2012年07月06日
俺も弁護士に相談してみようかな
その後、親権のことについて真剣に話をする。
韻を踏んでいるのではない。大真面目に話した。
それぞれの家庭環境、子供を養育するにあたって優位な条件、それぞれ主張し合う。
確かに俺は今男一匹だ。それでも立派に子供を育てている人はいっぱいいる。それに、頼ろうと思ったら両親だって孫の面倒はみてくれるだろう。俺がどうしても時間の都合の悪い時には預けとくことだってできるだろう。
親権は譲りたくなかった。でも、今はちょっと考え方が変わっている。そう考えるにいたった経緯については後で詳しく述べる。
今までこの件について家族以外に相談していない。まさかいきなり調停になって相手方弁護士としかやり取りできない状況になるとも思ってなかったからだ。まずは二人で話し合ってからだろうと思っていた。それでモメ始めたら自ら調停にというのは考えていたが。
その調停に、本人出てくるのかな?本人出頭が原則だがなんか出てきそうにないなとか思ってしまう。その場にも弁護士しか来ないことや家族が出てくることが多そうだ。
こう思うには理由がある。これまでのちょっとづつのやり取りの経緯から、本人は本人の意思では何も決められない人だということがわかったから。確かに結婚生活中もそう感じることはあったが、ここまで顕著に症状が現れたのは最近だ。
引越しの日程とか決める際に、この件についてはいろいろ連絡を取ったが、これもまともに会話にならない。自分に都合の悪い話になるとすぐに電話を切る。「後で連絡する」と言ったきり連絡して来ない。何か質問するたびに、それに答えるのに家族会議でも開いているのか?これぐらいの内容、自分で判断できるだろうというような内容すらすぐに返答は返ってこない。
仕方ないからメールに切り替えた。話していて、「言った言わない」の話になることも多かったからだ。〓
妻は自分に都合の悪い事実はすぐに忘れている。本当に忘れているのかそらとぼけてるのか知らないが。まあ、私が過去に何度も言った記憶のあることだって「そんな話聞いたことない」って発言はよくしていたから本当に忘れているのかもしれない。
しかし、今まではそれで良かったが、こういう微妙な話になってくると「言ってない。約束してない」などと言われては困るのだ。
だから記録として確かなメールを選んだ。これなら、そういう問題は後日避けられる。
しかし、このメールだってなかなか返答がない。三日ほど経っても返答がない。引越し予定の期日は、この調子ではあっという間に来てしまうだろう。何を持っていくかとかは細かく打ち合わせておかないと、これも後日面倒になる。こんなことは、二人で決めれる話じゃないのか?
もう呆れ果てていた。
メールに切り替えててよかったなと今にして思う。何せ、会話がすべて記録されているのだ。こういう引越しの話し合いとかでも恫喝されたなんて言い出されちゃかなわない。何せ、今までなかった事実をあったと主張してる人が相手だ。用心に用心を重ねてよかった。もし調停なりでそれを言い出したら、してない証拠として提出してやる。一般に「ないということの証明は難しい」まあ、これに関しては俺に立証責任はないだろうから、問題はないよな。まあ、調停では立証責任のことまでも考えなくていいのか。
相手のあまりに理不尽なやり方には、ちょっと困ったので、俺も弁護士に相談してみようかなと今日になって考え始めた。
「そういや、あいつどうしてるんだろ?」学生時代の司法試験仲間で弁護士になった奴はいる。
「ああ、でもあいつにゃこんなこと相談したくねえ」と瞬間的に判断する。
実は一番仲良くしていたが、こいつが俺がその当時同棲してた女にちょっかい出しやがった。それからいろいろあって連絡を絶った。
名前で検索してみた。確かに弁護士やっていた。しかし、やる気がないのか、ほとんど情報が載ってない。まだ、イソ弁みたいだ。
「おかしいな。こいつも将来独立しようとしてたはずだが」イソ弁が居心地がいいのだろうか?それとも修行の必要性を感じてるのか?そんなタマでもなかったはずだが。何せこいつは、経済学部だったが、司法試験の勉強を始めるや在学期間中にたったの1年半で司法試験に通った奴だ。はっきり言って最短だろう。今の司法試験制度の時代じゃない。法科大学院とかできる前の、まだ合格者が全国で700人ぐらいの時代。
ふと昔を懐かしむ。
あれから時代は結構動いたな・・・・・・・。今は盛んに弁護士事務所がCMを打っている。昔はこんなCM見たことなかったよ。日本もアメリカ型にどんどんなってきているんだな。
俺がやろうとしてる行政書士も、経営努力しなきゃな。決意をあらたにした。
