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2023年10月21日

石川県金沢市 日本三名園「兼六園」の雪景色を堪能する 2023年1月21日来訪

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日本三名園、「兼六園」が見せる雪景色です。


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冬の雪吊りの印象が強い、石川県金沢市にある兼六園(けんろくえん)。
ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで3つ星を獲得したことで、今や日本のみならず、海外からの人気も熱い。
今冬は雪景色が見られるだろうか。
兼六園を、一番きれいに見える雪景色でなんとしても見たい。
今回はその願いを果たすため、叶わず悔やまれた前回訪問のリベンジに訪れた。
日本三名園と称され、国の特別名勝にも指定されている兼六園へ、金沢の中心街・香林坊(こうりんぼう)から歩いて向かう。
ホテルから徒歩10分、たどり着いた早朝の兼六園は、見事な景観を創りあげていた。 
静寂の中、雪がシンシンと降り積もる。
松と雪吊りが見せるのは、荘厳な世界。
まるで別世界に来たようだ。

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降り積もる雪の間から顔をのぞかせる椿の花。
雪が、椿の花を愛で、その美しい存在をより美しく引き立てる。
白色と紅色が織りなして作りあげられた色彩画を前に、眠っていた美の感性も呼び起こされる。
春は桜、初夏はカキツバタ、秋は紅葉、そして冬の椿。
四季折々の花々が、兼六園では訪れる者を楽しませてくれる。

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園内を散策していると、大きな銅像と対面。
こちらは、中央に日本武尊(やまとたけるのみこと)像、左に石川県戦士尽忠碑がある明治紀念之標(めいじきねんのひょう)。
西南戦争で戦死した郷土軍人の霊を慰めるために建てられた記念碑だ。
なんと、日本で最初に建てられた銅像らしい。
同じ「九州討伐」の活動で、モデルとして選ばれた日本武尊像は、身長5.5m。
威厳あるたたずまいからは、平和を問いかける声が聞こえてくるようだ。

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園内中心部に位置する、霞ヶ池(かすみがいけ)。
約5,800平方メートルの面積を有し、深さは最深で1.5mにもなる。
池の周辺には栄螺山(さざえやま)、徽軫灯籠(ことじとうろう)、唐崎松(からさきまつ)などの名勝が点在。
霞ヶ池を廻遊すると、四季折々の庭景が楽しめる。
水面には松の緑が映え、周りの名勝と相まって壮大な景観が作られていた。

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兼六園といえば、やはり松だろう。
兼六園のなかでも、ひときわ枝ぶりが見事な唐崎松(からさきまつ)。
滋賀県・近江八景(おうみはっけい)の一つ、琵琶湖の湖畔にある唐崎松から種子を取り寄せて育てたといわれている。
丁寧に整枝され、雪の重みで枝が折れないように雪吊りをされている巨大な黒松は、背後にある霞ヶ池と相まって日本のよき風情を醸し出している。

四季を通じて、豊かな自然美を味わえる兼六園。
季節による違いも楽しみたい、そう思わせられた、まさに名園であった。

改稿・編集 HT

詳しくは以下のリンクを参照してください。
兼六園公式HP https://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kenrokuen/
金沢市観光公式サイト「金沢旅物語」https://www.kanazawa-kankoukyoukai.or.jp/



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