台所のファンタジスタ　料理の別人

タマネギだ。

タマネギを白いところまでむいてゆくとき、一枚手前のところ、
半分茶色だったり、全面茶色だったりするところの、
ただし、表面が乾燥していない艶っつやの部分、
それがあったら、ラッキーだ。
これをフライパンなり手鍋なりにいれて、湯を沸かす。
二分前後沸騰させて火からおろし、
お気に入りのマグカップに注いでできあがり。

皮と水の量はお好みで。量が多かったり、煮出しすぎると渋くなりすぎるので、
ハーブティーとしては見かけが金色ぐらいの出具合がいいのかな。
もし出すぎてしまっても、スープの素としてつかえるので心配ご無用ｗ

たっぷりのポリフェノール、摂らなきゃもったいねぇｗ

もうねｗｗｗ
結局、さいごに明太子がのっかっていれば母親にとっては明太子パスタだとわかったｗｗｗ

原価的には好都合、昨日同様、パスタに野菜を混ぜた。

パスタを茹でているあいだに、
タマネギ一個と、母親が買いすぎてしなびかけているパプリカ一個を、
麺にからみやすいような適当な長さに細く刻み、
オリーブオイルで炒め、しんなりしたら、少し白湯を足し、また煮る。

麺が茹で上がったら、茹で器にいれたまま湯を切り、
岩塩、オリーブオイル、だし醤油数滴をかけて混ぜ、
火を入れたフライパンに移し、炒めながら野菜と混ぜる。
で、明太子は好きなだけ乗せてもらう。

ほぼほぼ、麺茹での時間＝調理時間となるので、
つくり手としては本当にありがたい。

もうねｗｗ
「○月○日のパスタメニュー、いや、明太子パスタ」で
タイトルを統一してしまおうかと思う今日この頃ｗｗ

明太子パスタなら毎日でも食う、と母親がのたまうのだが、
それではサイフと栄養バランスに危機が迫る。
明太子にはいつも以上にトッピングにとどまっていただくこととして、
パスタに野菜を混ぜた。

パスタを人数分、電気レンジが茹でてくれているあいだに、
タマネギ一個と、母親が買いすぎてしなびかけている白ネギ1/2本を、
麺にからみやすいような適当な長さに細く刻み、
オリーブオイルで炒め、しんなりしたら、少し白湯を足し、
とろみが出るよう煮て、出始めたら火を切り、余熱に任せる。

麺が茹で上がったら、茹で器にいれたまま湯を切ったのち、
岩塩とオリーブオイル、だし醤油数滴をかけて混ぜ、
火を入れたフライパンに移し、炒めながら野菜と混ぜる。

ご存知のとおり、野菜、麺の味付けは、
醤油系の調味料が少しでも入っていれば明太子とのなじみがよいが、
オイルで味が包まれてしまうことも計算して、
ぎりぎり麺だけでたべられるかな、という程度の薄味にしておくと、
主役の明太子がかすまない。この調整は、麺の茹で加減同様、慣れだｗ。

明太子は昨日の続きで、パック物のラップを外してそのまま置き、好きなだけ乗せてくれ状態。

ええｗ　さっそくですわｗ

寒さで冬眠モードに入っている母親と、ここ数ヶ月夜型になってしまったわたしは、
ほぼほぼ昼前に朝飯の雑煮を食うというありさまで（笑）
夜はおせちっぽいおかずで簡単に済まし、元日が終わりました。

母親は餅がたいへん好きですが、わたしはあれば食う的なスタンスゆえ、
近年はもう、生の丸餅を買うことはなくなりましたが、
近所のホームセンターの食品売り場で、
個包装されたパックの薄切り餅を見つけました。

これが便利！　餅のつき方もちがうのか、
インスタントお汁粉に放り込んで使える程度の薄切り具合、
食べやすい、誤嚥のリスクが低い、調理も管理も楽、というわけで、
去年から、正月を問わず台所の米コーナーに、
まるでITの保守担当のように通年常駐しとります。

正直、料理に餅が入ると、ふしぎと豊かな気分になりませんか？

糧食としてたいへん優秀な食材である餅ですが、
別人料理では使っていませんでした。
心理的にぜいたく品であり、幸せだった時代の象徴のひとつなので。

正月早々脱線したｗｗｗ
決していまが不幸せだといっているわけではありません！
予想だにしなかった人生を送っているだけで…　あぁ、正月早々フォローにならんｗｗｗ

ともあれ、二日目は、朝こそ雑煮でしたが、別に飽きたというわけではないけれど、
夕方は明太子パスタに。

パスタを人数分レンジで茹で、
茹で上がったら湯を切り、茹で器にいれたまま岩塩とオリーブオイル、
だし醤油、または醤油を数滴、かけて混ぜ、温めたボウルに移す。
そいつから個々に取皿に取るように、ボウルを卓のセンターに置いて、
その隣にお好きな明太子、
うちは近所のドラッグストアのパック物を、ラップを外してそのまま置き、
あとは好きなだけ取ってくれ状態。

明太子パスタはよく売れるんだ、これが。

平和な正月だよ。　幸せじゃないか。　多分。

2018年、始まりましたね。

今を天国と感じるか、地獄と感じるか、それはともかく、

どなたさまにおかれましても、有意義な一年であることを祈ってやみません。

いま台所では、なけなしのカネをはたいて買い集めた食材で、
母親ができる限りの正月料理をつくっています。元旦なんだがｗ
あと何年、同じ正月を過ごせるか。
に、考えが至ったとき、正月気分を過分な贅沢とは考えまい、との結論にいたり、
三が日は自宅に篭城ｗ　と決めましたｗｗ

出口のないサバイバルは続くのですが、生き抜くには、
たまのハレの日は必要なので。
料理の別人が辣腕アトムの腕をふるうのは、三日ほど先からにすることにします。

ここが天国であれ地獄であれ、
それなりに味わい尽くせば（あ、日本語がおかしいｗ）
不幸せを幸せにかえる糸口が見つかる。

この20年の収穫の一つです。