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2018年04月21日

グランクレスト戦記 14話感想 絵、声、音、物語、各クリエイター名仕事の結実

14話 システィナの開放者


あらすじ
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三男サルヴァドルを倒したテオの元に民衆が集い、ロッシーニ家は長男ドーニが討伐に乗り出す。
ロッシーニ家の暗殺者ボルツはアーヴィンを狙い、黒魔女ヤーナはエマとルナを害そうとする。
テオは民衆の力を借りてドーニを討ち、アーヴィンはボルツを倒すも毒を受け、プリシラに救われる。
ヤーナはルナに重傷を負わされ、テオを道連れにしようと魔法を放つがシルーカに阻まれる。
ペデリコは降伏を決断、次男ジュゼルがテオに従属しシスティナの圧政に幕が降ろされる。
感想
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サルヴァドルが討たれて憎悪と悲しみを露わにするペデリコ。モチーフがシチリアマフィアと思われるので家族思いな一面も描写された。ドーニも父親の思いに配慮しており、非道一辺倒ではなく描かれるのが興味深い。圧政するしか道がなかった、という生まれながらに敷かれたレールを抜け出せなかった点では彼らもマリーネやヴィラールと同じなのかも知れない。

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先週に続いてアーヴィンVSボルツの人外バトル。ちなみに原作では「シルーカを奥様と呼びたいしテオとの子供の世話もしたい」という見事な死亡フラグを立ててから戦いに臨んでおり、あまり見られないアーヴィンの内心が面白いのだが、アニメは純粋にこのシーンの激しい動きが見どころである。何度か書いてきたがアニメならではの魅せ方がここでも意識されている。

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ヤーナさんの顔芸がひどい。日笠さんの怪演も聞きどころ。これもアニメならではの魅せ方と言えるだろうか…。ちなみにこのシーン、原作ではヤーナとボルツの会話で彼らの生い立ち・背景が明かされるので興味のある方はぜひ原作をお読み下さい。

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目の前の悪魔を無視し、召喚者であるヤーナを二段ジャンプで撃退するエマとルナ。双子はあまり頭脳派には見えないが機転が利くタイプのようだ。ヤーナの敗因もそういう先入観のせいかもしれない。ニコ動コメントでスカイラブハリケーンを連想する人が多くて笑う。幼少時に試したことのあるおじさんも多いだろう。私もです。

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兵も装備も現地調達のはずなのでこれだけお揃いの鎧があるのは違和感。まあバラバラだと作画も手間だろうしね…ドーニが準備してる間に全村の鍛冶屋さんがフル稼働したのかもしれない。

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フラッグの消失で心理の動きが視覚的に見えるのが面白い。テオのパトリオットは(アニメで明白な説明がないが)戦う勇気を与えるもので、ロッシーニのオメルタは残虐行為を遂行しやすくなるものだから、そりゃガチのぶつかり合いになったらテオ側が有利というものである。原作元のTRPGのように、気持ちや運命、これまでの行いで勝つというヒロイックな展開を、フラッグというシステムを用いることで論理的に実現しているように思う。

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耐えて耐えて耐えてスタミナで勝つという泥臭い戦いでドーニを打ち破るテオ。敵のモブ幹部を二人瞬殺するなど相当強くなっていることが分かって感慨深い。性格的魅力メインの主人公ではあるが戦闘での活躍もやはり見ていて気持ちがいい。「俺の戦い方はこれしかない」というセリフで思い出すのは個人的に6話のミルザーとの手合わせであり、このしつこい戦いぶりがミルザー戦でも見られるかと思うと今から楽しみである。

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箒星VS流れ星の魔法激突シーンはすさまじい迫力。今回はどこもよく動いたがここは特にスゴい。温泉中也さんという著名なアニメーターさんによる仕事らしい。調べてみるとシンデレラガールズアニメのライブシーンも何度か手がけておられるようだ。フリーランスながら重要なシーンを任されて誰がやったかファンにはすぐ分かる、というのはクリエイターとして大変尊敬する仕事ぶりである。
「私の願いは、きっと叶う!」の部分の鬼頭さんの声色は、抑えめな演技ながら背筋が震えるほどに凛とした迫力を感じる。SEも重厚で、アニメに関わる各クリエイターたちの見事な仕事の結実という印象を受ける。

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アーヴィンを治癒するプリシラ。目に光がないのは今後の伏線だろうか。死すべき運命にない、と言われると先週レベッカが死んだのは運命だったのだなと納得できる。ダイス目悪くて天運も枯渇してたんだね……。

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ヤーナの確保を指示されて一瞬間があくアイシェラ。これもこの描き方だと今後の伏線に見える。

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ドーニを討たれ降伏を決断するロッシーニ家。ここの交渉シーンこそテオの本領発揮、性格的魅力のターンである。統治を円滑にするためではなく古き良きシスティナを築き直すためにジュゼルを従属させる、向こうの提案に乗るのではなくこちらから要求する、という実質は同じだが名分が違うことを強調する描写が面白い。4話の感想でも書いたが名分・体面を重視する描写は戦記物らしさを感じられる。
シルーカの表情から察するに、彼女の献策というよりはテオが主体的に交渉したようだが、自身の怨恨を抑えて領民の心情とシスティナの未来をバランスよく考えて決裁する、もはや聖人の所業である。このシーンに白々しさがなく、素直に立派だと感じられるのは、先週は珍しくマイナスの表情を見せていて人間味が描写されたおかげもあると思う。




posted by ぺーた at 13:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ
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