2012年07月05日
離婚に関しては双方合意の上だけど
その時の電話は短く終わった。いや、強制的に打ち切られたと言っていい。
「子供が泣いてるから」と言われれば仕方ない。
しかし、それとは別に、とにかく早く切りたかったんだと感じた。
私は妻から見ればああいえば上祐だろうからだ。
私は、一方的に「子供は私が育てる」と言い出した妻には不満だったが、収穫はあった。
「よし、向こうも離婚する気は満々らしい」
もう妻に対しては嫌気がさしているので、向こうが離婚しないと言い出す方が嫌なのだ。
その後はすぐに離婚協議に移った。といっても、実は今までまともな離婚協議はしていない。
何度か電話をしてもすぐに切ってしまう。話にならない。
向こうの家に行くことも考えはしたが、また家族裁判にかけられてはかなわない。あそこに行けば北朝鮮で試合するサッカー日本代表みたいなものだ。しかも審判まで向こうの国の人みたいな状況だ。
それに、行ったところで素直に家に入れるかも疑問だった。
実はこの間、私の親が私の家に訪れたのだが、そこでまた驚くような内容を耳にした。〓
なんと、私の母親にまで、向こうの母親から猛烈な攻撃がなされたということだった。要約すると、「公務員だから結婚させたのに、辞めるなんて」ということだった。
・・・・・・・・・・やっぱりそうか。この母親は、俺の肩書だけと結婚させたのね。第一、俺あなたと結婚したんじゃないんですけど。なんか、こういう発言を聞いていると、あの母親主導で何もかも妻は動いていたような邪推までし始める。だいたい、俺はまだしも、俺の母親まで攻撃するってどういうこと?きっと温厚な俺の母親のことだ。何も言えずにただ聞いていたのだろう。事実、謝ったらしい。
父親の口からは、また信じられないことを耳にした。〓
「お前は、出ていけって追い出したらしいじゃないか!しかも鍵かけて締め出したと向こうは言ってる」
・・・・・・・・・・・・・・・・そんな嘘を言っているのか。妻は。なぜそんな嘘つく必要があった?
この事実関係については以前触れた。「ついに別居にいたるまで」参照。
そもそも、妻はこの時点でもまだ合鍵を持っている。合鍵を持っている相手を締め出せるものか。まったく事実無根だ。鍵を返してもらったのは引越しの時だ。
私の父親はさらに俺を責める。
「お前は、落ちたな。お前が仕事辞めるのだって、相手は怖くて仕方なく承知したんだと言ってる。なんでも、足ががくがく震えてって」
「相手はそんな嘘までついているのか・・・・・・ますます信用できなくなった」
これもまったく事実無根なのである。そもそも、その話をしたのは3月の始めで、それから3月4月と夫婦関係は何も問題なくやってきてたじゃないか。もし俺が恫喝するようなことをしていたのなら、もうその頃から関係がおかしくなっているはずだ。だがそんな事実もない。
その相手の言い分を一方的に信じている父親にも呆れたが。
まあ、この父親とは時に大声で言い合いをしてきたことのある関係だ。普段温厚だが、私が怒れば怖いということは知っている。だから信じたのだろう。だが、それはこの父親に対してがまた特別だからだ。この人物ももともとはやんちゃだったエピソードが数々残っている。若いころ、職場で気に入らないことがあって、超お偉いさんの机をひっくり返したことがあるというのは一つの笑い話だ。もっと若いころには警察から山狩りにもあっている。この父親とは俺の反抗期にはよく取っ組み合いの喧嘩もした。あっさり巴投げで投げ飛ばされた。こういう父親だから俺も遠慮なく大声で怒鳴れるのだ。第一、実の親子だ。
そんな調子で妻にも怒鳴ったのだと疑われていたのでは心外だ。少なくとも私は職場でも自分の家庭でも感情に任せてそんなことをしたことはない。
だが、以前触れたが、私の本来の声は野太く、低い。
実は学生時代に飲み会の席で、女の子に怖いと言われたことが何回かあって、それ以来常に気をつけてきていた。アルバイトでも仕事を始めてからも、なるべく人を威圧しないような声を出すことに努めてきた。
