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2014年12月21日
Suica混乱で発売方法の見直し検討
20日、開業から100年を迎えたJR東京駅で、記念のICカード乗車券の発売に少なくとも9000人が殺到して発売が途中で打ち切られ、一時、大混乱となりました。
JRではこれほどの人が集まることを想定しておらず、「対応が不十分だった」として、今後の発売方法の見直しを検討することにしています。
JR東京駅では、20日、開業100周年を記念するICカード乗車券「Suica」が1万5000枚限定で発売されましたが、徹夜組を含め少なくとも9000人が殺到したため、JR東日本は、安全が確保できないなどとして、およそ7000枚を残した状態で発売を打ち切りました。
このため、東京駅ではこれに納得がいかない人たちがJRの職員に詰め寄るなど、一時、大混乱となりました。
JRによりますと、購入を希望する人は、19日の朝から並び始め、発売の段階では、列が丸の内南口を先頭に駅を取り囲むように日本橋口の辺りまで伸びていたということです。
これについてJRは、想定以上の人が前日から集まったうえに、誘導の態勢など対応が不十分だったことが混乱を招いたとしています。
このため、JRでは今後、同じような記念の限定品を発売する際は改善策を講じたいとしていて、インターネットやハガキを利用して事前に申し込んでもらうなど混乱しない発売方法を検討することにしています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141221/k10014156441000.html
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中国・韓国に“親しみ感じない” 過去最高に
内閣府が行った外交に関する世論調査で、中国に「親しみを感じない」と答えた人が83%、韓国に「親しみを感じない」と答えた人が66%となり、いずれも昭和50年の調査開始以降、最も多くなりました。
内閣府は外交に関する国民の意識を把握するため、ことし10月、全国20歳以上の3000人を対象に世論調査を行い、60%に当たる1801人から回答を得ました。
それによりますと、中国について「親しみを感じる」、「どちらかというと親しみを感じる」と答えた人が合わせて14.8%だったのに対し、「親しみを感じない」、「どちらかというと親しみを感じない」と答えた人は合わせて83.1%で、調査を始めた昭和50年以降最も多かった去年より、さらに2.4ポイント高くなりました。
また、韓国についても「親しみを感じない」、「どちらかというと親しみを感じない」と答えた人が、去年より8.4ポイント高い66.4%となり、中国と同様、調査開始以降最も多くなりました。
このほか、北朝鮮を巡って関心を持っていることを複数回答で尋ねたところ、「日本人拉致問題」が88.3%と最も高く、次いで「ミサイル問題」が55.6%、「核問題」が54%などとなりました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141220/k10014149911000.html
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2014年12月19日
“STAP細胞作製できず”理研が発表
STAP細胞の問題で理化学研究所は、19日午前、会見し、小保方晴子研究員本人が細胞の作製を試みたもののSTAP細胞を作ることはできなかったと正式に明らかにしました。
小保方研究員は、今月21日に退職するということですが、なぜ論文を書いた本人が実験を行っても細胞が出来ないのに論文が世界的な科学雑誌に掲載されることになったのかなど多くの疑問が残ったままです。
これは理化学研究所の検証チームが午前10時半から都内で会見し明らかにしたものです。
STAP細胞の論文は、ねつ造と改ざんの不正があったと認定され、ことし7月に撤回されましたが、小保方研究員はその後も細胞はあると主張し、理化学研究所は監視カメラがつけられた実験室で本人に実験を行わせる期間を設けました。
会見によりますと、小保方研究員は論文に書いたのと同じようにマウスから取り出した細胞を弱酸性の溶液に浸すという方法でこれまでに48回実験を行いましたが、期限とされた11月末になってもSTAP細胞を作ることはできなかったということです。
また、小保方研究員とは別に論文の共同著者で理化学研究所の丹羽仁史プロジェクトリーダーがことし4月から行っていた実験についても、STAP細胞は出来なかったとして、来年3月までとしていた期限を待たずに実験を終了するということです。
これで理化学研究所が行うSTAP細胞の検証実験はすべて打ち切られることになります。
また会見では、小保方研究員が退職願を提出し、今月21日付けで退職することが明らかにされました。
しかし、論文を書いた本人が実験を行っても細胞が出来ないのに、なぜ論文が作成され世界的な科学雑誌に掲載されることになったのかなど、依然、多くの疑問が残ったままで小保方研究員の退職で真相の解明が難しくなるとの指摘も出ています。
理研・野依理事長がコメント
検証実験の結果、STAP細胞を作ることができなかったことについて、理化学研究所の野依良治理事長は、「STAP現象は、科学界を超えて、社会的問題にもなったことから、理研は、一般社会、国民の関心に応える道でもあると考え、研究不正再発防止改革推進本部の下で、検証を実施してきました。今回、相澤慎一実験総括責任者による検証実験を進め、加えて、小保方晴子氏本人による検証実験を第三者立ち会いの下で、11月末を期限として実施しました。その結果、今回の検証においてSTAP現象の確認には至らなかったことから、これをもって検証実験を終了することを、ここに報告するものです」とコメントしました。
文科相「未熟なうえの不正許されない」
検証実験の結果、STAP細胞を作ることができなかったことについて、下村文部科学大臣は、「STAP細胞が確認されなかったことは、残念な話だ。小保方氏を含めて研究者の実験などが未熟だった。悪意ある不正とも思えない部分もあるが、未熟なうえの不正というのは科学の世界では許されないことだ」と厳しく批判しました。
そのうえで、「検証結果として『STAP細胞そのものは存在しなかった』と確定した。次のステップに進むということだと思う」と述べ、論文の不正についての今後の調査を見守る考えを示しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141219/k10014112091000.html
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