2018年04月18日
覇穹封神演義 13話感想 総集編のようで総集編でない少し新規描写もある総集編
13話 鏡
13話配信(Abemaビデオ)
メイン時系列でストーリーが進行した回ではない(と思われる)のであらすじはなし。まあほぼ総集編と言って差し支えないのだが新規描写もけっこうあった。
王天君=王奕=もうひとりの太公望の謎がほぼ開示。謎を先んじてがっつりつまみ食いして、後々そのメインディッシュまで時系列が到達したときに、空っぽの皿で何を味わえばいいのだろうか?実際に食べさせなくても食欲をそそるやり方がもっとあるように思われる。
少なくともこういうアレンジは原作ファンには好まれないので新規向けと判断するしかないが、新規視聴者にとっては先週から連続性が途切れているので一話飛ばしたような混乱を与えるだけのような気もする。
「広い世界をなるべく見ておきたいのじゃ」
……のじゃ?語尾警察だ!ホールドアップ!!原作が手元にないので定かではないが、太公望の口調は「〜のだ」「〜だのう」であり「〜のじゃ」「〜じゃのう」は使ったことがない……気がする。誤認逮捕だったらすいません。
「宝貝には相性があるからのう!乾坤圏では打神鞭には勝てぬわあ!!」
あれ?2話にこのシーン無かったような…わざわざここを作ったとは考えにくいので、先んじて作ってあったのが当時は脚本の都合でお蔵入りになったと考えるべきだろうか。2話と言えばシーンの反復横跳びが話題になった回でしたね…。
「武成王一族は全員人間界に残ってもらうぞ」
ここは明確に新規描写である。天化の傷含め飛ばしまくった部分の補完なのかも知れないが全然足りない。ほんとなんで天祥削ったんだろう。
女媧(ジョカ)。妲己の後ろにいる黒幕の名前が明らかに。やはり最後のジョカ編までやるようだ。片っ端から大事な部分を先行ネタバレしていく有意性を考えてみたが、仙界大戦後にジョカ編をじっくりやる時間がないので、必要な骨子だけを先行して散りばめることで、のちのち通常通りに物語をなぞるよりは時間を短縮できるということなのかも知れない。
いろいろ裏方の意図は推察できるが、意図が分かれば面白くなるエピソードかというと……。それならこの枠であらすじ回でも入れたほうが良かったように思う。飛ばしたパートの一枚絵をバックにスープーのナレーションでも入れて。一枚絵を新規に用意する必要はあるので作画の手間はあまり省けないが、それなりに新規描写のあったこの13話もそれは同じである。
Dパート(というのか?)でさらに意味深な映像が。原作のない新規アニメであれば物語の深淵を覗いたミステリアスな回として認識されるのかもしれない。新規視聴者が混乱を乗り越えてそう感じてくれることを願うばかりである。
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