そういう工夫をしてきてただけに、こんなことを言われるのはショックだった。
どうやら、昔は外見もパッと見て威圧的だったみたいだ。最近は優しそうとしか言われなくなった。
居酒屋のホールのバイトをしていた時、バイト仲間の女の子が酔っ払いに絡まれていて、私の肩に隠れたので、ふと立ち止まった。立ち止まった瞬間、その酔っ払いがうろたえて謝り始めた。
(見た目そんなに怖いのかよ)と驚いたことをよく覚えている。何度も言うが、俺は極端な平和主義者だ。争いを好まない。
居酒屋バイトは好きだったのでよくしたが、結構重宝された。ホールで女の子が絡まれることはやっぱり多いのだ。その際、それとなく割って入る。よく考えたら、ラウンジとかのボーイも、外国のバーにいるセキュリティもこのためにいるのだろう。
ただ、サーバーの、生ビールの減りが勘定に合わないなあと思っていた事業主がいたら、ごめんなさい。たまに俺が飲んでました。バイト仲間も、俺がテンションが落ちてる時は積極的に差し入れてくれてました。もう時効だよな・・・・・・・・。
仕事を辞める時に、妻にその承諾を求めた、その時の状況を今思い浮かべる。何度思い浮かべても絶対に妻が言っているようなそんな状況じゃなかった。特に、事が事だけに、夫婦の重大問題であるだけに、懇切丁寧に穏やかに言ったはずだ。
「俺、仕事辞めてもよかろうか?」と。
「これからどうするの?」
「人間な、やる気になったら何でもできるんだよ。まあ考えてるのは開業だな」
納得してくれたはずだった。
それを、今になって蒸し返してきて、実は怖くて仕方なくなんて言い出されちゃかなわない。
ふと、昔勉強した訴訟法の知識が頭をよぎる。
蒸し返し防止の要請が強いってこういうことか・・・・・・・。実際に争いの場になったら、こういうことがほんとによくあるんだろうな・・・・・・。民法の信義則も頭をよぎる。禁反言って言葉あるよな・・・・・。
もう、夫婦間の信頼関係なんて完全に破綻してるな。急展開だけど。まあ、向こうも離婚したいって言ってるみたいだからこれはラッキーだ。後は、争点をちょっと整理しといてから、また連絡取ってみよう。
続く
「子供が泣いてるから」と言われれば仕方ない。
しかし、それとは別に、とにかく早く切りたかったんだと感じた。
私は妻から見ればああいえば上祐だろうからだ。
私は、一方的に「子供は私が育てる」と言い出した妻には不満だったが、収穫はあった。
「よし、向こうも離婚する気は満々らしい」
もう妻に対しては嫌気がさしているので、向こうが離婚しないと言い出す方が嫌なのだ。
その後はすぐに離婚協議に移った。といっても、実は今までまともな離婚協議はしていない。
何度か電話をしてもすぐに切ってしまう。話にならない。
向こうの家に行くことも考えはしたが、また家族裁判にかけられてはかなわない。あそこに行けば北朝鮮で試合するサッカー日本代表みたいなものだ。しかも審判まで向こうの国の人みたいな状況だ。
それに、行ったところで素直に家に入れるかも疑問だった。
実はこの間、私の親が私の家に訪れたのだが、そこでまた驚くような内容を耳にした。〓
なんと、私の母親にまで、向こうの母親から猛烈な攻撃がなされたということだった。要約すると、「公務員だから結婚させたのに、辞めるなんて」ということだった。
・・・・・・・・・・やっぱりそうか。この母親は、俺の肩書だけと結婚させたのね。第一、俺あなたと結婚したんじゃないんですけど。なんか、こういう発言を聞いていると、あの母親主導で何もかも妻は動いていたような邪推までし始める。だいたい、俺はまだしも、俺の母親まで攻撃するってどういうこと?きっと温厚な俺の母親のことだ。何も言えずにただ聞いていたのだろう。事実、謝ったらしい。
父親の口からは、また信じられないことを耳にした。〓
「お前は、出ていけって追い出したらしいじゃないか!しかも鍵かけて締め出したと向こうは言ってる」
・・・・・・・・・・・・・・・・そんな嘘を言っているのか。妻は。なぜそんな嘘つく必要があった?
