今回から組立&塗装の記事となります。
王蟲の組立はいたって簡単です。
体の部分をつなぎ合わせるための基板を組立てた後、甲殻?部分をはめ込んでいきます。
ここまで出来れば見栄えは80%程度の完成です。
後は14個の眼と無数の足をはめ込めば出来上がりという何ともシンプルな作り込なのです。
ではまず体の部分の基板を組立ます。
3つの部品で構成されており、これを組立ます。組立の際、一応接着剤を塗付しておきました。後に甲殻部分をはめ込む際につなぎ合わせた部分が歪んでしまったりするのを防止するためです。
次はこの基板の部分に甲殻をはめ込んでいきます。
パーツは左右分割となっております。基板にはめ込む部分の穴がきついため、この部分をやすり等で削り穴を広げておきます。
左右対称のパーツですのでこれらを張り合わせる必要があります。張り合わせる部分に接着剤を多めに塗付し乾燥後は合わせ目をサンドペーパー等で削り合わせ目を目立たなくする作業があります。
同様に胴体全部分にもパーツを装着します。
この部分についても接着→サンドペーパーがけがの工程を踏みます。
写真を撮っておりませんでしたが、この胴体上面のパーツの他に王蟲の腹の部分になる部分も組み立てております。腹の部分なんて劇中には出てこなかったはずですので、ここは完全にメーカー側のオリジナル&想像になると思います。ですがその再現は見事です。出来上がりの写真は撮ってありますので出来栄えは後ほど。
この甲殻部分の接着整形が整ったらサーフェーサーを乗せてみます。
サーフェーサーはGSIクレオスの1000番です。
どうやら合わせ目消しは綺麗に出来たようです。
このようにサーフェーサーは整形の出来を確認するにも非常に役に立つアイテムだと思います。
また、キットのプラスチック感を消すことでおもちゃっぽさを払拭出来サーフェーサーを乗せるだけでもリアル感が生まれてきます。
次にキット全体に影の部分となるよう塗料を吹き付けます。
使用した塗料は「セミグロスブラック」です。若干の光沢があったほうが、その上に塗り重ねる塗料の発色に違いが出ると思い選択しました。ちなみに説明書では「つや消しブラック」を指定しています。
まさにまっ黒といった感がありますが、何も考えずにハンドピースを扱えるのはここまでです。
次の作業からはコツと経験がいる作業になります。
次はこの上に濃い緑系の塗料を吹き付けていきます。この部分にはGSIクレオスの「RLM80 オリーブグリーン」を使用しました。旧ドイツ軍の戦闘機に使用する色です。
この塗料を影の部分を残しながら吹き付けていきます。
このキットは王蟲の甲殻部分のとげやボコボコを上手に再現しておりますので、これらの箇所や甲殻のつなぎ目部分を意識して塗料を吹いていけば、影を残しながら緑をうまく乗せていくことが出来ると思います。
次は更に明るくした緑系の色を重ねていきます。「RLM82ライトグリーン」を基本に明るい緑系の塗料を調色し吹き付けます。
今度は先ほどの濃い緑を残しつつ全体を明るくさせる表現方法です。
基本的にキットの部分ごとに中央を狙って吹き付けていきます。前に吹き付けた濃い緑と影の部分を塗りつぶし過ぎないよう注意してハンドピースを調整します。
まあ、こんなところでしょうか。
ここで一旦ハンドピースを洗浄しコンプレッサー等を片付けます。
次の工程はドライブラシ作業になりますが、その前に塗装終了したキット全体にウォッシングを施し、キット全体を若干暗めの色にします。
使用しした塗料はTAMIYAエナメル塗料の「フラットブラック」と「フラットブラウン」です。半々ぐらいに調色したものを専用溶剤で濃い目に溶いて、筆を使用して全体に塗りつけます。
ここで1〜2時間くらい時間を空けて乾燥時間を設けます。
今回はここまでです。
次回からドライブラシや足の組立整形作業になります。
こちらで紹介しているSTUDIO GHIBL プラモデルコレクション 王蟲とナウシカは BANDAIから発売されております。現在はAMAZONでも入手できます。
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