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2014年12月26日

STAP きょう会見で調査結果説明



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STAP細胞の問題で、理化学研究所は26日午前、会見を開き、論文の研究不正に関する調査結果について詳しい説明を行います。
STAP細胞は小保方晴子元研究員本人が行った実験でも作製できておらず、この1年、社会を巻き込む形で続いた研究不正の問題の真相が明らかになるのか注目されます。

STAP細胞の問題を巡っては、ことし1月に発表された論文にデータのねつ造と改ざんの2つの研究不正が認定されましたが、この2つの不正以外にも論文の根幹に関わるさまざまなデータに疑義が指摘され、調査委員会が調査を進めてきました。
その結果、STAP細胞が出来たとする論文の主な結論は否定され、その証拠として論文に示された緑に光るマウスやテラトーマと呼ばれる細胞組織などは、ES細胞が混入したか混入によって説明できることが、科学的な証拠で明らかになったということです。
また、これだけ多くのES細胞の混入があると、過失ではなく故意である疑いが拭えないが、誰が混入したかは特定できないと判断したということです。
さらに、小保方元研究員には、論文に示された図や表のうち細胞が増える力を示したものなど2つについて、新たにねつ造に当たる不正があったと認定したうえで、多くの図や表のオリジナルデータについて、特に小保方元研究員のものが一部を除きほとんど存在せず、本当に行われたのか証拠がない実験もいくつか存在するとしました。
また小保方元研究員が当時所属していた研究室の長の若山照彦氏や、論文を最終的にまとめるのに主な役割を果たし、ことし8月に亡くなった笹井芳樹氏については、STAP細胞が出来た証拠とされた緑に光るマウスなどについて明らかに怪しいデータがあるのにそれを確認する実験を怠った責任は大きいとしました。
理化学研究所の調査委員会は26日午前10時から都内で会見し、詳しい調査結果の内容について説明する予定です。
会見には小保方元研究員は出席しないということですが、この1年、社会を巻き込む形で続いた研究不正の問題の真相が明らかになるのか注目されます。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141226/k10014293551000.html




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