2019年02月14日
脱サラ後の飲食店開業を考える!
脱サラし飲食店を開業される人は多い。会社員時代から
グルメを趣味として、休日には食べ歩きをするなど研究を
重ね、退職したら開業できるように準備しているようである。
またカレー・ラーメンなど会社員がランチに行って、自分なりの
こだわりのラーメンやカレーの専門店を開業したいとの希望者も
多い。退職金を元手に不足する資金は日本政策金融公庫の
創業資金とを合わせた開業資金として計画をしているみたいだ。
開業者は、飲食店経営が未経験だからフランチャイズ(FC)に
加盟する人、独力で開業する人と様々である。意外にプロの
指導者を標榜するFC会社の方が経営失敗するケースが多く
訴訟に発展する人も多い。特に需要予測を含めたマーケット
情報を示し、好採算間違いなしと素人経営者に加盟と出店を
促したが、開店したら予想を見事に下回り、その結果、本部と
加盟店が責任の擦り合いをすることは多い。精度の高い
需要予測自体が難しいのに無責任な体質の本部も散見される。
他人資本を活用し積極拡大するというのがフランチャイザーの目的。
そして素人でも加盟金やロイヤリティを払えば飲食店経営が成功
するとの目的のフランチャイザーと噛み合わない結果だ。
双方がウィンウィンの関係を構築する努力をしなければいけない
だろう。開業したらこのような点が多いことから本部を見極める
鑑識眼が必要である。また独力派は居抜き物件で低コストの開店が
可能だが、存続させるのは困難だ。飲食業界は陳腐化のサイクルが
早くブームになってもすぐ終わる店が多く継続することが難しい。
これらは開廃業率の高さ(開業:9%、廃業7.5%)へ如実に
表れている。また飲食は新陳代謝が激しいのでそれを狙った口先だけ
のコンサルタントが多いので要注意でもある。
また飲食店で指導する時に必ず「1人位いいやろといい加減な
仕事をしてはダメだ。1人の後ろには20〜30人の人がいる」と
言う。忙しいからと調理や接客を疎かにしてはいけない。
「普段はきちんとしているから一人くらいいいだろ」という
問題ではない。その一人にたまたま当たった人が気の毒である。
その1人の店への不満が口コミで背後にいる人達に伝わる。
ましてや今はSNSで瞬時に酷評が多くの人に浸透し、取り返し
がつかない事になる。
常に最高のパフォーマンスができるように頑張ろう。
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