東京日本橋 旨いもの食べ歩き

人形町にある『人形町 伊勢利』に伺いました。

『人形町 伊勢利』は古民家を改装したフレンチビストロです。
流行っているお店のようで、1ヶ月前に予約をしてようやくお伺いすることができました。

外観だけを見ると日本料理のお店のようです。


1Fはカウンター、2Fはテーブル席です。
2Fに上がる階段が結構急で、2Fに上がるとまさに古民家という店内です。


フレンチと日本酒という組み合わせはあまり経験がないので、日本酒をいただいてみました。
「天明　おりがらみ」という新酒で、とろっとしてフルーティな口当たりで美味しいです。


まずアミューズです。
パプリカのムースに信州サーモンと菜の花が乗っています。


ムースはパプリカを食べているようなフレッシュさに、濃厚なクリーミーさがあり美味しいです。
信州サーモンと日本酒が良く合いました。アミューズから和とフレンチが融合している一皿ですね。

続いてシャルキトリーです。
サラミ、生ハム、レバーペーストとパテを少し炙ったものに、ソースはマッシュルームです。
どれも美味しかったですが、特にパテが美味しかったですね。外側はパリッとしており、中は柔らかくて香ばしい香りも良いです。


パンと一緒にいただきました。このパンが香ばしく、小麦の美味しさがダイレクトに伝わる素晴らしいパンでした。


つづいて日本酒「ゆきの美人」をいただきます。旨みがしっかりしていますが、後味はさっぱりしています。


カリフラワーのスープです。
柚子の香りが良いですね。添えられたチーズにも柚子が入っており、少しずつスープに溶かしながらいただきます。
クリーミーでコクがあるのですが、柚子のおかげでさっぱりとしています。


お魚は真鯛です。
皮目はパリパリで非常に美味しいです。お野菜も味が濃く、食感もしっかり残っています。


お肉は、妻は鴨を選び、私は豚肩肉を選びました。
お肉自体が美味しく、ジャガイモのピューレ、お芋のチップスもシンプルですが非常に美味しいです。



全体的に、素材の美味しさを大事にしているように感じました。

デザートかグラッパを選べるとのことですので、グラッパをお願いしました。
濃縮されたぶどうの香りを楽しみながら、ゆっくりと食後の時間を過ごすことができました。


お会計も12,000円弱と、かなりコストパフォーマンスが高いのではないでしょうか。

四季を感じられるフレンチでした。
季節ごとに通いたい素敵なお店です。ごちそうさました。