2012年08月09日
強敵と書いて”とも”と呼ぶ。U
その当時、俺はずっと同棲してた。そして家がほんとに近いこの人物を呼んで、ほんといつも一緒に3人で飲んでた。
この人物は話が面白いのだ。人と違った視点でも物事を考える。もちろん王道の考え方もする。話を聞いていて、ためになることが多い。九州と伊予出身のカップル二人にとって、江戸の話も面白い。
その子は、オブジェというあだ名だった。サークル内で。別に美術品のように綺麗という意味でつけられたあだ名じゃない。テニスをやっていて、まったく動かないのだ。コート中で立ち尽くしている。それをちょっと皮肉って、サークルの同回生の男がそう名付けた。そして、それが言い得て妙だったのでみんな使い始めた。運動神経は確かに切れていた。
ちょっとした通り名か? そういや最近ケーブルテレビのアニメで「ベン・トー」という作品を見たが、これ結構面白い。いろいろ二つ名がある。「氷結の魔女」「湖の麗人」「変態」半額弁当を奪い合う物語だ。奪い合う「狼」達にはルールがある。半額シールを貼るスーパーの担当者のことを「半額神」と呼ぶ。バカバカしいが面白い。
話が逸れたな。
そう、その彼女、モテキ2〜京都の狼〜編を差し置いて、もうここで話をしてしまおう。もうあれ、だいぶ長編になるからいつ出て来るのかわからなくなってきた。
彼女は、大人しい子だった。初対面ではまずなかなかしゃべれない。伊予の国の、瀬戸内海の小さな島の出身。船でしか四国とも行き来できない。たしか小学校の人数が数人とか言ってた。(あっ、S2君、訂正があったら何なりと突っ込んでね。見てたら。このブログ教えてるの、俺をよく知る人物では君だけなんだから)
でも、話始めるとなかなか面白い人だった。サークルのイベントとかの連絡で、俺が連絡することが多くて、それでいろいろ話し込んでた。
付き合い始めたきっかけは、大学2回生のキャンプの時だった。その前日に電話をした時に、いつの間にか付き合う約束してた。
キャンプの日、いろいろやってるうちに、この子が他の男にくどかれていた。Σ(°Д°;サークル外の男だった。同じスタッフの男が連れてきていた。その時夜、そして暗闇の方へ行こうとしていた。コテージの中から見ていた。
「あっ」
すぐにそっちの方に行って、彼女の手をひっぱって離れた。
「待てよ。俺と付き合うんじゃないのか?」
「うん」
俺はいきなりキスしていた。
(後で知ったが、この光景をほんの5mぐらいのとこで同回生の男や前に話に出た神戸女学院の女の子達が見ていたらしい。……気づいてなかった。暗がりの中にいたみたいだ)
こうして二人、無事に付き合うことになった。両方一人暮らし。彼女は同女で少し距離のある女子寮みたいなとこに住んでた。
たしか付き合ってすぐにそこにこっそり行った。夜、声を忍ばせて。一応個室。古い建物だ。築何十年だろう? 和室だった。
彼女曰はく「たまに隣の部屋から男の人の声が聴こえることあるし、大丈夫だよ。たぶん」
彼女が料理を作った。
―――――――――すごい。栄養面的にも見た目的にも、味的にも素晴らしい出来栄えのものができていた。彼女はたしか家政学科だった。いや、でもそれは関係ないかもしれない。その当時18歳。ずっと家で手伝いしてなければできないだろう。彼女は長女だった。兄弟の中で一番上。歳の離れた弟もいる。
ほんとにこの子の料理の腕は天才的としか言いようがない。俺の母親は料理が得意だが、すでにこの時点でうちの母親の腕を超えている。俺はその当時、コンビニ弁当とか外食とかばっかり。その時点であまり料理とかできなかった。
その部屋、もちろんベッドは一つしかない。シングルベッド。俺は始め、布団で寝たのかな?
