いてその間は利息をきちんと払ってきた訳ですから。
続いた年数を考えると立派です。
もしかしてmaneoより格が上かも知れない。
ということは、安愚楽牧場以上のSL業者の商品に投資するのがベスト。
判断できるなら一つの指標ではないでしょうか ?
信用できる業者は一握りだけですよね。