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2017年07月24日

ドイツ人の親切さ


ドイツ人の親切さ加減は、得てしておせっかいに映ることもままあります。

例えばトラムに乗ってて、バギーの子供が靴下を履いていないとします。
するとそれを目にしたやや中年の女性が「子供に靴下を履かせないと風邪をひくわよ」と何人の人に言われたことでしょう。
息子がまだ小さい時に、そういう経験を同じ在住の友達に話すと、皆異口同音に「そう、そう!」と言ってそれぞれの体験談に花が咲いたことが思い出されます。

私の息子に関して言えば、広場のトラム乗り場で当時2〜3歳の息子と待っているときに、息子が正座をすることが多かったのですが、地面に直接正座をしている息子を見て、何人の人に話しかけられたことでしょう。

bismarckp2.png

「まぁ、お行儀がいいわねー」とか「これ、こんな座り方して足痛くない?」とか「こんなところに座ってるとズボンが汚れるわよ」等々、話しかけてくるのは大抵がおばさんでしたが、皆オープンで親切な中年婦人でした。

またある日スーパーで買い物をしている時、カートに乗っていた息子が時々「雄叫び」を上げているのを私は嗜めたしなめしていたのですが、ついにある男性に「まったくうるさくて叶わないっつ!」と文句を言われてしまいました。

すると後ろからある中年のドイツ人女性が、「あなた、何を言ってるのよ。子供ははしゃぐのが仕事なんだから、文句を言うのはお門違いよ」とかばってくれたのです。

しかし、男性も反撃にでて、ついにおばさんと喧嘩になってしまったのでした。

当時まだドイツ語が上手くなかった私は、そそくさと逃げるようにその場を立ち去ったのでしたが、おばさん、おじさん、ごめんなさい。私たちのせいで嫌な思いをさせてしまって・・・。と、思うしかありませんでした。

よく世界で一番親切なのはドイツ人と聞きますが、これホントと実感します。

これに関連して障害保険もあるくらいなんですから。

例えばあなたが誰かの親切のお陰で車を傷つけたとします。

車をバックしている時、親切な人が「オーライ、オーライ」と誘導してくれるのですが、ところがあなたは自分の車をどこかにぶつけて傷つけてしまいます。

さて、そんな時どうしますか?

そこで傷害保険の登場です。

その人のせいとか、あなたの車の運転の未熟さに関わらず、傷害保険が払ってくれるのです。

こんな保険、日本にもあるのでしょうか

親切といえば、こういう習慣もあります。

誰かがクシャミをするとします。するとどこからともなく「ゲズントハイト!」という声が聞こえてくるのです。「健康」という言葉ですが、「健康に気をつけて」という意味があります。

知り合いでもないのに、こうして赤の他人に声をかけてくれるドイツ人って、ホント、親切な人種なのね〜、と思います。





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ドイツ在住の経験をもとに日々感じたことを書いています。 時々覗いて下ると嬉しいです。最近ドイツにいる息子が描く迷路を「迷路シャツ」としてユニクロからリリースしました。着てるだけで話題になるTシャツです。覗いてくれると嬉しいです♪ 迷路シャツ−ブログ.png
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