2022年06月26日
同性婚が認められていない日本は保守的?
同性婚を認めていない諸規定は憲法違反だ、と訴えていた同性カップルに対して大阪地裁の判決が最近話題でした。憲法では同性婚を認めておらず、それは「憲法違反ではない」との判決に。
2001年に世界で初めてオランダが同性婚を認めたのを皮切りに、現在世界で29か国あります。
それらの国々は以下の通り。
アルゼンチン、オーストラリア、ベルギー、ブラジル、チリ、コスタ・リカ、デンマーク、ドイツ、エクアドル、フランス、アイルランド、アイスランド、フィンランド、カナダ、コロンビア、ルクセンブルグ、マルタ、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、オーストリア、ポルトガル、スウェーデン、スペイン、南アフリカ、台湾、米国、英国、ウルグアイ(順不同)
こうして見ると、主な先進国は(G7)イタリアを除いて同性婚を認めているようです。
今日いつものようにドイツ人のUと話していて彼が言うには、イタリアはカトリックの国なので、これからも同性婚を認めるのは難しいかも知れません。
同性婚の是非については個人的な意見もあるでしょうけれど、人権を考える上では「同性婚も認められるべき」と私は考えます。
男女平等が叫ばれてもう久しいけれど、男女が平等であるべきなら、婚姻も平等であるべきよね、というのが私の意見。
ドイツでは例えばベルリンの市長だったヴォーヴェライト氏 (2001-2014) が「俺は同性愛者だ。だからなに?」と政治家がカミングアウトしたのは初めてで有名な話だけど、ドイツの政治家で「レズ」や「ホモ」は結構な数います。
「ホモ」や「レズ」を未だに忌み嫌う人もいるかも知れないけど、私が最初にドイツに渡った年の1986年ごろはまだ同性愛者が「異星人」のように思えた頃。
それでも街のあちこちで「ホモのディープキス」など目にした日にはぶっ飛んで、カルチャーショックがしばらく続く状態だったけど、今ではレズやホモのカップルを目にするのは日常茶飯事。
エルトン・ジョンや、亡きフレディー・マーキュリーなど、よくミュージシャンなどにゲイがいるけれど、日本でも相当数のホモやレズのカップルがいると思う。でも世間がまだ「慣れてない」せいか、未だに肩身の狭い思いをしているようです。
自分の恋人や伴侶が同性であってもそれを堂々と言えるような社会になるには、まだまだ時間がかかるかも知れません。
でも人間性の自由を認めるのと国の発展意識って相反するものではない気がします。
同性婚を認めていない日本は、そういう意味ではまだ発展途上国?って思ってしまう。
上記の記事はhttps://lichko.info/でも掲載しました。
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