2019年04月13日
企業は人なり!
人はちょっと付き合っただけではその人のことが分からないのは当然である。第一印象が大事とはよく言うものでそれで得してる人は多い。しかしその良さで総てがいいと決めつけ何の実績も信用もないのに乱暴だ。「こんな人だったの」との思いをした経験をした人は多いだろう。第一印象だけで、また口がうまく自分をやたらとアピールしてくるが中身のない人も多い。「能ある鷹は爪を隠す」ではないがそういう寡黙な感じで確実に実績を残す人は好感が持てる。どこの会社でもあるハロー効果で見誤る人事考課。観察力や洞察力が卓越していても見抜けない面接。人の評価は難しいものだが「企業は人なり、経営戦略=組織戦略」というように栄枯盛衰は人の良し悪しで決まるものなので要注意である。
組織も関与する人が増えると話が複雑になり、意思決定も遅れて仕事の流れが停滞する。組織もシンプルで可能な限りスリム&フラットで、スピード経営を実現した方がいい。また仲良し同士でチームを編成しても、最初はいいが成果が出にくい。多様な知恵や意見の持主を結集した方が偏った知恵の集まりよりも付加価値の高いビジネスが展開できるものだ。「あいつとは合わないから」といった心の狭い自分勝手なことを言わず大局的な見地から価値ある仕事ができるよう自制しよう。
上位三人の株主が過半数の株式を保有していたら税法上の同族会社で、中小企業は殆どが同族企業、大企業でさえ半数が同族の日本の企業の実態である。社員よりも家族優先の同族会社は困るが、長期安定経営が実現されるメリットがある。一方、非同族の場合は数年で入れ替わり短期政権になり、方針もよく変わるので社員も対応に苦慮する。上昇志向の社員は誰を支持していれば、自分も出世コースに乗れるかの鑑識眼が必要で、仕事以外にも気を使うことが多く大変であろう。プロ野球の世界を見ても同じである。この監督は後何年までやるかと頭に入れながら選手は野球をやっているだろうが。
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