マンション内覧会でこんな指摘する私は「嫌な人？」

2015年08月20日

マンション内覧会でこんな指摘する私は「嫌な人？」

内覧会で購入者の人と一緒に回っていてよく聞かれる質問がある。

「こんなに指摘して、私、「言い過ぎ」かしら？」
「他の人は、こんな指摘を言ってる？」

何せ、ほとんどの人が「初めての内覧会」
どの位の指摘の数が「普通」なのか、不安な方が圧倒的に多い。

それもそのはず、

だって、初めての体験だから。

今回は、そんな話。
まず、結論から言おう。

「全く問題ない。好きに指摘をしてほしい」

１００戸あったら１戸くらいは
「お客さん、そこまで言わなくても…」
という人はいますが、

「ほとんどの人は予想の範囲内」
だから、安心して指摘してほしい。

正直、マンションのディベロッパーによっては
「内覧会の平均指摘項目」を集計していて

このマンションは、「指摘が多い、少ない」
と評価されるが、関係ないと私は感じている。
正直、その数だけでギャーギャー言われるとイライラする。

当然「地域性」もあるし、出来栄えの良し悪しもあると思うが
別に、「指摘が多いか少ないかは建設会社だけの責任ではない」
「あなた達だって、売主検査しているでしょう」と。

でも、本当に大切なのはそんなことではない。
今までの検査と、内覧会は絶対的に違う点が１つある。
そして、そこを制するのが、非常に難しい。

それは、
内覧会は、１００戸あったら、１００通りの解釈で検査されること

つまり、
今までの検査は、検査官(検査官の会社)の基準で複数の部屋を
検査してきたので、ある程度「統一見解」の基に

「一番購入者の方にとって、最適であるだろう解答」
に設定してある。

でも、
内覧会は違う。

その人の、感覚・基準で検査されるから。
同じように設定していても、ある人は固い。ある人は緩い。
ある人の基準でＯＫな仕上がり状態が、別の人にはＮＧだったり。
皆さんの基準はてんでバラバラ。

そして、そういう要望に調整していく。

つまり、この時に初めて

私達のお客様が、
売主１会社から、戸数分のお客様に増える瞬間である。
様々なニーズと基準が一気に増える瞬間なのだ。

これが、マンションを作る上での最大の難関・ポイント。

そして、
あなたにとって初めて自分の部屋を見る瞬間。
一番の感動がある瞬間。
すごいと思うことも、え～と思うこともいっぱいあるはず。

だから、思ったことを素直に声に出してほしい。
だから、指摘をしてほしい。

指摘をして、最後に一緒に仕上げていきたい。

そうしないと、
後から
「あの時、言っとけば良かった～」
と後悔するようになる。

そのせいか

１番後を引くお客様が、
後から色々クレームを言ってきて
「内覧会はそんな会だとは思っていなかった」
と言われる人。

だから、尚更
「指摘を残した」という感覚を残しておいて
悔いを残さないようにしてもらいたいね。

つまり

気づいたことは、気にせずに言ってもＯＫ。
そうすることで、
あなたの想いが造る人へも伝わって
より良い物ができるためのきっかけになるから。

でもね…。
と思う人はこの記事も合わせて読んで理解を深めようね。

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内覧会の案内が来た。わざわざ素人がチェックする必要あるの？