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2014年12月29日

宮崎の鳥インフル ニワトリの処分終わる



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28日、宮崎市の養鶏場で鳥インフルエンザウイルスが検出されたことを受けて、宮崎県は、この養鶏場のニワトリおよそ4万2000羽を処分し、29日午後、敷地内に埋める作業を終えました。

28日、宮崎市高岡町の養鶏場でニワトリ30羽が死んでいるのが確認され、宮崎県が詳しく検査したところ、数羽から「H5型」の強毒性の疑いのある鳥インフルエンザウイルスが検出されました。
このため、宮崎県は国の指針に基づいてこの養鶏場で飼育されていたニワトリおよそ4万2000羽を処分し、29日午後、養鶏場の敷地内に埋める作業と消毒を終えました。
また、周辺に感染が広がっていないかどうかを調べるため、この養鶏場の半径3キロ以内にある5つの養鶏場を対象に検査を行っていますが、これまでのところ、異常は確認されていないということです。
宮崎県は、感染の拡大を防ぐため、この養鶏場から半径3キロ以内の5つの養鶏場と1つの食肉処理場を対象にニワトリや卵などの移動を禁止するとともに、半径3キロから10キロ以内の55の養鶏場を対象に域外への出荷を禁止したほか、おおむね10キロの範囲にある国道などの合わせて10か所に「消毒ポイント」を設けて通行する車を消毒しています。
宮崎県の鳥インフルエンザは、今月、県北部の延岡市の養鶏場で強毒性の「H5N8型」の鳥インフルエンザウイルスが検出されたのに続いて、今回が、この冬2例目です。

隣接する都城市でも対策会議
宮崎県内で飼育されるニワトリの数が最も多く、今回の制限区域に含まれる養鶏場も最も多い宮崎市の隣の都城市で緊急の対策会議が開かれ、年末年始で人手が足りない場合には、職員を招集して感染の拡大防止に取り組むことを決めました。
対策会議で都城市の池田宜永市長は「年末年始で人の出入りが多くなることが予想されるが、防疫対策を徹底したい」と述べ、宮崎県が設置した「消毒ポイント」で作業に当たる人手が足りない場合、年末年始でも職員を招集して感染の拡大防止に取り組むことを決めました。
宮崎市に隣接する都城市は飼育されるニワトリが795万羽と、宮崎県内の自治体では最も多くなっています。
今回の鳥インフルエンザの発生で、都城市では1つの養鶏場がニワトリや卵などの移動を禁止する措置の対象となったほか、25の養鶏場が域外への出荷を禁止する措置の対象となるなど、宮崎市も含め一部が制限区域となった県内5つの市と町の中で、影響を受ける養鶏場が最も多くなっています。
都城市畜産課の柚木崎誠課長は「農家と協力して対策を強化し、鳥インフルエンザを発生させないようにしたい」と話しています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141229/t10014354461000.html




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