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【阪神】金本監督、糸井に“オレ流調整”容認「彼のやりたいようにやらせたい」

　阪神・金本知憲監督（４８）が９日、オリックスからＦＡで新加入した糸井嘉男外野手（３５）に“オレ流調整”手形を与えた。紅白戦やオープン戦の実戦調整に関しても「出たいと言えば出させる。基本的には彼のやりたいようにやらせたい」と、本人の希望を最優先する。

　ＦＡ加入１年目の調整の難しさは、身を持って経験している。自身も２００３年の安芸キャンプ中に右ふくらはぎを痛め、虎での実戦デビューは３月中旬だった。プレッシャーが最大の敵となるだけに、糸井にも焦らせるつもりはない。所用で甲子園を訪れた指揮官は「実戦は３月でも？　いいよ、全然。オレもそうやったし。全然、自由に」と、スロー調整も認める考えを明かした。

　糸井はオリックス時代の昨年も古傷の左膝の状態を考慮し、初実戦は３月６日のロッテ戦（わかさ京都）だった。金本監督は「任せますよ。何にも（要求は）ない」と全幅の信頼を寄せ、３月３１日の開幕戦に備えさせる。（島尾　浩一郎）