…………でも、そこでおさまる俺じゃないことは、みなさんもうおわかりでしょう?
何気にシングルベッドに忍び込む。この辺は壬生狼ではなく忍者だ。
しかし、彼女は新車だった。俺は中古。「あれ」からもうだいぶ時間が経ってる。
…………今だから言えるけど、実はサークルの合宿中もいろいろした。まさに「忍」
ちょうど、モテキ2の真っ最中だ。(そのうち書きます)
新車、難しい。新車に乗るのは初めてだった。キーの挿入も一苦労だ。
その時は、キーを差し込もうとすると新車が痛がるから止めた。取扱い説明書が欲しい。
調べる必要性がありそうだった。
いつしか、ずっと俺の部屋で暮らすようになった。ワンルームだけど。向こうの家には行かない。たしか2回ぐらいしか行ったことない。遠いし。俺の家は平安神宮のすぐ近く。三条神宮道という。彼女の家は千本今出川ぐらいだったと思う。移動手段はチャリ。名古屋で言うとケッタマシーンらしい。
俺はその当時、大学へは相変わらずあまり行ってない。行くとしたらサークル活動のためだけ?(^ヮ^)/ 大抵は、京都御所のテニスコートか関電のテニスコートにいる。2回生が中心となってサークル運営をしている。スタッフという。基本的に2回生の男がやる。メンバーは10人ぐらいか。あまり仕事熱心じゃない奴もいる。イベントだけ現れて楽しんで帰るだけとか。(そのうちメンバー紹介もしなければならないかもしれない)
前にもちょっと触れたが、この彼女を居酒屋に連れて行き、ちょっと変わった料理とか、普通の料理でも特においしいと感じたものなんかを食べると、その味覚で何が使われているのか分析してしまう。そして、その料理が後日自分の部屋で再現されてくる。おそるべき能力だ。調理器具だって、必要最低限ぐらいのものしかない。コンロも一つ。それでも手際よく、段取りよくいろいろ作る。
つまり、胃袋をぐっとつかまれてしまったわけで・・・・・・・・・・・。
(もう1話ぐらい続く)
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この人物は話が面白いのだ。人と違った視点でも物事を考える。もちろん王道の考え方もする。話を聞いていて、ためになることが多い。九州と伊予出身のカップル二人にとって、江戸の話も面白い。
その子は、オブジェというあだ名だった。サークル内で。別に美術品のように綺麗という意味でつけられたあだ名じゃない。テニスをやっていて、まったく動かないのだ。コート中で立ち尽くしている。それをちょっと皮肉って、サークルの同回生の男がそう名付けた。そして、それが言い得て妙だったのでみんな使い始めた。運動神経は確かに切れていた。
ちょっとした通り名か? そういや最近ケーブルテレビのアニメで「ベン・トー」という作品を見たが、これ結構面白い。いろいろ二つ名がある。「氷結の魔女」「湖の麗人」「変態」半額弁当を奪い合う物語だ。奪い合う「狼」達にはルールがある。半額シールを貼るスーパーの担当者のことを「半額神」と呼ぶ。バカバカしいが面白い。
話が逸れたな。
そう、その彼女、モテキ2〜京都の狼〜編を差し置いて、もうここで話をしてしまおう。もうあれ、だいぶ長編になるからいつ出て来るのかわからなくなってきた。
彼女は、大人しい子だった。初対面ではまずなかなかしゃべれない。伊予の国の、瀬戸内海の小さな島の出身。船でしか四国とも行き来できない。たしか小学校の人数が数人とか言ってた。(あっ、S2君、訂正があったら何なりと突っ込んでね。見てたら。このブログ教えてるの、俺をよく知る人物では君だけなんだから)
でも、話始めるとなかなか面白い人だった。サークルのイベントとかの連絡で、俺が連絡することが多くて、それでいろいろ話し込んでた。
付き合い始めたきっかけは、大学2回生のキャンプの時だった。その前日に電話をした時に、いつの間にか付き合う約束してた。
