むーさんの負けてたまるか

" 脳卒中系のブログや日記はとても真面目です。発症後からリハビリの様子
そしてその成果を見ることのできる本当に真摯なものが多いです
当たり前ですよね　みな真剣ですもの！あたしも入院中は救われた一人ですしね
勿論、五年間のリハビリの様子をあたしも綴っていくのですが
現実は微妙です。だからこそ少し恥ずかしい事や馬鹿なことも書いてみます
どんなふうに感じ　どうなったのかを正直に書くこともアリだと思うからです "



押し迫った平成２４年の終わりに本格的なリハビリは始まりました
いつもは病室に来てくれていた言語リハビリのTBさんの
とこに行くと

「あら〜〜いらっしゃい〜ようこそ私の部屋へ　♪」

相変わらず江戸子ぽい気持ちのよい歯切れで
迎えてくれました　　あたしは彼女の出身は知りません　

顔体操や言葉の訓練など一通りのリハが終わったあと

　　TBさん　　「うん　むーさん　よくなってきたねぇ」
　　あたし　　　　「ありがとうです　手鏡みてリハしてまぁ」
　　TBさん　　「病院も12/30〜1/3は検査もリハビリもないのね
　　　　　　　　　なので 自主訓練おねがいねぇ〜
　　　　　　　　　で　宿題があるの
　　　　　　　　　むーさんは個室で大丈夫だと思うので　テレビでも
　　　　　　　　　見て　大声で笑ってニコニコしててほしいの
　　　　　　　　　簡単でしょ?」
　　　あたし　　　　「へぇ？　了解しました？」

　　笑うことは心にも良いし口を開けて笑えば顔運動にもなるんでしょうが・・・

　　あとで聞いてみると　もちろん　そのこともありますが

　　笑うってことは 素晴らしい ことなのです

　１　免疫力を高める　　 重要な免疫細胞　NK細胞とB細胞の働きを活性化します

　２　記憶力・判断力が活性化する　　アルファ波が増え脳機能を高めます

　３　幸福感ややる気アップ　　 　エンドルフィンやドーパミンが増加します
　
　４　ストレス減少 セロトニン別名「幸せホルモン」「癒しホルモン」が増加します

　５　アレルギー改善 アレルギー症状を引き起こす抗体を減らす効果があります

　６　糖尿病、リウマチ、心臓病を予防 心拍数や血圧の上昇を最低限に抑えます

　７　血行促進 　　 横隔膜が刺激され血流を促進します　腹式呼吸になり血管を広げます

　８　筋力アップ 　　笑いは筋肉をフル活用します

　９　ダイエット！！ 　以外にカロリーを消費します

　　　　だと　言うことです　いやはや　驚きました　脱帽です！！　

　　　　奥が深いぜ　言語聴覚士様　m(_ _)m

お正月の間　笑うことを誓い過ごしました
あたしは　さほど　お笑いなどを見ても笑うタイプでは
無かったのですが　（映画　ドラマでの涙腺はもともと緩いです）
後遺症でしょうかねぇ
喜怒哀楽が激しくなったような気がしました

特にくだらないことでも心から笑える自分に　
自分が驚いていました　
宿題は簡単にこなせました　(笑)

同時にネットで小学低学年が読むような
童話を探して　ゆっくり丁寧に音読し
携帯電話のボイスメモで録音再生しました
聞くと恥ずかしかったですが
よいリハビリになったように思います
（笑えるので録音残しておけば　よかったです）

顔の歪みや左側の垂れ下がりは
多少　顔運動でよくなりましたが
口を真っ直ぐに大きく開ける
事は上手く出来ませんでした
今でも鏡を見て練習することも
あります
言語療法は失語症などの
言葉の部分と
高次脳機能障害などの
認知の部分と
非常に範囲が広いのです


　　　　　　　　　　　　　　　　　 　まだまだ続きます。