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2016年12月07日

大谷「来オフにもメジャー」Wミーティングで大注目

大谷「来オフにもメジャー」Wミーティングで大注目


 日本ハム大谷の話題は、大リーグのウインターミーティングでも注目を集めた。「二刀流」で実績を残していることは米国でも周知の事実。レッドソックスのドンブロウスキー編成本部長は「報告では、彼が(投打の)両方できるのは疑いようがない」と高い評価を明かした。

 すでに全30球団が視察を繰り返している。フィリーズのジョン・マクラーレン捕手コーチ(65=元マリナーズ監督)も今春、日本ハムのアリゾナキャンプを訪れた1人。「過去に打撃好きな投手はいたが、彼の状況は違う。投打とも高いレベルにあるし、これまでに見たことがない」と衝撃を目の当たりにした。

 またカブスでスカウトを務める元日本ハムのフェルナンド・セギノール氏(41)は「米国の野球を変える可能性を持つ、日本最高の選手」と徹底マークの方針。今季カ軍を世界一に導いたマドン監督は、打力の高い救援左腕ウッドを左翼起用したこともあった。二刀流への理解が深い。

 各球団は着々と準備を進めており、日本ハムの移籍容認も想定の範囲内。一方で、大リーグではドラフト対象外の若手を米国外から獲得する場合、契約総額が上限575万ドル(約6億3300万円)と定められている。今オフの新労使協定で適用対象が25歳未満に引き上げられ、22歳の大谷は19年まで移籍が難しいとの米報道もある。

 この規定はキューバ選手を念頭にしており、NPB側は大谷の移籍に支障はないとみているが、米国サイドは慎重な見方もある。レンジャーズのダニエルズGMは「才能にあふれる選手だが、新労使協定がどう影響するか調べていない」。ヤンキースのキャッシュマンGMも「ポスティングされていない選手についてはコメントできない」と話し、冷静に受け止めていた。
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