2019年03月28日
子の店とお客さんの一体感がいい!
「店で1時間働いてくれると800円の食事券をあげます」という飲食店があるらしい。おかみさん一人がやっている店でお客さんが集中するお昼時にはどうしても一人では回らない。お客さんはほとんどが常連さんだ。いつもおいしい料理をお手頃価格で出してくれ愛想もいいおかみさんを地方から出てきた学生さんや若いサラリーマンは第二のお母さんと思い、いつもその店に通っているなど、店とお客さんとの間には太い絆がある。
本当にくつろぎの場所でみんなのたまり場になっているようだ。おかみさんがお願いすることなく勝手に料理を取りに来てくれたり自分で飲むビールは自分で冷蔵庫から勝手に出すなど、ほとんどのお客さんが自分の店感覚で自由にやっている。もちろん会計はきっちりするなど節度ある行動をとっている。その中でも、本当に忙しくちょっと手伝ってというレベルの忙しさでないときは冒頭に説明したような食事券との交換で応援してもらっている。そのほうが双方ともにすっきりするのでいいことだと思う。
必要な時に必要な労働力を必要なだけというトヨタの生産方式のようにジャストインタイム的に人(お客さん)を有効活用している。店側は800円の食事券なら原価300円位、給料支給なら800円の出金なので利点が大きい。手伝う人も分かってると思うが、善意でやっているので店にとってはありがたいことである。人が困っている時は助けるもの、店のおかみさんが人手がなく困っているのなら、その店を愛顧するお客さんは助けて当然であろう。店と客の関係は金ではなく気持ちでつながっているのだ。
この話とは違うが、馴染みの店が困っていたら助けるのは当然だろう。大事な店をいつまでも続けて欲しいなら困った時はお互いさまでみんなが助け合わないといけない。客だからと踏ん反り返って偉そうに言う客はいくら大金を使ってもその店にとって良い客ではない。きてほしくない客の部類に入るだろう。
地元に一軒、こんなほのぼのとした店があると、心の安らぎ場所として、普段ぎすぎすとした勤め人生活を送っている人は、いいのではないかと思う。
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