2019年10月19日
スピーカーが色んな音を出せるのは? − チコちゃんの番組より −
photo:pixabay
NHKのチコちゃんの番組で!
オーケストラなどでは、色んな位置・場所から、何種類者の楽器が音をだしている。これを、録音してスピーカーから音を出すときは1つまたは2つのスピーカーから音を出している。
なんで!オーケストラのように何カ所からも出してる音が、1(〜2個)のスピーカーから出せるの!
答え:人間が耳で音をバラバラにしているからー!
らしい。
例えば、オーケストラの音源が100個あったとして、それを再現するには家に100個のスピーカーを設置して聴けば、話は分かるが、たった1、2個の音源(スピーカー)で楽器の種類や位置が判定できるのは、なぜか?
の説明をしていた。
おっさんも、いまさらながら、なるほどーと感心してしまった!
理屈とおっさんのへりくつ
2つの音は重ね合わせると1つの音になる。2種類の音は耳に入ってくるときは一つの信号でしかない。左耳と左耳があるので、これでが楽器の左右の位置と奥域が脳の中で処理されるのだろう!
2つの音が100個になったとしても耳の入り口では1個の音、信号となるらしい!
これを電気信号を例に説明していた。2つの信号が合成され1つの、最初と形の異なる別の波形になる。
100個の信号が重なった時は、2個の時とは違う波形となる。
耳の中でカタツムリの渦巻きに似た蝸牛(かぎゅう)の中には、音を感じる細胞があって、音の高さ、周波数によって別々の部位で音を感知し、これを聴神経を経由して脳に信号として送る。脳はこれらの信号を瞬時に処理し過去に聞いたこと認識した音より、楽器の種類を判定している。.... みたいな事だ。
そうゆう意味では、聖徳太子は、すごい人だなあ。10個の音が合成された信号から、耳の中でフィルターをかけバラバラに10個の信号にもどして、脳で10人それぞれの話している言葉を認識できたという事だ。
ちなみに、おっさんはと言うと、難聴+耳鳴りで、
ほとんど常にキーンという音と雑音と人の声が耳に存在する状態だ。
TVと話声とご飯を咀嚼(そしゃく)する音+耳鳴り、
食堂の雑踏、話声、相手の声+耳鳴り、
など、3つ以上の音が同時に入ってくると、なんか言ってるのはわかるが、何を言ってるのかわからない!
これも老化によって、高音を認識する細胞が死滅して倍音を聞き取る能力が衰える事によって聞きたい人のことばがわかりにくいのかもしれない。
音の合成と分解
レコードであれば、音声信号がレコード盤の1本の溝に合成、記録され、カートリッジで左右の信号に分離してアンプ、スピーカーへ信号を伝えてゆく。スピーカーからは1つの連続した波形を出力し、耳の中で、周波数ごとに分離し脳に伝える。
Audio機器でも音(信号)の合成と分解はいろんな場面で行われている。
FM放送なら音声信号を合成した電波をTUNERで分解して音声信号だけを抽出。これも、電波はたった1つの信号という事。
DACの世界ではサンプリング周波数は人間の聞こえる音X2倍の44.1KHzで十分とゆう理論もあるが、その倍くらいの96KHzにすると合成した波形の取りこぼしが少なくなり、倍音も忠実に再生して、よりリアル感のある音になるというのもうなづける!
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ピアノの音も倍音の合成でできている適な事を聞いたことがあるが、逆に周波数の異なるサイン波を何個も重ねて合成するとピアノ風の音ができるという事なのか?シンセサイザーの理屈は、これと同じ理屈か?
よくスピーカーには金をかけろ!と言われるが
ここまでの流れでは、スピーカーは1つの電気信号を発生しているものになるが、機械的な要素が多数あり、倍音の再現性は、スピーカーによってまちまちという事だ。人間の聞こえる音の2倍44KHz、特に4倍96KHzまで出せるスピーカーは無いに等しいかと?2倍の44KHZ出せるスピーカーでも、高級スピーカーになるのでは?高域の再生能力だけでなく、低域では重いスピーカーコーンを瞬時に動かさなばならないので、パワーが必要なのと、出だしの遅れ(位相の遅れ)によって、元の信号とは異なった形の波形で音が出てくる事になる。
ここで、歪が生じ、これが、スピーカーの味や、性格につながってくるのではないかと改めて思う。
ELAC LS30/HB(ハイグロスブラック・2本1組) スピーカースタンド(BS192ME、BS243BE、BS312、BS403用) エラック LS-30 |
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