キャンプの日、いろいろやってるうちに、この子が他の男にくどかれていた。Σ(°Д°;サークル外の男だった。同じスタッフの男が連れてきていた。その時夜、そして暗闇の方へ行こうとしていた。コテージの中から見ていた。
「あっ」
すぐにそっちの方に行って、彼女の手をひっぱって離れた。
「待てよ。俺と付き合うんじゃないのか?」
「うん」
俺はいきなりキスしていた。
(後で知ったが、この光景をほんの5mぐらいのとこで同回生の男や前に話に出た神戸女学院の女の子達が見ていたらしい。……気づいてなかった。暗がりの中にいたみたいだ)
こうして二人、無事に付き合うことになった。両方一人暮らし。彼女は同女で少し距離のある女子寮みたいなとこに住んでた。
たしか付き合ってすぐにそこにこっそり行った。夜、声を忍ばせて。一応個室。古い建物だ。築何十年だろう? 和室だった。
彼女曰はく「たまに隣の部屋から男の人の声が聴こえることあるし、大丈夫だよ。たぶん」
彼女が料理を作った。
―――――――――すごい。栄養面的にも見た目的にも、味的にも素晴らしい出来栄えのものができていた。彼女はたしか家政学科だった。いや、でもそれは関係ないかもしれない。その当時18歳。ずっと家で手伝いしてなければできないだろう。彼女は長女だった。兄弟の中で一番上。歳の離れた弟もいる。
ほんとにこの子の料理の腕は天才的としか言いようがない。俺の母親は料理が得意だが、すでにこの時点でうちの母親の腕を超えている。俺はその当時、コンビニ弁当とか外食とかばっかり。その時点であまり料理とかできなかった。
その部屋、もちろんベッドは一つしかない。シングルベッド。俺は始め、布団で寝たのかな?
…………でも、そこでおさまる俺じゃないことは、みなさんもうおわかりでしょう?
何気にシングルベッドに忍び込む。この辺は壬生狼ではなく忍者だ。
しかし、彼女は新車だった。俺は中古。「あれ」からもうだいぶ時間が経ってる。
…………今だから言えるけど、実はサークルの合宿中もいろいろした。まさに「忍」
ちょうど、モテキ2の真っ最中だ。(そのうち書きます)
新車、難しい。新車に乗るのは初めてだった。キーの挿入も一苦労だ。
その時は、キーを差し込もうとすると新車が痛がるから止めた。取扱い説明書が欲しい。
調べる必要性がありそうだった。
いつしか、ずっと俺の部屋で暮らすようになった。ワンルームだけど。向こうの家には行かない。たしか2回ぐらいしか行ったことない。遠いし。俺の家は平安神宮のすぐ近く。三条神宮道という。彼女の家は千本今出川ぐらいだったと思う。移動手段はチャリ。名古屋で言うとケッタマシーンらしい。
俺はその当時、大学へは相変わらずあまり行ってない。行くとしたらサークル活動のためだけ?(^ヮ^)/ 大抵は、京都御所のテニスコートか関電のテニスコートにいる。2回生が中心となってサークル運営をしている。スタッフという。基本的に2回生の男がやる。メンバーは10人ぐらいか。あまり仕事熱心じゃない奴もいる。イベントだけ現れて楽しんで帰るだけとか。(そのうちメンバー紹介もしなければならないかもしれない)
前にもちょっと触れたが、この彼女を居酒屋に連れて行き、ちょっと変わった料理とか、普通の料理でも特においしいと感じたものなんかを食べると、その味覚で何が使われているのか分析してしまう。そして、その料理が後日自分の部屋で再現されてくる。おそるべき能力だ。調理器具だって、必要最低限ぐらいのものしかない。コンロも一つ。それでも手際よく、段取りよくいろいろ作る。
つまり、胃袋をぐっとつかまれてしまったわけで・・・・・・・・・・・。
(もう1話ぐらい続く)
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