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【日本ハム】ドラ２石井一成「出られるところでチャンスつかんでいきたい」


　日本ハムのドラフト２位・石井一成内野手（２２）＝早大＝が１６日、西東京市内の早大合宿所で契約金７０００万円、年俸１２００万円で仮契約した。作新学院―早大と名門校で主将を務めた人間性の評価も高く、大渕隆スカウトディレクター（４６）から将来のチームリーダー候補に指名された。

　石井は安定した守備が武器の即戦力遊撃手。二塁手としてポスト田中の座を狙わせる構想もある。大渕ＳＤは「彼はまじめなだけでなく、性格的な強さもある。ゆくゆくは、宮本慎也（元ヤクルト）のように中心的な選手としてチームの根幹を安定させる選手になれる」と期待。石井も「プレーだけでなく、人間的にもしっかりした『これぞプロ』と言われるような選手を目指しています」と意気込んだ。即戦力の期待がかかる大型遊撃手に聞いた。

　―守備が持ち味。本職の遊撃へのこだわりは？

　「ありません。もちろん、遊撃で出たいですけど、プロは厳しい世界。自分の可能性も増やしたいし、出られるところでチャンスをつかんでいきたいです」

　―日本一のチームに入団することのプレッシャーは？

　「ないです。日本一の選手が集まっているところでできるというのは、やる気になるし、誇りに思う」

　―中島、田中がライバルになる。２人の印象は？

　「まだ、テレビの中の人で、ものすごく高い位置にいる方々。一緒にできることに感謝しつつ、競争していきたいです」

　―日本ハムには早大ＯＢが多い。

　「とても心強いです。有原さんには『入ってから分からないことがあれば何でも聞いてくれ』と言っていただいてます」

　―数字的な目標は？

　「特にはないです。しっかり１軍で出られるように、必死にやっていくしかない」