俺にはもう、弁護士になろうという気はなくなっている。訴訟なんてしたくない人種だからだ。そういう自分がはっきり認識できている。それに弁護士になるにはこれから何年もかかるだろう。なっても修行しなきゃ無理だ。
実は行政書士を選んだ理由はこの点にもある。この資格は、初めから独立する人が大多数だ。どこかに勤める人の方が少ない。それに、この仕事は官公庁に提出する書類の作成が中心業務だ。これなら俺はプロだ。
かくして、今弁護士のHPを覗いている。
まさか、自分で弁護士に相談するような気になるとは思ってなかった。そんなこと、人生のうちにそうあることじゃない。あったら困る。
こちとら、過去司法試験の勉強をしたというだけ、それだけなのだ。それも10数年前の話だし、合格してもいない。当然、調停とかに関して実務経験は0だ。
将来商売敵になるであろう行政書士のHPも見ている。
「おっ、離婚専門行政書士なんて人までいる」
行政書士の仕事は非常に幅が広い。その業務範囲の幅が広いのがこの仕事の最大のメリットだ。その業務範囲は行政の役割のように広い。だからその仕事のやり方も様々だ。こういう風に、ある分野に特化する人もいる。特定の専門性を高めるのだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・この俺の経験を生かして、将来この分野を得意分野にするってのは確かにいいな。依頼人の悩みとかほんとに理解できることが多いだろう。何せ自分自身が経験したことなのだ。ちょっとたくましく、自分の悩みすらも将来の飯のたねにしようと考える。
これだけ悩んでるんだ。けっこういろんな知識まで頭に叩き込めた。試験ではとても問われないようなことまで。でも行政書士の仕事をしていくならこういう知識は必要だ。
実は、もう開業後の展開までちょっとづつではあるが考えている。まだ合格もしていないのにおこがましい言い方だが、合格が目標じゃないのだ。その後開業して稼ぐことが目標なのだ。始めから簡単に軌道に乗るという甘い考え方もしていない。経営努力が重要だ。
まずは周りに認知してもらわなければならない。そのためにはHPの開設は当然考えているし、それも自分で創ってみるつもりだ。公務員時代、自分の課のHPの担当もしていた。できるだろう。役所の意思決定みたいに面倒くさい手続きなんてのもしなくていい。デザインがイマイチだなと思ったら素直に委託する。
無料相談も積極的にやるつもりでいる。飛び込み営業なんてことする人もいるらしいが、やっぱり結果は惨憺たるもののようだ。当然だろう。100件回ったところで、行政書士に用がある人なんて普通見つかるとは思わない。困った時しか用はないのだ。まあ、あとは飲食店を開きたいとか思ってる人とか・・・・・・。それも簡単に見つかるはずない。飛び込み営業1000件するぐらいなら無料相談10件受けた方が、実際の仕事につながるケースは多いだろう。
開業場所だって自宅を使うつもりだ。ちょっとした改装でいいだろう。この事務所費に金をかけた人が失敗しやすいらしい。その維持費に苦労するというのだ。しかも、簡単には看板を下ろせない。下ろしたら「あ、事務所が維持できなかったんだな」と見切られるようだ。何年もそこに根をはってこそ認知度も増し信用が高まる。幸い自宅は地元でちょっとした目印として通用する大型店舗のすぐ側にある。この市内の人ならほぼ知ってるし、この県の人でも知っている人の方が多いだろう。そのために鬱陶しいこともあるが、開業するとなると有利になる。看板は人目に触れやすい。
今思い出したが、部内で法律上の問題が生じたことがあって、一度提携している弁護士さんの元へ相談しに行ったことがあった。その弁護士さんの事務所ももただの自宅だった。結構複雑な問題で、解決策はなかった。「行政として、素直に謝るしかないですね。」との一言。そういう事案だった。
この頃は、部内の法律問題の相談に乗るような仕事を担当していた。条例案の作成にたずさわったこともある。
公務員の仕事は、異動があると、まるで転職するかのように仕事内容が変わる。国なら、省庁単位の採用だから、そこまで変わらないのかな?基本的には3年周期で異動はある。縦割りと言われる行政構造だが、地方公務員は横で異動するのも普通だ。だから、常に転職してきたような気分だ。おかげでいろんな経験はできた。その事には非常に感謝している。
だから、本当に転職を考えても何も不思議はないのだが、飛躍のしすぎだろうか?
ぐちになるのだが、その転職の決断について向こうに責められているので・・・・・・・・・・。
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