12月5日にオープンしたこの岡山のイオンモール。
駅からもすぐだし、ホールまである。
ゆくゆくは、マンションとセットの開発もイオンはやってくるだろう。
yahooより。
老舗百貨店を“飲み込んだ”! “都市型イオンモール”の衝撃
日経トレンディネット 12月11日(木)11時47分配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141211-01061692-trendy-ind 2014年12月5日、イオンモールが西日本の旗艦店と位置付ける「イオンモール岡山」が、JR岡山駅から徒歩5分の場所にグランドオープンした。
実はこのイオンモール岡山は、数あるイオンモールの中でも異色の存在だ。同社がこれまで得意としてきた郊外ではなく、都市中心部の一等地に出店。建物は地下2階、地上8階建てで、郊外の広大な土地に巨大モールを出店してきた従来の流れとは一線を画する。
中身も既存のイオンモールとは大きく異なる。モールの愛称として東京スカイツリータウンの「ソラマチ」ならぬ「ハレマチ」(岡山は「晴れの国」の異名を持つ)を掲げ、「2013年にオープンしたイオンモール幕張新都心では『モノ消費とコト消費の融合』をテーマにしたが、ここ岡山では文化や情報の発信基地を目指す」(イオンモールの岩本博専務)という。東日本の旗艦店である幕張新都心は郊外型イオンモールの集大成であるのに対し、岡山は新たな挑戦といえるだろう。
年間の来場者数は2000万人。この数値には「遠方からの来場客は含んでいない」というが、山陽新幹線が停車し、山陰や四国方面との乗り換え拠点となっている岡山駅と地下道でつながっていることから、出張や観光で訪れたときに立ち寄るのも容易。実際、県外客を意識したと思われる店舗も多数出店している。
はたして地元客以外も楽しめるのか? そして「都市型イオンモール」の目指す先は? 広大な店内を歩いてチェックした。
●巨大な吹き抜け空間を作った狙いは?
店内に入ってまず印象的なのは、その構造だ。
建物中心部に1階から4階までの吹き抜け空間があり、それを取り巻くように店舗が並ぶサーキットモールとなっている。吹き抜けの1階部分は600平米あり、2000人が集まれるパブリックスペース。壁面には300インチの巨大スクリーンが設けられている。吹き抜けは上層へ行くに従って広がり、4階部分は1000平米に。吹き抜けに面した部分にはベンチやソファなどを1100席を配置し、どこからでも巨大スクリーンがよく見えるようになっている。
店舗面積を犠牲にしてまで巨大な吹き抜けを作ったのは、情報発信のためだ。未来スクエア1階には商業施設としては全国初となる常設のインターネットテレビスタジオ「ハレマチスタジオ」を設置。ここから店内のイベント、店舗情報、エリアの情報を集めたインターネットテレビ「ハレマチTV」を発信し、館内に約50台設置されたデジタルサイネージのほか、イオンモール岡山のウェブサイトを通じて全国へと配信していく。イオンモール岡山のオンラインショッピングサイト「ハレマチオンライン」もオープン済みで、テナントのイオンモール岡山限定商品などを全国へ販売する仕組みも整えている。
6階にはさらに本格的なテレビスタジオ「OHKまちなかスタジオ<ミルン>」もある。岡山・香川県域のフジテレビ系列放送局・岡山放送(OHK)の報道・情報番組がここから放送される。しかもこのスタジオ、商業施設の片隅によくあるサテライトスタジオではない。テレビの制作部隊60人全員が、岡山市郊外の本社を引き払ってオフィスごと引っ越してきたのだ。商業施設に入居した地上波テレビ放送局は前例がない。
スタジオは252平米。広いとはいえないが、スタジオの左右に夕方の情報番組「ミルンへカモン! なんしょん?」と夕方の報道番組「OHKスーパーニュース」のセットがそれぞれ置かれていた。商業施設のフロア構成に合わせているため、天井高は3.5メートルとテレビスタジオとしては異例の低さ。従来の照明だと出演者が熱さを感じるため、すべてLED化するなど工夫したという。
また、館内11カ所に中継用のカメラ端子も設置し、番組内ではモール内のさまざま場所からの中継を織り交ぜる予定。OHKは前述のハレマチスタジオの運営も請け負っており、事実上、イオンモールと一体となって事業を展開していくことになる。放送の大半を東京キー局発の全国ネット番組に依存し、自社制作と言えば情報番組程度という地方局にとっては、新たなビジネスチャンスといえる。
ショッピングモールとしては珍しい施設としてもう一つ挙げられるのが、「おかやま未来ホール」。600席あるシアター型の客席は電動で収納可能で、映画や演劇から会議までさまざまな用途に使えるホールだ。ハレマチスタジオを通じて館内のデジタルサイネージやネットテレビでの生中継も可能で、文化や情報発信の一端を担う予定だ。•••
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