この事実関係については以前触れた。「ついに別居にいたるまで」参照。
そもそも、妻はこの時点でもまだ合鍵を持っている。合鍵を持っている相手を締め出せるものか。まったく事実無根だ。鍵を返してもらったのは引越しの時だ。
私の父親はさらに俺を責める。
「お前は、落ちたな。お前が仕事辞めるのだって、相手は怖くて仕方なく承知したんだと言ってる。なんでも、足ががくがく震えてって」
「相手はそんな嘘までついているのか・・・・・・ますます信用できなくなった」
これもまったく事実無根なのである。そもそも、その話をしたのは3月の始めで、それから3月4月と夫婦関係は何も問題なくやってきてたじゃないか。もし俺が恫喝するようなことをしていたのなら、もうその頃から関係がおかしくなっているはずだ。だがそんな事実もない。
その相手の言い分を一方的に信じている父親にも呆れたが。
まあ、この父親とは時に大声で言い合いをしてきたことのある関係だ。普段温厚だが、私が怒れば怖いということは知っている。だから信じたのだろう。だが、それはこの父親に対してがまた特別だからだ。この人物ももともとはやんちゃだったエピソードが数々残っている。若いころ、職場で気に入らないことがあって、超お偉いさんの机をひっくり返したことがあるというのは一つの笑い話だ。もっと若いころには警察から山狩りにもあっている。この父親とは俺の反抗期にはよく取っ組み合いの喧嘩もした。あっさり巴投げで投げ飛ばされた。こういう父親だから俺も遠慮なく大声で怒鳴れるのだ。第一、実の親子だ。
そんな調子で妻にも怒鳴ったのだと疑われていたのでは心外だ。少なくとも私は職場でも自分の家庭でも感情に任せてそんなことをしたことはない。
だが、以前触れたが、私の本来の声は野太く、低い。
実は学生時代に飲み会の席で、女の子に怖いと言われたことが何回かあって、それ以来常に気をつけてきていた。アルバイトでも仕事を始めてからも、なるべく人を威圧しないような声を出すことに努めてきた。
そういう工夫をしてきてただけに、こんなことを言われるのはショックだった。
どうやら、昔は外見もパッと見て威圧的だったみたいだ。最近は優しそうとしか言われなくなった。
居酒屋のホールのバイトをしていた時、バイト仲間の女の子が酔っ払いに絡まれていて、私の肩に隠れたので、ふと立ち止まった。立ち止まった瞬間、その酔っ払いがうろたえて謝り始めた。
(見た目そんなに怖いのかよ)と驚いたことをよく覚えている。何度も言うが、俺は極端な平和主義者だ。争いを好まない。
居酒屋バイトは好きだったのでよくしたが、結構重宝された。ホールで女の子が絡まれることはやっぱり多いのだ。その際、それとなく割って入る。よく考えたら、ラウンジとかのボーイも、外国のバーにいるセキュリティもこのためにいるのだろう。
ただ、サーバーの、生ビールの減りが勘定に合わないなあと思っていた事業主がいたら、ごめんなさい。たまに俺が飲んでました。バイト仲間も、俺がテンションが落ちてる時は積極的に差し入れてくれてました。もう時効だよな・・・・・・・・。
仕事を辞める時に、妻にその承諾を求めた、その時の状況を今思い浮かべる。何度思い浮かべても絶対に妻が言っているようなそんな状況じゃなかった。特に、事が事だけに、夫婦の重大問題であるだけに、懇切丁寧に穏やかに言ったはずだ。
「俺、仕事辞めてもよかろうか?」と。
「これからどうするの?」
「人間な、やる気になったら何でもできるんだよ。まあ考えてるのは開業だな」
納得してくれたはずだった。
それを、今になって蒸し返してきて、実は怖くて仕方なくなんて言い出されちゃかなわない。
ふと、昔勉強した訴訟法の知識が頭をよぎる。
蒸し返し防止の要請が強いってこういうことか・・・・・・・。実際に争いの場になったら、こういうことがほんとによくあるんだろうな・・・・・・。民法の信義則も頭をよぎる。禁反言って言葉あるよな・・・・・。
もう、夫婦間の信頼関係なんて完全に破綻してるな。急展開だけど。まあ、向こうも離婚したいって言ってるみたいだからこれはラッキーだ。後は、争点をちょっと整理しといてから、また連絡取ってみよう。
続く
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