むーさんの負けてたまるか

" 脳卒中系のブログや日記はとても真面目です。発症後からリハビリの様子
そしてその成果を見ることのできる本当に真摯なものが多いです
当たり前ですよね　みな真剣ですもの！あたしも入院中は救われた一人ですしね
勿論、五年間のリハビリの様子をあたしも綴っていくのですが
現実は微妙です。だからこそ少し恥ずかしい事や馬鹿なことも書いてみます
どんなふうに感じ　どうなったのかを正直に書くこともアリだと思うからです "




ようやく左手足の麻痺を悟ったのはその日の夜でした。
変な夢や現象のあと（詳しくは　その3 を読んでね）また深い眠りに陥ったようです。

人は病になると寝て治そうとする自然治癒力があるのではないかとと思いす。

相変わらず左半身の存在感や動きはありません。身体には色んなチューブが
取り付けられてます　(^_^;)
勿論トイレもできませんので尿道にカテーテルをさして
オートトイレです(笑)　後でわかったのですがオムツもしてました　(^_^;)

そして　あって間に翌日の朝です。
夢は見ませんでした(笑)
暫くは食事も無いのだろうと
昨日の事は現実だったのだろうかと
娘の誕生日を最悪にしてしまったなぁなどと考えていると
いきなりですが色々やらなきゃいけないことや
連絡しないといけないことを思い出しました。
急に現実にリターンです。

昨晩　嫁君が帰る際に会社と親兄弟への
連絡はお願いしておいたのですが
さすがに他のことまでには気が回りませんでした。
元来、セッカチな気性のあたしはすでに困った君モードです。

　　　　蛇足ですがせっかちさんは血圧が高く
　　　　なるので注意しませう

そこに可愛い看護師さんが登場！ナイスタイミング♪

　　看護師さん　　「むーさんどうですか？」
　　あたし　　　　　　　「ありがとうです　何がなんだかー」
　　看護師さん　　「そうですよねぇ　何かあったらそこのボタンを押してくださいね」
　　あたし　　　　　　　「あい　了解であります」
　　あたし　　　　　　　「あの〜バックの中に携帯電話あるので取ってもらえません？」
　　看護師さん　　「え？電話するんですか？首の角度も今は変えられませんし？？」
　　あたし　　　　　　　「お願いします　すぐにやめますので重要連絡があるのです」

無理やりです(笑)　看護師さんホントごめんなさいm(_ _)m

　　　　あたし　　　　　　「Kさん　むーです　実は病気になりまして週末のゴルフ
　　　　　　　　　　　　　　　コンペに参加できなくなりました　T幹事さんに伝えてﾈ」
　　　　Kさん　　　　「むーさんどうしたよ？大丈夫かよ？」
　　　　あたし　　　　　　「うんうん　大丈夫です　落ち着いたら連絡するよ」

実は重大な用件とはゴルフのことでした　ははは(笑)　アフォですね　(^_^;)

このKさんはあたしの大事な友人で今後もちょくちょく登場します。
その後Kさんは私の電話の口調や雰囲気から
これは只事ではないと直感し　あたしの嫁君に連絡をとり
ことの真相を問い正したそうです。
その事は数日後にわかりました。

これもKさんから後に聞いたのですが
あたしは普通に話していると思いこんでおりましたが
かなり呂律が怪しく　これは変だと即断したそうです。

　　これもこの病気の特徴かもですが
　　まわりから見ても明らかにおかしいのに
　　自分は大丈夫だと変に自信を持っていることです。
　　本人は気づいてないのです。
　　もし　まわりにいたらご注意を！！

　　　　あたし　　　　「嫁君　今日　病院に来れる？」
　　　　嫁君　　　　　　　「あたりまえでしょ　行きますよ」
　　　　あたし　　　　「ノートパソコン持ってきて」
　　　　嫁君　　　　　　　「え？いったい何を言ってるの？」
　　　　あたし　　　　「業者さんに支払いをしなくちゃ」
　　　　嫁君　　　　　　　「仕事するの？今どうなってるかわかってるのー？？」

　　　　　　怒りモード大です。そりゃそうですよネ(笑)

　　　　　　前日　担当のT医師から言われたのは

　　　　ドクター　　「嫁君さん　もう今日は大丈夫ですから　一度　ご自宅にお帰り下さいね」
　　　　　嫁君　　　　　「でも・・・」
　　　　ドクター　　「詳しいことは後日　お話しますが止血もしてますし
　　　　　　　　　　　かなり落ち着いているので大丈夫ですよ
　　　　　　　　　　　ただし今後は厳しい後遺症を覚悟してくださいね」
　　　　　嫁君　　　　　「・・・・・・・・・・・・・・・」

　　　　　　こんな会話があったらしいです。
　　　　　　怒るわけです。
　　　　　　こんどドクターの話の内容は紹介しますね。

　　　　　　その頃のあたしは父の会社に籍を置きながら
　　　　　　副業をしていたのです。ですので決済やら
　　　　　　色々にノートパソコンが必要だったわけです。
　　　　　　この副業があとになって大問題を引き起こす
　　　　　　ことになるのですが・・・
　　　　　　それはまだまだ先のお話です。

とにかく　なだめすかしてノートパソコンを持って来てもらいました。
あたしの発症後二日目　最初のお願いでした。

　　　　　　　　　　　　まだまだ続きます。